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パナソニック、3つのセンサーで“掃除を完結できる”ロボット掃除機RULO(ルーロ)

 パナソニックは、3つのセンサーを搭載、アプリとの連携機能も追加したロボット掃除機「RULO(ルーロ) MC-RS800」を10月30日より発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は15万円前後(税抜)。

ロボット掃除機「RULO(ルーロ) MC-RS800」
本体裏面

 従来より搭載していた赤外線センサー、超音波センサーに加え、レーザーセンサーを新たに搭載、3つのセンサーで室内を正確に検知するロボット掃除機。パナソニックによると、センサーの種類によって、検知しやすいもの、しにくいものがあり、複数のセンサーを搭載することで、より検知の正確度が増すという。

従来より搭載していた赤外線センサー、超音波センサーに加え、レーザーセンサーを新たに搭載、3つのセンサーで室内を正確に検知する。センサーには得意、不得意があり、複数を搭載することで、弱点を補える

 従来より搭載していた赤外線センサーは、距離をピンポイントで検知するので、壁面走行と落下防止に機能するが、ものをピンポイントでか見えないという。また、超音波センサーは前面で広い範囲に音波を出すことでぼんやりと全体を見ることが出来るが、障害物の正確な位置は不明だという。今回新たに搭載したレーザーセンサーは、レーザーを水平ライン状に照射し、カメラで障害物の位置を検出する。ロボット掃除機でこれら3つのセンサーを搭載しているのはルーロだけであり、これらのセンサーを搭載したことで約2cm幅の家具の脚まで正確に検知、しっかり掃除できるという。

3つのセンサーを搭載したことで、ルーロの室内検知機能は飛躍的に向上した
細い家具の脚も見分けて、脚周りにたまるホコリもしっかり掃除できるという
約2cmの棒も存在をしっかり検知、ぶつからずにギリギリまで近寄って、周りを掃除する

 また、自身がどう動いているかを認識するマッピング機能も搭載。カメラで室内を検知することで、規則的なルート走行が可能になり、掃除時間が大幅に短くなった。従来のランダム走行では、14畳の室内を掃除するのに約50分かかっていたが、ルート走行では約25分で効率的に掃除できる。

自身がどう動いているかを認識するマッピング機能も搭載。規則的なルート走行が可能になった
ルーロ本体が動いた方向と、距離を認識。そこから室内のマップを作っていく

 本体には約20μmの微細なゴミまで検知するハウスダスト発見センサーを搭載。ゴミの量に合わせて運転を自動で制御する。これらの機能により、人が掃除機を使って掃除するよりも、ルーロを使った時の方がゴミの捕集率が高く、ルーロだけで掃除を完結できる性能が備わったとする。

約20μmの微細なゴミまで検知するハウスダスト発見センサーを搭載。ゴミの量に合わせて運転を自動で制御する

どこを掃除したか、どこが汚かったかまでわかる専用アプリ「RULOナビ」

 スマホでの操作にも対応する。専用アプリ「RULOナビ」では、運転スタートやスケジュール管理などができるほか、お掃除記録(ゴミマップ)も確認できる。これは、ハウスダスト発見センサーとマッピング機能によって作成された地図で、掃除した場所と吸ったゴミの量を毎回掃除後に確認できるというもの。ゴミが溜まりやすい場所や、きちんと掃除できているかなどを確認できる。

専用アプリ「RULOナビ」では、運転スタートやスケジュール管理などができるほか、お掃除記録(ゴミマップ)も確認できる

 また、アプリでは掃除しないモードを指定できる「エリア指定モード」や、指定したエリアを丁寧に掃除する「徹底お掃除モード」、ゴミの多い場所を絞って掃除する「お手軽モード」なども備える。

 「従来、お掃除ロボットは掃除できているかできていないか、充電台に戻っているか戻っていないかなど、不確定な要素が多く、ロボット掃除機+αの掃除が必要でした。新生ルーロでは、+αの掃除が必要ない、本体だけで掃除が完結できることを目指しました」(製品担当者)。

お掃除記録(ゴミマップ)では、どこを掃除したか地図で確認できる
特にゴミが多かった場所はオレンジで表示される
掃除エリアを選択できる機能も備える
例えばペットのえさなどが置いてあるスペースなど、掃除して欲しくない場所は、マップで指定できる

 本体サイズは330×325×92mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3kg。集じん容積は0.25L。充電時間は約3時間。連続使用時間は約100分。最大稼働面積は約120畳。