やじうまミニレビュー
アッシュコンセプト「アーチルーラー D-290」
アッシュコンセプト「アーチルーラー D-290」 |
机の上で定規を使っている時、定規を掴めずに四苦八苦した経験はないだろうか。定規を手に取ろうとしても、横にシュルシュルと滑るばかりで、一向に掴めない。平べったい定規が、平らな机に吸い付いているかのようで、もどかしい。
今回紹介するのは、そんなイライラを解消してくれる、気が利いた定規だ。
メーカー | アッシュコンセプト |
製品名 | アーチルーラー D-290 |
希望小売価格 | 525円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 525円 |
アッシュコンセプトの「アーチルーラー D-290(以下、アーチルーラー)」は、本体が微妙に湾曲した定規である。机に置くと、中央部分が少し浮くため、机の上から手に取ろうとする時もつかみやすいのだ。
さらに、この湾曲を活かして、机の隅などに立てておくこともできる。デスクの省スペースともなり、書類の山に埋もれる心配もないという。
シンプルなパッケージ | パッケージ裏には使い方が絵でわかりやすく記載されている |
本体の中央部分が弧を描いている | ひっくり返したところ | 横にすると立った! |
素材は透明のアクリル樹脂でできていて、サイズは155×30×10mm(幅×奥行き×高さ)。本体には15cmまでの目盛が付いている。カラーはブルー、グリーン、オレンジ、ピンクの4色があり、今回はブルーを選んだところ、ほぼ無色透明に近いものだった。外見はシンプルで涼しげなので、机の上に置いていてもごちゃごちゃしないのが嬉しい。
さっそくノートに押し付けてみよう。中央部分の丸いくぼみを押すと、アーチルーラーがしなり、ペタっと平らになる。
アーチルーラーを押し付ける様子。本体のしなりに注目していただきたい |
中央の丸いくぼみを押して、押さえつける | 下の紙と水平に、定規が平らになるので、まっすぐな線が引ける |
こうして下にしっかり押さえつけていればきちんと長さを測れるし、まっすぐな線も引ける。アーチルーラーを押さえるのにはなんのコツもいらないし、女性でも力をこめなくても使える。
これまでの定規だと、爪の長い私は、定規を取る時に、机やノートの端まで滑らせて取らねばならなかったが、アーチルーラーならひょいっと持ち上げれば取れる。机の隅に立てておけば、省スペースにもなるし、使うときにもサッと取りやすい。「なるほど、これは実用的な定規だな」と思った。
アーチルーラーなら、ひょいっと持ち上げられる | 机の隅に立てておけば省スペースにもなり、使うときに取りやすい | 中央部分の丸いくぼみが拡大レンズになっているのでは、と覗いてみたが、ただのくぼみにすぎなかった |
ただし、立てると定規が湾曲したままなので、ちゃんと測れない。きちんとものを測りたい時は、平面に置いて測ろう。
平面に置いて測ろう | 立てるとちゃんと測れない |
アーチルーラーを使っている時にふと思ったのだが、私が小学生の頃に教室で使われていた15cmや30cmの竹尺も、こんな微妙な湾曲があった気がする。やはり机に押さえつけて使い、手に取りやすいのが特徴だった。竹がもともとしなる素材で、使っているうちに湾曲してきたのかもしれない。素材がプラスチックに変わっても、私たちが使いやすい形の原型は、さほど変わっていないのだなぁと妙に納得した。
見た目はごくごくシンプルで、普通の定規との違いと言えば、微妙に曲がっていることくらいなのだが、微妙な湾曲1つでここまで使い心地に差が出るというのも面白い。摑みやすいということ以外に、定規をきちんと押さえられるのがアーチルーラーの良さでもある。ちょっと不器用な人や、爪が長い人は重宝するはずだ。この機会にぜひ、デスクに加えてみてはいかがだろうか。
2011年 3月 7日 00:00
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