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ダイソンが電気自動車の開発を発表。投資額は2,900億円以上で、大気汚染問題を解決

 ダイソンは、電気自動車の開発をスタートし、2020年の発売開始を目標としていることを明らかにした。投資額は、20億ポンド(約2,900億円)以上になるという。

過去にジェームズ ダイソンが開発に着手した、自動車の排気システムに取り付けられるサイクロンフィルター

 電気自動車の開発については、9月26日英国時間15時30分に、ダイソン チーフエンジニア・ジェームズ ダイソンよりアナウンス。同社のエンジニア達に加え、自動車業界出身の新たなダイソン社員を集め、特別チームの編成を開始した。現時点で400名を超えるチームとなっており、引き続き積極的に人材の雇用を進めていくという。

ジェームズ ダイソン

 ジェームズ ダイソンは、電気自動車の開発背景について以下のようにコメントしている。

 「(中略)一貫して私が目指してきたのは、世界的な大気汚染問題の解決策を見出すことです。数年前、自動車メーカーがその姿勢を変えようとしないことに気付き、私は新たなバッテリー技術の開発にダイソンとして力を注ぐことを決めました。電気自動車開発こそが大気汚染問題の解決策だと信じたからです」

 なお、同プロジェクトにおいて、現時点では更なる情報共有、公開の予定はないという。自動車業界における新しい技術開発の競争は熾烈なため、ダイソンが取り組む電気自動車に関わる秘密保持は鉄壁である必要があるとしている。