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家電製品ミニレビュー

無印良品「LEDランタン・サーチライト付 ENL-RHN1S」

〜インテリアや非常灯に活躍、充電式ランタン兼サーチライト
by 藤原 大蔵
無印良品「LEDランタン・サーチライト付 ENL-RHN1S」キャンドルのような優しい光のランタンタイプの灯り。サーチライトにもなる

 ほのかでやさしい光のルームライトは、くつろぎのシーンの雰囲気を高めてくれるアイテムだ。今回は数あるルームライトの中から、無印良品の「LEDランタン・サーチライト付 ENL-RHN1S」を紹介したい。

 このランタン型のルームライトは、ほのかな灯りでインテリアを彩るのはもちろん、充電式のため、コードレスで気軽に持ち運びもできる。しかも、本体の向きを変えれば、サーチライトにもなる。おまけに停電時には自動的に点灯する機能があり、イザという時の明かりとしても役立つという多機能な製品だ。

 このさまざまな顔を持つLEDランプについて、詳しくレポートしていこう。

 


メーカー 無印良品
製品名 LEDランタン・サーチライト付 ENL-RHN1S
販売価格 8,900円
購入場所 無印良品ネットストア
購入価格 8,900円

充電台に置くだけの、無接点充電方式のライト

 本製品は多機能であるが、キーとなるパーツは「ランプカバー」と「ヘッド部」、「充電スタンド」の3つだけとなる。ヘッド部とは、電源となる充電池とLEDライトが仕込まれた要となるパーツで、この上にランプカバーをかぶせて、充電スタンドの上に置いて充電するのが基本的な用法となる。

写真左から:単三のエネループ、ACアダプター、ランプ本体、充電スタンド。本体は半透明な乳白色のプラスチック製だ 中央に見えるのがスイッチ。「ヘッド部着脱用ボタン」は充電池のセットの際に使用する 充電スタンドの裏側。4箇所にシリコン製の滑り止めがあり、安定して置ける

 それぞれのパーツを詳しく見ていくと、まずランプカバーは、乳白色のプラスチック製。大きさは105×135mm(直径×高さ)、重量は充電池込みで286gと、コンパクトで簡単に持ち上げられる。

 充電スタンドは107×16mm(直径×高さ)で、重さは75g。底にはシリコン製の滑り止めが4カ所あり、安定して置ける。

 「ヘッド部」は、表には電源となる単三型充電池2本の差し込みスロットと、ランタン専用のLED(約0.5W)が1つ、底にはサーチライト専用のLEDが4つ(合計・約1.3W)が取り付けてある。LEDはどちらも電球色で、点灯するとかなり明るい。明るさは強/弱に変えられる(ランタンとして使用した場合のみ)。購入時に2本同梱されている電池は、本製品の製造元が三洋電機ということもあって、エネループだった。

 充電は、本体を充電スタンドに乗せるだけでスタートする。充電中はスタンドの緑色のランプがほんのりと点灯する。いわゆる“無接点充電方式”なので、乗せるだけで充電ができるのは簡単。さらに、ランタンを弱で点灯した状態でも充電ができるのも便利だ。約12時間で満充電になる。

充電池をセットする時、本体からヘッド部を取り外す ヘッド部のカバーを外し、充電池をセットする ヘッド部の上部中央にランタン専用のLEDが仕込まれている(写真はヘッド部のカバーを外した状態で撮影した)。色はクセのない自然な電球色だった
ヘッド部の底には、合計1.3Wの4つのサーチライトが取り付けてある 写真左から:消灯時は12時間で満充電できる。「強」点灯時は充電できない。「弱」点灯時は24時間かかるが、充電が可能だ。充電中は緑色のランプが点灯する

本体を押す、又は持ち上げればランタンが点灯。本体を傾ければ自動的にサーチライトになる

 点灯/消灯の際、使い始めは少々戸惑った。なぜなら、スイッチは本体底部にあるため、充電スタンドに乗せると隠れてしまう。そのうえ、充電スタンドに乗せる・乗せないで、操作方法が変わるからだ。

