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シャープ、エアコンの主要パーツが外しやすく手軽に掃除できる「Xシリーズ」
2016年9月27日 18:08
運転停止中もプラズマクラスターを放出し、部屋のカビ菌を抑制
同社エアコンは2015年モデルから、運転停止中もカビが生えやすい状況になると自動でファンを逆回転させ、エアコン内部のカビを抑制する「プラズマクラスターパトロール」機能を搭載している。
近年はリビングなどで部屋干しする人が増え、部屋のカビに悩む人も多いことから、Xシリーズでは同機能を強化。運転停止中にカビが生えやすい状況になると、自動で高濃度プラズマクラスターイオンを放出することで、エアコン内部はもちろん、部屋の中のカビも抑制するという。
エアコン内部のカビの発生を抑制する「風クリーンシステム」も搭載。運転中のホコリの侵入を防ぐほか、停止後はしっかり湿度を取り、停止中は「プラズマクラスターパトロール」で環境をみはることで、カビ菌の数を約99%低減するとしている。
さらに自分で掃除しやすいよう、エアコンのダストボックスやフィルター、掃除ブラシなどの主要パーツが簡単に取り外せるようになった。ルーバーまで取り外せば、送風路に手が届き、手軽に拭き掃除ができるという。なお外したパーツは水洗いが可能となっている。
体に直接風を当てず、足元を温める「エアロダイナミックフォルム」
同社エアコンの気流の特徴でもある「エアロダイナミックフォルム」を引き続き搭載。無風でストレスのない快適空間を目指し、冷房時は天井に沿って風を届け、暖房時はロングパネルで風を押さえて足元を温めることで、直接体に当てることなく足元から温めてくれるという。
これにより、暖房時の足元温度は最高42.5℃を実現するほか、足元の温度設定もできるため、床暖房のような暖かさを体感できるとしている。
本製品は、人のいるエリアを検知するセンシング技術とエアロダイナミックフォルムにより、エアコンから離れた場所にいるときはパネルを大きく開き、エアコンに近い場所にいるときはパネルを下向きにして、温風を足元に届けることが可能。広いLDKで1人で過ごすときに便利な機能となっている。
このほか新機能として、霜取り運転時間を従来除霜より短縮する「スピード除霜」と、霜取り運転前に室温を上げる「プレフォーム」を搭載。この2つの除霜が、霜取り運転時の室温低下を抑える。
人工知能が好みの使い方を学習し、自動で制御
本製品は、人工知能により個々に合った運転モードを選ぶ「COCORO AIR(ココロエアー)」を搭載。別売の家電ワイヤレスアダプター(店頭予想価格15,000円前後)を取り付け、エアコンをクラウドにつなげることで、人工知能が地域や使い方を理解・学習し、自動的に運転を制御するという。
好みの使い方を学習する「使い方フィット」は、エアコンの設定温度の操作履歴をクラウドに蓄積し、そのデータをもとに学習、設定温度で自動調整する。また「地域フィット」は、その地域の季節情報や天気情報をインターネットから入手して運転モードを選択するほか、その日や翌日の天気予報を音声で知らせるという。
そのほか、自宅から一定距離を離れると、エアコンの運転状況をスマートフォンに通知する機能も搭載。切り忘れを防止するほか、外出先からエアコン操作もできるため、帰宅前にエアコンを開始することもできる。