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パナソニック、業界最小で建築空間に調和するLED非常灯

 パナソニックは、業界最小・最軽量のLED防雨型シーリング非常灯「非常用照明器具 30分間タイプ(階段通路誘導兼用型)」を、3月1日に発売する。昼白色(5,000K)/電球色(2,700K)の2タイプを用意し、いずれも価格は98,000円(税抜)。

LED防雨型シーリング非常灯「非常用照明器具 30分間タイプ(階段通路誘導兼用型)」

 マンションの共用廊下や、建物の軒下に設置するLED非常灯。同社の非常時光源はこれまで蛍光灯だったが、LED化することにより、薄型でコンパクトなデザインを実現。容積は約73%、厚さは約47%、重量は約57%カットし、業界最小・最薄・最軽量で、建築空間への圧迫感を抑えさりげなく調和するという。

 また、常時・非常時光源をどちらもLED化することにより、省エネ性もアップ。1台あたりの消費電力は、同社の蛍光灯が25Wだったのに対し、LED非常灯は9.1Wになり、約64%削減できるとする。

小型で圧迫感を抑えたデザイン

 重さを軽減したことで、取り付けや持ち運びも楽にできるようになり、施工性が向上した。別売りのリモコンを使えば、自己点検機能によって蓄電池の定期点検作業が簡単になり、メンテナンス性もアップしたという。LEDの光源寿命は約40,000時間のため、ランプ交換の手間が省ける。

 リニューアル対応も考慮し、取り外した既設器具の跡が隠れるよう、リニューアルプレート(価格:10,000円)を用意。既設の取り付けボルトや、電源線を活かしたリニューアルを可能としている。

 このほか、廊下などで統一感のとれた照明配置ができるよう、同じデザインの一般照明器具も同時に発売する。昼白色/電球色の2タイプを用意し、いずれも価格は65,000円(税抜)。

軽量化したことで、取り付けなどが楽にできるようになった