 とは言っても、実際に使い始めてみると、すぐに慣れる。実はスイッチにほとんど直接触れなくても、点灯/消灯ができるのだ。点灯/消灯のバリエーションについては、以下の動画にまとめたのでご覧いただきたい。

 ■本体が充電スタンドに乗っている場合


本体が充電スタンドに乗っている時、本体を軽く押せば強→弱→消灯の順で手動で操作できる。本体を持ち上げると、ランタンが「強」で自動的に点灯する。90度以上傾けるとサーチライトに自動的に切り替わり、スタンドに戻せば、また自動的にランタンライトに切り替わる

 本体が充電スタンドに乗っている状態、本体を軽く上から押すごとに強→弱→消灯となる。本体の底は膨らんでおり、スイッチを支えに充電スタンドから少し浮いている。そのため、本体を上から軽く押すだけでスイッチの操作ができるのだ。

 持ち運べるランタンとして使うなら、本体を充電スタンドから持ち上げるだけで自動点灯する。さらに本体を90度以上傾ければ、自動的にサーチライトになる。サーチライトの状態のまま充電スタンドに戻せば、今度は自動的にランタン型のルームライトに戻る。消灯するには、本体を2度押せばよい。

 ■本体が充電スタンドに乗っていない場合


本体が充電スタンドに乗っていない場合、本体を90度以上傾ければサーチライトのみ自動点灯する。ランタンへの切り替えや消灯したい場合はスイッチを直接操作する。本体が充電スタンドに乗っていない場合、持ち上げただけでは自動的に点灯してくれない。しかし、本体を90度以上傾ければ、自動的にサーチライトが点灯する。一度点灯したサーチライトは、本体の底にあるスイッチを押さない限り、ランタンに自動で切り替わったり消えたりしない。つまり、懐中電灯のような使い方ができるのである

 充電スタンドに戻さずに、ランタンとして使用するなら、本体の底にあるスイッチを直接押して操作する。消灯するときも、スイッチを押すだけだ。

 操作方法が分かったところで、肝心の明るさを見ていこう。

30cmの距離のランタンの明るさは、「強」:約10lx、「弱」:約2lx サーチライトなので、指向性がはっきりしているものの、遠くまで光が届きやすい 懐中電灯としても十分に使えるほど明るいサーチライト。中心部の明るさは、30cmの距離で350lx以上、1m離れても50lxと実用的だ

 ランタン時の明かりはほのかな明るさ。30cmの距離の明るさは「強」で10 lx、「弱」で2 lx程度。本を読んだりするような実用的な明るさは望めない。

 しかし、インテリアライトとしては、これで十分。「強」にしても全く眩しくないので、目に触れる高さに置くアクセント照明や部分照明として活用できるだろう。「弱」でも、暗闇に慣れた目には十分な視認性が得られるので、寝室の常夜灯にもぴったりな明るさになる。

 一方サーチライトは、ランタン時よりもずっと明るい。拡散性も良く、30cmの距離の場合で、直径60cmの光の円ができるほど。しかも、その中心部は350 lx以上の明るさが得られる。1m離れても、50 lxの明るさがあるので、懐中電灯のような使い方もできるのだ。

 ところで、連続使用時間はモードによって異なる。満充電されている状態で、ランタンの「強」なら約3.5時間、「弱」なら15時間。サーチライトは約2.5時間となっている。

リビングルームのアクセント照明や、寝室の常夜灯として最適

 それでは、このライトをどこに使えば良いか。まず考えられるのは、主要な生活空間だ。リビングルームなら、アクセント照明としてピッタリな明るさである。目に直接触れても眩しくないので、棚の上だけでなくテーブル回りに置けば、インテリアに光のリズム感が演出できるだろう。また、新聞の番組欄やテレビリモコンの細かい文字が見えにくい時、ちょっと持ち上げて傾け、サーチライトで照らせば、わざわざ全体照明を点灯せずに済む。ライトを充電スタンドに戻せば、自動的にランタンに戻るので、煩わしさが無い。

