タッチパネルの皮脂汚れがスルッと取れる「iガラコ」

キングジム「iガラコ」

　「ガラコ」と言えば自動車用のウインドウに塗る撥水タイプのガラスコーティング剤として有名だが、このタッチパネル版として登場したのが、ガラコを販売するソフト99コーポレーションとキングジムとのコラボ商品「iガラコ」だ。

　とはいってもこの商品は撥水剤ではなく、あくまでも汚れ防止効果を狙ったものである。これをあらかじめコーティングしておくことにより、スマートフォンのタッチパネルに付着した指紋などの皮脂汚れを、いつでも簡単に落とすことが可能となる。

パッケージ

本体は手のひらサイズ

　その外観は、カー用品のガラコを小さくしたような形となっている。色もオレンジで、「glaco」のロゴの書体も同じだ。使い方は自動車版と同じように、キャップを外してから押しつけて液を出し塗布する。ただしパッケージには、液の飛び散りを防ぐため、塗る前にスポンジ面を上にしてティッシュペーパーで数回軽く押すようにと書いてある。

カー用品のガラコ(左)との比較

キャップを外した状態

　また、塗る前に、タッチパネルの汚れを除去しておく必要がある。塗布する際には内側から外側に向けて円を描くように塗る。その際、スピーカーやマイクなどに液が入らないよう注意して欲しい。また、塗ったあとは、すぐにティッシュペーパーで塗り跡が見えなくなるまで拭き取り、それから2時間以上乾燥させる。

　なお、保護フィルムが貼られたタッチパネルや、ほかのコーティング剤が塗られているタッチパネルには使用できないので注意が必要だ。

タッチパネルについた指紋がキレイに落ちる

　早速試してみた。「完全に見えなくなるまで」と書かれていたので念入りに拭きとる。液は、粘度が低めでサラサラとした感じだが、完全に拭きとるには意外と手間がかかる。拭きとったあとは、乾燥のため2時間ほどそのまま置いておいた。

　2時間後にディスプレイを見てみると、見た目は塗る前と変わらない。しかし、ディスプレイを操作し、指紋を付けて改めてティッシュで拭いたところ、一拭きで付着した指紋がサッと取れた。指紋拭きには同じティッシュを使っているが、iガラコを塗布する前に比べて、明らかに汚れ落ちが違った。

電源を切った状態で塗布する

塗り終えたところ

ティッシュで念入りに拭きとる

乾燥後の状態

　ほかにも、ジーンズのポケットやカバンの中に入れて汚れを付けてみたが、多少の汚れが付いてもティッシュやハンカチで拭いただけですぐに汚れが落ちる。また、ホコリの付き方もコーティング前に比べて少ない気もした。コーティングによって画面の見え方に変化なども見られず、ディスプレイの見え方はとてもクリアだ。

　保護フィルムを貼るのは嫌だけど、画面に指紋がベタベタと付いてしまうのは避けたい。iガラコはそのような「保護フィルム貼らない派」におすすめのグッズだ。1本でスマートフォン約20回分の塗布が可能で、効果は約1カ月保つとのことなので、定期的に塗ることでスマートフォンの汚れをしっかりとガードしてくれるだろう。