やじうまミニレビュー

simplehuman「sink caddy」

~“見せる”キッチンにお勧め! シルバーのシンク用収納ケース
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


simplehuman(シンプルヒューマン)「sink caddy(シンクキャディー)」

 スポンジや洗剤ケースなどシンク周りのキッチン用品のデザインは主な使用層が主婦だからなのか、不思議とパステルカラーが多い。部屋のインテリアに凝っていても、シンク周りのグッズがパステルカラーだと、なんだか一気に生活感が出てしまう。最近ではオープンキッチンやアイランドスタイルのシステムキッチンも増えて、キッチンといえども見た目にこだわりたいという人も多いのではないだろうか。

 そんな人におすすめしたいのが、今回紹介するsimplehuman(シンプルヒューマン)のシンク用収納ボックス「sink caddy(シンクキャディー)」だ。シンプルヒューマンは、ペダル式のダストボックスなどで知られるアメリカの生活雑貨ブランドで、頑丈な造りとシルバーと黒で構成されたシンプルなデザインで知られる。


メーカーsimplehuman
製品名sink caddy
希望小売価格1,995円
購入場所楽天市場
購入価格1,995円


 今回紹介するシンクキャディーも、シンプルヒューマンのほかの製品と同様、シルバーの本体にブラックのラインが目立つデザインが採用されている。シンク用の収納ボックスとは、シンク周りで使うスポンジやブラシを収納するもので、シンクの中に吸盤で設置するものや蛇口横に置いて使うものなど様々なタイプがある。
製品パッケージ製品本体本体裏面

 今回シンクキャディーをレビューするのに当たり、改めてスーパーで同様のグッズを探してみたが、やはりパステルカラーが主流。オレンジや黄色、白のものがほとんどで、素材はどれもプラスチックだった。

 一方、シンクキャディーはステンレスが採用されているため、同じステンレスで作られているシンクに置いた時の印象がとてもすっきりとするのだ。

以前まで使っていたケース。色は薄い黄色。中身がむき出しのタイプなので、見た目が乱雑な印象になってしまうシンクキャディーを設置したところ。シンクのステンレスと色がぴったりで統一感がある

 本体サイズは、194×143×191mm(幅×奥行き×高さ)で、中にはブラシ収納用のスペースと、2つのスポンジが収納するスペースが設けられている。裏面に固定用の吸盤が4つと、本体上部に固定用のバーが設置されている。

内部にはスポンジ収納スペースが2つと、ブラシ収納スペースが設けられている設置用のバーバーは両側から挟むようにして取り外すこともできる
本体裏側は穴が開いていて、水が溜まらない仕組み

 最初は完全にデザイン重視で選んだ製品だが、使ってみると実用性にも優れていることがわかった。まず、水切れが良い。本体裏は穴が空いたメッシュ仕様になっていて、スポンジに含まれた水が自然に下に落ちていく構造になっている。

 日常生活の中で使いやすいように、小さなところで工夫が施されているのも嬉しい。2つあるスポンジケースは取り出しやすいように、高さを変えてある。我が家では、お皿用とフライパン用などスポンジを使い分けているが、2つのスポンジの高さが違うのでいちいち目で確認しなくても、使い分けが簡単にできる。

本体の中に設置するスポンジ用の仕切り板高さが変えてある同じサイズのスポンジを入れても取り出す時の高さが違うため、使い分けしやすい

 また、4つの吸盤と固定用バーでしっかり固定するので、本体がずれ落ちたり、位置が変わったりするようなことがない。これは、結構重要なことで、安いシンク用収納トレイなどは吸盤が水分を吸ってしょっちゅうずれ落ちてしまう。シンクキャディーでは、厚みのあるしっかりした吸盤を4つも使っているので狙ったところにしっかり固定できる。また、設置場所に合わせてバーを外したり、吸盤を外したり、自由にカスタムできる点も良い。

吸盤やバーは取り外し可能なので、設置場所に合わせてアレンジできる固定用バーにはゴムで滑り止めが施されているシンク側面に設置せず、シンクの縁スペースに設置した例

 さらに、ブラシ収納スペースにも工夫が施されている。ブラシ収納スペースの底部分はシリコン製になっており、ブラシの大きさに合わせて外側に引き出すことができるのだ。

ブラシ収納部分の底面はシリコン製で広げて使うことが可能長めのブラシを収納した例

 シンク用の収納ボックスがどうやったら使いやすくなるか、メーカー側がしっかり考えているのが伝わってくる工夫が至る所に盛り込まれていて、使っていて楽しく、印象が良い。

 使い続けて2週間ほどになるが、表面に汚れが目立つこともなく、見た目もすっきりしてとても気に入っている。“見せる”キッチン、“見せられる”キッチンにしたい人にぜひお勧めしたい製品だ。




2010年 11月 8日   00:00