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IoT家電、70%以上の人が「セキュリティについて十分な説明が欲しい」
2017年2月15日 13:08
ジャストシステムは、「“IoT家電”に関する実態調査」をネットリサーチサービス「Fasttask」を利用して実施した。20~69歳の男女2,204名を対象に「IoT家電」の認知度や各機能の必要性の有無についてなどを調査している。
まず、「IoT(Internet of Things)」という言葉については、半数以上にあたる52.7%の人が認知していた。
スマートフォンやタブレットと家電製品を連携させて使う「IoT家電」に関しては、利用状況や位置情報などの様々な「個人情報」が蓄積、送信される。こうした「IoT家電」利用に関わる「個人情報」の取り扱いについての質問では、50.9%の人が「提供する個人情報の種類によってIoT家電の利用を判断したい」と回答し、慎重な姿勢を見せた。また、24.9%の人は「個人情報を提供する必要があるIoT家電は無条件で使いたくない」と回答している。一方、17.8%の人が「個人情報提供はそれほど気にならない」「気にならない」としている。
また「IoT家電」は利便性が高まる反面、インターネット接続による不正アクセスや情報漏洩などのセキュリティ面での危険性もある。このような「IoT家電」のセキュリティに対してどう思うかという質問には、「購入する際に店舗からセキュリティについて十分な説明が欲しい」という人が74.7%、「購入する際に何らかのセキュリティの証明書が欲しい思う」が74.6%、「購入する際にセキュリティについての講習会などを開いて欲しいと思う」が42.3%という結果になった。
IoT家電の各機能に関しても調査している。「IoTエアコン」の認知度は、全体の半分以上となる51.9%だった。IoTエアコンを知っている人のうち、スマートフォンと連携させて外出先から、自宅のエアコンの操作ができる機能について40.6%の人が「自分に必要」と回答、「それほど必要ない」29.6%、「必要ない」24.7%、「むしろ迷惑」3.7%という結果になった。
IoT洗濯機の認知率は39.7%だった。認知している人に「スマートフォンなどから洗濯機の消費電力を確認できる機能」について質問したところ、「自分に必要」と回答したのは27.6%で、「それほど必要ない」36.8%、「必要ない」30.8%、「むしろ迷惑」3.2%を下回る結果となった。
そのほか、各IoT家電の認知度は、「IoT照明器具」が54.6%、「IoTオーブンレンジ」が38.9%、「IoT掃除機」が35.9%、「IoT冷蔵庫」が42%だった。