やじうまミニレビュー
雨にも負けず、風にも負けず。外見もかわいい“持ちたい”蚊取り線香入れ「オバケツ」
2016年7月27日 07:00
こんな蚊遣りが欲しかった……に応えるバケツ
いよいよ夏本番。すると気になってくるのが、あの小さなヤツ。プ~ンという羽音が聞こえると、「え? どこ? 刺されたらいやだ!」――そう、蚊です。
蚊を駆除するためのものはいろいろありますが、あまりケミカルなものを使いたくない人には、昔ながらの蚊取り線香は強い味方。最近では、その蚊取り線香を気持ちよく使うための蚊遣り(蚊取り線香入れ)にも、たくさんの種類が出てきました。
その中でも、「これはいい! ほしい!」と思えるものを見つけました。それが、渡辺金属工業の「蚊遣りオバケツ」です。
メーカー名 | 渡辺金属工業 OBAKETSU |
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製品名 | 蚊遣りオバケツ |
実売価格 | 4,860円 |
「オバケツ」とは、言ってみれば「御バケツ」という意味。素材や部品もとことん日本製にこだわり、すべて自社の職人がひとつひとつ丁寧に手作りした製品への誇りを込めて、丁寧語の「お」をつけたというだけあり、いろいろと魅力的なポイントが詰まっています。
大きさは、直径が180mm、フタをした状態の高さは245mmで、重さは約700gです。パーツは、バケツ本体、内トレイ、フタの3つで、すべてトタン材でできています。内トレイのマットの上に蚊取り線香を置いて使います。マットは取り外し可能で、有害だと言われている石綿は使用せず、ガラス繊維でできています。
今までの蚊遣りに感じていた「ちょっと困ったな」という点への改善がかなり考えられていて、うれしくなりました。
まず、雨が降っても風が吹いてもOKということ。これはかなり画期的! 雨風を避けるためにはある程度の密閉性が求められますが、そうなると、肝心の蚊取り線香が燃えにくい、煙が出ない、といったデメリットが……。
しかし、オバケツは、内トレイと本体に6つの穴が空いており、それぞれの穴を合わせればフタをしたままでも煙を出せるのです。穴をふさげば、空気が遮断されて火が消えるという仕組み。蚊遣りのデメリットを、独自のアイデアでスマートにクリアしたのは素晴らしい!
ということは、一巻きの途中で火を消したい時も、今までのように線香を折る必要がなくなりました。『空気を絶つ』という方法で、静かにひっそりと消化します。火傷の心配もなくとても安全です。
人にも環境にも優しいから、出番も増える人気者
その他にも、灰を捨てる時に手が汚れにくい、予備の蚊取り線香をセットしておける、など長所はいろいろありますが、何より「ほしい!」と思わせるのは、見た目がキュートだということです。
いかにも「蚊取り線香でござ~い」といった雰囲気ではなく、おしゃれな入れ物のひとつ、といった印象が使う場面を選びません。色も、ポップな赤、落ち着いた緑、きれいなシルバーの3色があり、どれも素敵。なじみのあるバケツ形なので親近感もありますね。軽く丈夫で持ち手もあって移動しやすく、しかもフタ付きですから、小さな子供やペットのいる場所でも安心して使えます。
これら多くの機能は、手作りだからこそ実現できたこと。職人がひとつずつ手作業で作りあげる温もりも感じられ、愛情がバケツに満ちています。しかも、素材のトタン材は、塩化ビニールや合成樹脂などの不燃物を一切使用せず、すべてリサイクル可能という環境に優しい製品。
見た目よし、使い勝手よし、環境によし、と3拍子そろった「蚊遣りオバケツ」。自宅での普段使いにはもちろん、バーベキューや花火を楽しむ時にも大活躍。キャンプなどのアウトドアにも連れて行きやすいので、本当に出番が多そうです。
まさに「御バケツさまさま」の一品。蚊をやっつける、という目的以上の魅力をたくさん持っているバケツです。