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家電製品ミニレビュー

クイジナート「マルチグルメプレート GR-4NJBS」

〜挟んで焼くからジューシー、ヘルシーに仕上がる!
by 戸井田 園子

挟んで焼く! 日本にはないスタイルのグリラー

クイジナート「マルチグルメプレート GR-4NJBS」

 今回紹介するのは、クイジナートの「マルチグルメプレート GR-4NJBS」です。昨年秋に開催された「インテリアライフスタイル展」で見かけて以来、ずっと気になっていた家電。いわゆる「グリラー」という“焼き”に特化したで、食材を挟んで焼くスタイルは日本の家電では見かけないものです。

 編集部に「ぜひ、使ってみたい!」とお願いし、初レビューのお題とさせて頂きました。それでは、製品の特長と我が家の食卓で活躍した様子をお伝えいたします。


メーカー クイジナート
製品名 マルチグルメプレート GR-4NJBS
希望小売価格 オープンプライス
購入場所 楽天市場
購入価格 14,096円


 この製品は「挟んで焼くことができるホットプレート」というのがキャッチフレーズ。食材を挟んで焼く「サンドイッチスタイル」だけではなく、広げて「ホットプレートスタイル」として使うことも可能で、一台で2通りの使い方ができるのがユニークな製品です。

 

 本体サイズは340×300×190mm(幅×奥行き×高さ)で、本体重量は4.2kg。デザインはゴツめでプロっぽい雰囲気があります。消費電力は1,200Wです。

本体正面。本体サイズは340×300×190mm(幅×奥行き×高さ)で、本体重量は4.2kg 本体側面

 プレートは、フラットな「平型プレート」と凹凸のある「波型プレート」の2種類。2枚1組で2セットではなく、両面使いのリバーシブルなのがなかなか合理的。プレートの種類があると、使っていないプレートを収納する場所に困るモノですが、その手の心配がないのは便利。また、プレートは上側・下側の区別なく、どちらにもセットできたり、平型と波型を片方ずつ使うこともできるなど、良く考えられています。

食材を挟んで焼く半分に折れている「サンドイッチスタイル」 上側のプレートを開いていくと「ホットプレートスタイル」 プレートは、フラットな「平型プレート」と凹凸のある「波型プレート」のリバーシブルになっている

 サンドイッチスタイルは、本体上(フタ)側についているハンドルを持ち半分に折るように重ね、下側のプレートと上側のプレート2枚の間に挟んで焼くという仕組み。上側プレートは下側のプレートと並行にするため、軽く押すとハンドルとの固定が外れ、1点だけで支えられている状態になり、前後にグラグラとスイングするようなります。これにより、どんな厚みの食材でも上下のプレートが水平に保てる訳です。

 一方、ホットプレートとして使う時は、ハンドルのサイドにある解除レバーを引き上げて操作し、上側が半開きで止まる状態から水平になる全開状態にします。フタ側はかなりフレキシブルに動くため、ハンドルと本体の固定が簡単に外れるようになっていて、扱いには少々コツが必要でした。

上側のプレートはフレキシブルに動く 食材の厚みがあっても下のプレートと並行にできるようになっている ハンドルにある解除レバーを引き上げると上側プレートが全開する

 温度やスタイル設定は、本体にある3つのダイヤルで行ないます。中央のダイヤルでは、ホットプレートスタイルかサンドイッチスタイルかを選択。左側は、ホットプレートスタイルとして使う時の温度設定で95℃〜220℃まで。右側は、サンドイッチスタイルの温度設定で1〜5の5段階。中央ダイヤルでスタイルを選ぶとつまみ部分が赤く点灯し、予熱が終わると選んだ方のつまみが緑色に点灯し、調理可能となります。

スタイルや温度設定をするダイヤル 中央ダイヤルはスタイルを選ぶとつまみが赤く点灯、左右のダイヤルで温度設定をし予熱が完了するとつまみは緑色に点灯する

 操作は、直観的にできますが、普通のホットプレートと違い、予熱が必要なのがちょっと面倒に感じます。また、予熱が終わってもお知らせ音が無いのもやや不便。予熱は約10分なのでおよその目処はたつのですが、下ごしらえをしていると、ついつい時間が過ぎていることがあり、やはり予熱完了のお知らせ音が欲しいと感じます。

 また、持ち手の黒い部分以外、本体の金属部分はかなり熱くなるので、注意が必要です。特にフタ側は、並行にしたり全開にする際に、つい触ってしまいがちですが、ミトンを使わず触ると大変熱い思いをするので、注意しましょう。(筆者は、うっかり触れてしまい、かなり熱い思いをしました…)せめて上側は頻繁に動かすので、触っても熱くない仕上げにして欲しいと感じました。こういう所が、日本製品と違うところですね。

短時間でヘルシーに焼き上げる「サンドイッチスタイル」

 それでは、いよいよ実践です。まずは、サンドイッチスタイルから。挟んで焼く効果は、

(1)上側のプレートの重みで余分な脂が落とせる。
(2)食材を裏返すこと無く調理ができ時短になる。
(3)短時間で焼き上げることで水分が飛びすぎずジューシーに仕上がる。
(4)裏も表も均一な焼き色で仕上がる。

