やじうまミニレビュー
ユニクロ「プレミアムダウンウルトラライト」
ユニクロ「プレミアムダウンウルトラライト」。小生がモデルだとむさ苦しいので、今回はモデルを起用した。モデル:まぁや |
すっかり冬だが、まだ暖かいときもあれば、急に冷え込むときもある。師走なので冷えてくれてもいい時期だと思うのだが、着回しが大変。とくに日中暖かく、夕方以降に冷え込むときが面倒だ。重い防寒具を持って歩くにも着て歩くにも辛い。そこで今回は、超軽量で持ち運びも楽な、ユニクロ「プレミアムダウンウルトラライト」をチェックしてみよう。
メーカー | ユニクロ |
製品名 | プレミアムダウンウルトラライト |
希望小売価格 | 5,990~7,990円 |
購入場所 | ユニクロ店頭 |
購入価格 | 5,990~7,990円 |
プレミアムダウンウルトラライトは、メンズパーカータイプの場合で、重量206gという軽量が特長だ。重量としてはケータイよりも少し重いくらいで、1kgほどあるコートを羽織って、肩こりになった経験のある小生には実にありがたいアイテムだ。持ち運び用のポーチが付属するので、寒さに備えてダウンジャケットを持ち歩くということもできる。ラインナップには、ダウンタイプ、パーカータイプ、女性用ではコートタイプも用意されている。個人的には男性向けにもコートを用意してほしかったのだが……。
正面ファスナーを閉じた状態でもスリム。カラーは人気のダークブラウン | もちろん、バックショットもダウンのイメージとは異なり、実にスマートだ | 男性用と女性用の比較。丈の違いはあるが、基本コンセプトは統一されている |
ユニクロでは以前から東レと共同でダウンを開発してきた。さらに細い糸を採用することで、前年モデルの「ウルトラライドダウン」の約270gから、約64gの軽量化に成功した。また、ダウンパックを使用していないのも特徴の1つ。ダウンパックとは、羽毛が表地に吹き出すのを抑えたり、着用中に羽毛が偏るのを防ぐため、羽毛を袋状に縫って覆ったものだ。このダウンパックを使用しないことで、糸表面に熱と圧力をかけ生地密度を上昇させて、生地に直接羽毛をつめこんでいるのも軽量化の一助となっているそうだ。
驚くほど薄い。初見では、ほんとに暖かいのかと疑うほどだ | コートタイプにはフードに加えて、ファーが付属。いずれも取り外し可能 |
9月に購入して以来、たまに抜け出てきて羽毛を見つけるくらいで、羽毛ヌケには困っていない。耐久性には何ら問題はないといっていいだろう。
さて、着心地だがほとんど重さを感じないため、屋外のみならず室内でも問題ない。小生の場合だと、冬場は暖房を使用しないので、すっかり部屋着になっている。
外出するときは、付属のポーチに入れて持ち運び、日が落ちてから着用といった使い方をしている。軽くてコンパクトなので、まったく邪魔に感じない。ポーチへの収納は、ある程度キレイにたたんで丸めて、約30秒といったところだ。
動きやすさの動画。ほとんど重さを感じないので、秋口の服装と変わらない動きやすさを得られる |
ダウン着用時は、ポーチはネック部分に取り付けておく、というのがユニクロ提案の使用方法だ | ポーチに収納すると、とてもコンパクトになり、カバンの中に押し込んでおける |
プレミアムダウンウルトラライトパーカをたたんで、ポーチに収めるまでの動画。およそ30秒ほどで完了 |
保温性能も少し調べてみた。海辺で風速がある場合、いわゆるダウンでも熱が逃げてしまった経験がある。近場の浜辺でチェックした感じでは、少し風(体感風速2m)が強いくらいではまったく熱は逃げないようだ。
また外気温とダウン内部の温度差も計測してみたところ、外気温13℃の状態で温度計をダウン内に入れて、10分ほど経過した段階で、19℃にまで上昇していた。以降もわずかずつ温度が上昇していったので、保温性能はとても優秀といっていいだろう。
保温性能チェック。外気温は13度だった | ダウン内部に温度計を入れて、約10分後には約19度となっていた |
軽くて暖かいユニクロ「プレミアムダウンウルトラライト」。冬らしいモコモコしたファッションもいいが、たまにはスリムに決めたいという人はチェックしてもらいたい。またオフィスにハンガーがないという人なら、すぐにポーチに収納できる利便性を活かせるし、外気よりも少しだけ暖かいイベント会場でも活躍してくれる。まずは店頭で現物を触って見てほしい。
2010年 12月 20日 00:00
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