やじうまミニレビュー
三ッ谷電機「iShave」
~スマートフォンっぽいデザインの極薄シェーバー
by 片岡 義明(2013/2/1 00:00)
今回紹介するのは三ツ谷電機の「iShave」。スマートフォンのようなデザインのスタイリッシュなシェーバーだ。
この製品の特徴はなんといってもその薄さ。本体のサイズは54×17×100mm(幅×奥行き×高さ)で17mmしかないが、汎用の乾電池を使用するシェーバーとしては極薄の部類に入るだろう。ちなみに重量は約100gである。
メーカー | 三ッ谷電機 |
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製品名 | iShave RSM-1800 |
希望小売価格 | 4,200円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,980円 |
電池は単四形乾電池を2本使用する。メインのシェーバーを持った上でサブとして使うコンパクトシェーバーの場合、使用頻度が少ないためニッケル水素充電池やニッカド充電池を使ったシェーバーでは、いざ使おうと思ったときにバッテリーが放電している可能性もあるが、乾電池式のシェーバーならばそんな心配は不要だ。
本体は白または黒のパネルに、グレーの縁が周りを囲っており、製品のホームページを見ると、どうやらiPhoneを意識しているらしい。縁の部分は金属ではなく樹脂だが、それほど安っぽくは見えずiPhoneらしい雰囲気もまあまあ出ている。キャップの開け閉めも、きつくもなく緩くもなく絶妙な感触だ。
本体側面にスライドスイッチがあり、オンにすれば動作開始する。実際に使ってみて驚いたのが、意外と振動がパワフルで非力さを感じさせないこと。その分、モーター音もうるさいが、しっかりした剃り心地で使っていて気持ちいい。もちろん1枚刃なので深剃り性能は乏しく、剃り終わるまでの時間も3枚刃シェーバーに比べると長くはなるが、コンパクトシェーバーとしては十分な性能を持っていると思う。キワゾリ刃は搭載していないが、網刃が丸形ではなく細長い形をしているので、揉み上げも剃りやすい。
刃はスタンダードな1枚刃なので、日頃から3枚刃や4枚刃のシェーバーを使っている人には物足りないだろうが、サイズを考えれば仕方ない。網刃の取り外しは簡単で、気軽に外して付属の掃除用ミニブラシでメンテナンスできる。iShaveは防水仕様ではないのでまるごと水洗いなどはできないが、シンプルな構造なので少しブラッシングすればすぐにきれいな状態に復活できる。
もうひとつの良さは交換用の替刃と網刃のセットが用意されていること。メーカー希望小売価格は1,500円だが、ネット通販を見ると実売840円で手に入る。大手家電メーカー製以外のコンパクトシェーバーは交換用の替刃や網刃が用意されていないことがあるが、iShaveならばその心配はない。本体購入時にスペアとして1セット確保しておけば当分の間は安心だろう。
なお、本体には掃除用ブラシのほか黒いポーチが付属するが、そのままビジネス用バッグに入れても違和感のないデザインだ。出張はもちろん、急な外泊や職場での泊まり込みなどの際にも使えると思うので、常にバッグに入れておくという使い方にも最適だ。