セイコー、世界の海洋シーンを映し出す“海洋楽園”

~プロジェクター機能やスピーカー機能も

 セイコークロックは、海洋シーンを壁面に映し出すデジタル時計を12月上旬より発売する。希望小売価格は14,700円。

「海洋楽園 YB501W」

 玩具メーカーのタカラトミーと共同開発したアミューズメントタイプのデジタル時計。世界の海洋をテーマとしており、ドーム型の本体には海洋をイメージしたアニメーションや音声が流れる。また、これらの映像は本体のドーム部分を外して壁面に映し出すこともできる。

アニメーションは本体のドーム型カバーを取り外して壁などに投影することもできる

 本体は「クルーズモード」「時計モード」「音楽モード」「ライトモード」など全部で4つのモードを備える。

 クルーズモードでは太平洋、インド洋、大西洋、北極海、南極海など世界の著名な5つの海をテーマとしたアニメーションが、それぞれの海の深度に応じて16シーン用意される。アニメーションは映像だけでなく、波の音や映像中に登場する生物の鳴き声と共に再生される。

本体に内蔵された16シーンのアニメーション。海域や深度で分けられている

 アニメーションの流れる順番や時間などは色々な海洋シーンを約6分ごとにランダムに表示する「フルオート」、見たい海を設定し深度や約6分ごとに変化する「セミオート」、見たい海や深度を設定し表示する「マニュアル」の3タイプから選択できる。

 クルーズモード選択時は、毎正時になるとイルカの群れがアニメーションで流れるなど数パターンのイベントが表示される。また、本体をトントンと2回たたくと、アニメーション中の生物が反応する「トントンセンサー」機能などを備える。

 時計モードでは、水中の小魚が集まって時刻とカレンダーをデジタル表示するほか、アラーム機能とグリーティング機能を備える。アラーム機能では指定した時奥になると白イルカの鳴き声と口から空気の輪を出すアクションで時刻を知らせる。グリーティング機能では、本体画面に「THANK YOU!」「HAPPY BIRTHDAY!」「LOVE」のいずれかのメッセージを表示することができる。

時計モードでは魚が集まって時刻とカレンダーをデジタル表示する機能やアラーム機能、グリーティング機能が搭載される

 音楽モードでは、市販のケーブルでオーディオ機器と本体を接続することで、本体内蔵のスピーカーから音楽を聞くことができるというもの。

 ライトモードは、ライトボタンを押して本体をインテリアライトとして使用するモードとなる。ライトの色はブルーで、8時間の自動電源OFF機能が搭載される。

音楽モードでは、外部の音源を本体スピーカーから流すことができる。なお、スピーカーはステレオサウンドに対応するライトモードでは本体をインテリアライトとしても使用できる

 このほかアラーム設定時のスリープ機能、5段階の音量設定機能などが搭載される。

 本体サイズは166×161×178mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約600g。電源はACアダプターか単三電池4本のいずれかを選べる。





(阿部 夏子)

2009年10月27日 12:47