 寝室などの常夜灯としても使いやすい。ランタンの弱の明るさは、眠りを妨げにくいほのかなものだが、視認性は十分。しかも、点けっぱなしにしながら充電ができるのもポイントだ。

 また、夜中に目がさめてトイレに向かう時の懐中電灯代わりとしても便利。「消灯」、「弱」に関係なく、ランタンを持ち上げれば自動的に「強」の明るさで点灯するからだ。暗闇に慣れた目にも眩しすぎず、それでいて足元は十分に照らせるので、わざわざ室内灯を点けずに済む。寝室が一気に眩しくならないので、同室の人の睡眠の妨げにはならないだろう。

 その他、玄関や廊下をほのかに照らしておいても良いし、防犯灯代わりの窓辺を彩る灯りにも向いているだろう。

手元に置いてもテレビ視聴の邪魔にならない明るさ。写真は撮影のために「強」点灯になっている 全体照明を点灯しなくても、一時的に手元を明るくしたい時には、サーチライトが重宝する。充電スタンドに戻せば自動的にランタンライトに戻るのが便利
眠りの妨げにならない灯りは、寝室の常夜灯にも最適。弱なら、点灯したまま充電もできる。また、夜中に目が覚めても持ち歩きができるライトは、わざわざ室内灯を点けずに済むだろう 玄関や廊下をほのかに照らす常夜灯にも向いている。窓辺において防犯性を高めるのにも良いだろう

充電時の消費電力はたったの2W

充電時、消費電力は2Wで12時間で満充電となる。「弱」点灯でも充電の消費電力は変わらなかったが、24時間かかる

 本製品は消費電力の少なさもポイントだ。充電時の消費電力は2W程度。約12時間の満充電を毎日繰り返しても、1年間の電気代は200円程度と安い。ランタンを弱点灯しながらでも消費電力は変わらなかった。この場合、満充電まで24時間かかってしまうのは難点だが、それでも電気代は年間400円未満に過ぎない。ランニングコストは低いと言えだろう。

 年間の電気代も安いので、満充電になっていてもコンセントに差し込んだままにしておきたい。なぜなら停電時、ランタンが自動点灯してくれ、室内が真っ暗になる事をあらかじめ回避できるからだ。「強」点灯の連続時間は約3.5時間しかないが、ほかの懐中電灯やロウソクなどを探すのに十分な明かりになってくれるだろう。無骨な懐中電灯を室内に出しておかなくても良く、万が一の停電時の自動点灯は、きっと活躍してくれるはずだ。


本体が充電スタンドの上にあり、停電などで通電が途切れると、ランタンが自動で「強」点灯し、室内が真っ暗になるのを事前に回避してくれる

 最後になるが、本製品はスイッチがロックできる。ロック/解除は、いずれも5秒以上スイッチを押すだけだ。ロック中に操作しようとすると、サーチライトが2回点滅して、その状態を示してくれる。

通常点灯の流れの後、5秒間押してロックした状態。ロックされるとサーチライトが2回点滅する。ロック時、操作しようとするとサーチライトが2回点滅してロック状態が確認できる。もう一度5秒間本体を押し続けると解除され、1回サーチライトが点滅する

インテリアにも非常用にも。手放したくない明かり

 ロウソクのような明るさを抑えた灯りは、じっくり本を読んだり、仕事をするには暗すぎる。したがって、必ずしもアクティブな“生活必需品”ではないかもしれない。さらにいえば、価格も少々お高い。

 しかし毎日使ってみると、徐々に「手放したくない」と思えるほど、大変魅力的なものだった。コンパクトで場所も取らず、控えめな明るさはルームライトとしてインテリアを味わい深くしてくれる。サーチライトも、懐中電灯代わりとして活躍してくれる。また、頻繁に起こることではないが、停電時に自動点灯するというのも、一般的な照明器具には無い安心感が得られる。

 優しくて賢い便利なライトとして、リビングに置いておく価値は十分にあるだろう。





2011年2月18日 00:00