1台4役でキッチンを整理整頓! 「アピュイ マルチスタンド」

八幡化成「アピュイ マルチスタンド」

　料理を作っているときに困るのが、使用中のお玉などのキッチンツールを置く場所がないこと。キッチン台にそのまま置くのは衛生的に気になるけれど、お皿などに置くのも座りが悪い。やむを得ず鍋に入れたまま火にかければ、持ち手が熱くなってしまい火傷の原因に……。

　そんなお悩みを解決してくれるのが、今回ご紹介する「アピュイ マルチスタンド」。ごちゃつきがちなキッチン周りをスッキリさせてくれること請け合いです。

　マルチスタンドは、白い本体部分と屋根部分(受け皿)を分離させて使用します。本体サイズは110×93×97mm(横×縦×厚さ)、重さは約150ｇで、耐熱温度は本体が100℃、屋根が70℃です。屋根の色のカラーはレッド、ブルー、ホワイト、グリーン、ブラック、カフェ(薄茶)の6種類が用意されています。

　本体は、菜箸等を立てるための小窓と、フライ返し等を置けるスリットが設けられており、向きを変えることによって様々な使い方ができます。

本体部分。向きを変えることで様々な使い方ができる

受け皿となる屋根部分

　マルチスタンドの使い方は主に4つです。

　1つ目は「立てる」。スリット部分を上にすることで鍋ふた、レシピ本のスタンドとして使え、狭いキッチンスペースを有効に活用できます。

　2つ目は「置く」。小窓部分を上にして調理中のツールの一時置きに使えます。小窓には菜箸を立てられ、スリットにはフライ返しを置くことができ、作業台を汚さずに済みます。

鍋のふたを立てておける

菜箸を立てたり、フライ返しを置ける

　3つ目は「入れる」。底部分を上にしてお玉やフライ返し、ピーラーなどのキッチンツールのスタンドにすることで、調理中に限らず普段から活用できます。調味料の仮置き場としても使えます。

　4つ目は「乾かす」。小窓部分を上にし、小窓にふたを外したペットボトルを差し込めば簡単に水切りができます。

底を上にすると、キッチンばさみやピーラーなどが入れられる

料理に使う調味料の借り置き場にもなる

小窓にペットボトルを差し込めば、水切りとしても使える

コンパクトさがデメリットにも

レシピブックの下の部分が隠れてしまう

　このように多彩な使い方ができるマルチスタンドですが、いくつかデメリットもあります。

　屋根部分の耐熱温度が70℃なので食洗機が使えず、熱々のお玉等も置けないこと。また、ブックスタンドにすると本の下の部分が隠れてしまい、レシピを読むのに支障が出る場合があること。本体サイズが小さく軽いため、あまり大きいふたを立てると重さに耐え切れず倒れてしまうこと。

　さらに、鍋のふたとお玉を同時に置けないところも欠点ですが、このあたりは狭いキッチンでスペースを有効利用するためには仕方ないとも言えます。

　このように少々物足りない面もありますが、前述したとおり使い方は自由自在。単純な構造なので洗うのが簡単であり、シリコン製なので濡れても滑らず安全です。

　見た目も可愛く、置いてあるだけで楽しいマルチスタンド、あなたのキッチンにも1台いかがでしょうか。