東芝、電気代を表示してエコを喚起するエアコン「大清快」
~「スゴイオン」でウイルスやカビの捕集速度がアップ
大清快 UDRシリーズ |
店頭予想価格は、冷房時の適用床面積が6畳向けの「RAS-221UDR」が20万円前後、10畳向けの「RAS-281UDR」が24万円前後、14畳向けの「RAS-402UDR」が26万円前後、16畳向けの「RAS-502UDR」が29万円前後、23畳向けの「RAS-712UDR」が33万円前後。
冷房時の適用畳数 | 品番 | 電源 | 発売日 |
~6畳 | RAS-221UDR | 単相100V | 11月30日 |
~8畳 | RAS-251UDR | ||
~10畳 | RAS-281UDR | ||
~12畳 | RAS-361UDR | ||
~14畳 | RAS-401UDR | ||
RAS-402UDR | 単相200V | ||
~16畳 | RAS-502UDR | ||
~20畳 | RAS-632UDR | ||
~23畳 | RAS-712UDR |
同社のエアコンでは最上位モデルに当たる製品。同社によると、エアコンなど空調機器の電力は、家庭の消費電力のうち約1/4を占めており、また2010年の家庭全体のエネルギー消費量が、1990年の約30%増になると見られていることから、今回はユーザーが“エコ”に参加し、節電できるエアコンをコンセプトとしているという。
本体前面のパネルでは、消費電力に加えて、1時間あたりの電気代の目安、室内温度、現在の運転モードが表示できるようになった |
今回のUDRシリーズでは、前年モデルから搭載している、室内機正面の消費電力の表示パネルを改良。エアコンの消費電力に加え、新たに1時間あたりの電気代の目安、室内温度、現在の運転モードも表示できるようになった。同社ではパネルを「とくダネ! モニター」と名付けており、これにより省エネ意識を喚起し、また使いやすさの向上にも貢献できるとしている。
さらに、リモコンも改良し、電気代やCO2の排出量などを表示できる「とくダネ! リモコン」とした。リモコンの「おしえてボタン」を押すことで、「一昨日/昨日/今日の電気代」をグラフと数値で知ることができる。また、「運転時間・電気代」「CO2排出量」「今月電気代」も表示できる。同社では家計が気になる人にお勧めの機能としている。
リモコンにはセンサーが内蔵されており、部屋全体ではなくリモコン周囲だけを空調する機能も用意されている。これにより、冷房時は最大で48%、暖房時で最大14%の省エネ効果があるという。同社では、日中、広いリビングに1人で過ごす場合に向くとしている。
エアコンのリモコンには、電気代やCO2排出量などを表示するモニターを搭載。センサーも搭載しており、リモコン周囲だけを空調する機能も備えている | リモコンの表示内容。数値のほか、電気代を示すグラフも表示できる |
運転モードでは、“扇風機並み”の45Wという低消費電力で運転する冷房専用の「涼風運転」を搭載。1時間当たりの電気料金は1円に抑えながら、木陰にいるような快適な冷房を実現するという。
室内機の吹出口に、プラズマイオンの発生装置「プラズマイオンジェネレーター」を搭載。ウイルスや細菌の捕集スピードが、約30%早くなったという |
なお、プラズマイオンチャージャーは従来モデルでも搭載されているが、プラズマイオンジェネレーターはUDRシリーズで初めて搭載された。この「スゴイオン」により、ウイルスなどの捕集スピードは、昨年モデルよりも約30%アップしたという。
このほか、窓を開けずに部屋の空気を入れ替えられる換気機能も搭載する。スゴイオンと換気機能は、暖房・冷房・除湿運転との併用も可能となる。
「スゴイオン」の仕組み |
暖房運転では、帰宅時や就寝前などに素早く部屋を暖める「夜ダッシュ」機能を追加。事前にリモコンで時刻を設定することで、設定時刻前にコンプレッサーを低速で回転して熱交換器を温め、短時間で温風を吹き出す仕組みになっている。また、従来機種でも搭載されていた「朝ダッシュ」も継承。朝・夜の両方でダッシュ運転も可能となっている。
素早く部屋を暖めるダッシュ運転を、朝だけでなく夜にも搭載した |
このほか、室内機の幅は、全機種で10年前の機種と同様のサイズとなる790mmに設定。フィルター、熱交換器の自動掃除機能も備える。
室内機サイズは790×242×295mm(幅×奥行き×高さ)。室内機のカラーはクリスタルホワイト、クリスタルゴールドが用意されるが、RAS-221/251/361/401/712UDRではクリスタルホワイトのみとなる。APF、期間消費電力量などの数値は現在のところ未定。
(正藤 慶一)
2009年10月28日 17:56
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