やじうまミニレビュー

住友スリーエム「スコッチ ペーパーカッター」

〜押して切る! 安全性を最優先した1枚切りカッター

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
住友スリーエム「スコッチ ペーパーカッター」

 カッターはカッターでも、雑誌や新聞の切り抜きに便利な1枚切りカッターというジャンルの製品がある。弊誌でもこれまでいくつかご紹介してきたが、今回取り上げるのは特に安全性に力を入れている1枚切りカッター、住友スリーエムの「スコッチ ペーパーカッター」だ。

 スコッチ ペーパーカッターはペン型の1枚切りカッター。安全のポイントは大きく分けて2つある。1つ目は刃を本体内側に搭載したことで、手が触れる危険がない点。2つ目は、刃が前方を向いており、使う際には前方に押すだけで切れるので、自分に刃を向けずに済むのだ。

メーカー 住友スリーエム
製品名 スコッチ ペーパーカッター
購入場所 Amazon.co.jp
希望小売価格 661円
購入価格 539円

 スコッチ ペーパーカッターの本体サイズは145×18×11mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約13gで、柄の部分にはラバー加工が施されており、ペン感覚で握れる。

横から見たところ。ゆるやかなカーブを描いている
上から見たところ。Scotchのロゴ入り
下から見たところ。グリップ部にはラバー加工が施されている

 本体は半透明のプラスチック製で、先端に付いている上下のカバーの内側には、ステンレスの刃が内蔵されている。上下のカバーは固定されており、取り外し不可。これにより、刃がむき出しになることがない。試しにカバーの内側に指を入れてみても、刃までは指が届かなかった。これならうっかり刃に触れてしまうことはないし、乳幼児のいるご家庭でも安心して使えるだろう。

上下のカバーの内側に、ステンレス刃を内蔵している
試しに指を入れてみたが届かない。うっかり刃に触れてしまうことはない
製品はブリスターパック入り

 まず雑誌を切り抜いてみよう。切りたい紙の端を1枚とり、上下のカバーの間に紙を挟んで、前に向かって刃を押す。するとスルスルと紙が切れていく。切れ味は良く、まっすぐに切れる。

上下のカバーの間に紙を挟む
下カバーは湾曲しており、紙の側面に滑り込ませやすい
紙を挟んだ状態。このまま前方に押すと切れる
切り始める際は、刃の両側の紙を手で良く押さえておこう
押すだけでどんどん切れていく
簡単にまっすぐ切れる

 紙を1枚だけ挟んで切るため、ほかの1枚切りカッターのように、力を入れすぎて、下のページまで切ってしまった……なんてことはないし、力加減を調節する手間もいらない。刃先は安定していて、フラつかない。まっすぐに切ることが、とても簡単なのだ。

 次に普通紙のノートを切ってみた。同じようにまっすぐに切れる。ノートの紙は、雑誌よりも少し薄手なので、ページを一度に2、3枚裁断することも可能だ。ただし切り口は、1枚のみで切った場合に比べると、荒くなるので、注意したい。

 新聞紙のような大きな紙も、素早く裁断できる。だが、実はこのペーパーカッターで初めて新聞紙を切った時、失敗してしまった。新聞紙のような薄手の紙は、切り始めの段階で紙にしっかり刃をかませないと、紙が弱くてグシャッとなってしまう。切り始める際に、しっかりと刃の両側の紙を押さえておく必要がある。

ノートのような薄手の普通紙なら、一度に2、3枚裁断することも可能
画用紙のような厚手の紙は、切り口が荒くなってしまうので向かない
薄手の紙を素材にしている新聞紙も、切りはじめにグッと刃をかませるようにしないと、失敗してしまう

 このほか注意点としては、まっすぐ切りやすいぶん、曲線は切りにくいこと。また、紙面の中央の記事だけを切り抜く際には、紙の端から切っていくため、ほかの部分まで切ってしまう。こうした切り抜きの用途には、普通のカッターを使うほうが便利だ。

ページの端や、広範囲を切り取るのは簡単
素早くまっすぐ切れる
ページの中央などにある記事を切り抜く際はページの端から切っていかねばならない
切り抜いた記事。紙面の真ん中に位置する記事は、カッターのほうが切り抜きやすい

 とはいえ、スコッチ ペーパーカッターが切れる対象はこれだけではない。きれいにまっすぐ切れるということから、レターオープナー代わりに使っている。また、手が滑って開けにくいことのある飲み薬の小袋や、お菓子のパッケージも、スコッチ ペーパーカッターを使えばスムーズに開封できた。

きれいに切断できるので、レターオープナー代わりになる
開けにくい薬の小袋を開封する際にも便利
手が滑って開けにくかったお菓子の袋も、きれいにカット。紙以外にも使えた

 スコッチ ペーパーカッターは、紙を素早くまっすぐカットできるので、雑誌や新聞を大きく切り取りたい時によく活躍する。また、挟んだページ以外切らないので、カッターのように、切った跡が下のページまで響く恐れがない。押して切るだけ、というのは安全だし、力加減も気にしなくていいので、簡単だ。紙以外にも、封筒や、薬やお菓子のパッケージも切れるので、アイデア次第で使いまわせる。安全性については、冒頭に触れたとおり、刃先に触れようとしても触れられないほどなので、お子さんがいる家庭でも安心して使えるだろう。

 1枚切りカッターと一口にいっても、こうしたペン型タイプからカッター型のものまで、いろいろ出ている。その中で、特に安全で、簡単にまっすぐ切れるという点においてオススメしたい製品だ。

(小林 樹)