 など、様々な長所があります。

 最初にトライしたのは、我が家定番のトリもも焼き。今回は、塩コショウとガーリックで下味をつけシンプルに焼きました。プレートは波型プレートをセットし、予熱後、下側プレートの上に鶏肉を載せ、上側から挟んで焼くだけ。上側のプレートを下ろすと、ジューーという音がして焼きが始まります。コツは、上下のプレートを平行にすることのみ。上側の本体を並行になるよう、様子を見ながらゆっくり下ろして行きけばOKです。

予熱後トリ肉を下側のプレートにセット 焼いている間に余分な脂はプレートの溝から下の油受けに落ちる

 約10分程度で、肉の脂が本体下にある油受けに落ちだします。その後さらに5分程。表面がカリっとしてきたら出来上がり。こんがりおいしそうに仕上がりました。

 オート調理では無いので、調理終了のお知らせはなし。付属のレシピブックに、火加減や加熱時間の目安は書かれていますので、最初はその通りに加熱すれば大丈夫ですが、自分の目で焼き加減を確認しつつ調理を終了しなくてはならないので、初めての人は難しいと感じるかもしれません。

トリ肉は15分でこんがりおいしそうに焼き上がる! 油受けに落ちた肉の脂、これだけ落ちればかなりヘルシー

 その他に試した料理は、豚ロース肉のハーブグリル、メカジキのグリルなど。いずれも、フライパンやホットプレートで焼く半分の時間でしっかり火が通り、本当に美味しく仕上がりました。特に肉は、余分な脂が落ちるのでヘルシーなのもうれしいポイントでしょう。

レシピに掲載されていた「豚ロース肉のハーブグリル」。調理前 調理後
我が家流「メカジキのグリル」。調理前 調理後。しっかり焦げ目がついて、おいしそうに仕上がった

サンドイッチスタイルとホットプレートを組み合わせて広島風お好み焼き

 フラットプレートで調理したのは、ジャガイモのガレットと広島風お好み焼き。サンドイッチスタイルとホットプレートスタイルとの併用が最大限生かされる料理でした。火加減の調整も慣れ、なかなかイイ感じです。

ジャガイモのガレットは約5分でこんがり! 付属のレシピに掲載されていた広島風お好み焼きは、左右のプレートを使いながら焼く。まず、お好み焼きのペースとなる野菜と肉を挟んで焼く
その後、フタ側で焼きそばと目玉焼きを焼く ベースの上に焼きそばと目玉焼きをトッピングして、最後に上下で挟んで焼くとできあがり

 いつも通りのお好み焼きも、サンドイッチスタイルで試してみましたが、これがまた絶品! 表面こんがり中はふっくらと、理想の焼きあがりで大満足でした。

 しかし、1度に1枚しか焼けない大きさなのが気になるところ。食べるペースに間に合わないかな? と心配したのですが、焼き上がるまでの時間がホットプレートの半分になるため、3人家族の我が家では、食べ終わるまでには次の分が焼き上がるという、程良いタイミングとなりました。しかし、家族が4人・5人と多いご家庭では間に合わないかもしれません。

 ホットプレートスタイルでは、焼きそばも作ってみました。火力は全く問題ありませんが、半分に分かれている部分はプレートが密着していないため、全面で炒めることはできません。半分のスペースだと、炒め物をするにはやや狭く、1玉分の焼きそばが限界でした。大きく広げて使うというよりは、半分を波型プレートにして焼肉をし、半分をフラットプレートにして野菜を焼くといった使い方がベストだと思います。

いわゆる関東で焼くプレーンなお好み焼きも、ひっくり返すこと無く両面焼けるので失敗無く仕上がる プレート半分のスペースだと、焼きそば1玉でほぼいっぱいに

ハーフサイズのプレートでお手入れしやすい!

 次は、片付けです。調理後はかなり熱いので、冷めるまで触らないことが鉄則。食べている間に冷えてきますので、食器類を片付けた最後に着手するのがイイでしょう。プレートの着脱は至って簡単。もともとハーフサイズなので、シンクでも洗いやすい上、テフロン加工で汚れもさっと落ちます。プレート自体が軽いので扱いやすいのも利点です。

 油受けも取り外して丸洗いすれば終了。筆者は、食洗機に空きがあれば、プレートも油受けも入れて洗ってしまいます。また、本体は絞ったフキンで拭く程度。ステンレス素材なので汚れは落としやすく、キレイに維持しやすいでしょう。以上、総じてお手入れは楽! これなら、頻繁に使う気になれます。

プレートはサイドのロックを外せば簡単に着脱できる 油受けはサイドから簡単に引き抜ける

 気になったのは、収納場所です。ホットプレートとは違い、収納時に半分の大きさになるのは良いのですが、ハンドル部分が上向きに出っ張っているため、高さが必要になり、収納スペースはかなり必要となります。そのため、しまいこんでしまうと出すのが億劫になりそうです。キッチンカウンター上、ガスコンロ脇など、常にさっと使える場所に置いておくのがベストでしょう。

焼くことに特化した製品

 どうしても必要という家電ではありませんが、使ってみると「焼く」ということに特化しているだけあり、調理の腕前はなかなか。美味しく焼けるという意味では、キッチンで調理器具として利用するだけでも十分価値はありますが、実は、卓上での利用もおすすめです。

 今回、我が家ではいずれも卓上で調理をしましたが、皿に盛り付けてサーブするより、バーベキューのような雰囲気で盛り上がり楽しい食事となりました。ぜひ、演出アイテムとしても活用して下さい。ただ、先にも書いたように本体が熱くなるので、小さな子どもがいるご家庭では、くれぐれもご注意を!






2012年4月12日 00:00