家電製品ミニレビュー

冷え性に悩む女性におススメ! 足元ヒーターで頭寒足熱、電気代もダウン

 2月半ば、まだまだ寒い日が続いている。特に冷え性に悩む人には辛い時季だ。年々冷えが気になるようになってきた筆者もこの冬、机に向かうときはエアコンに加え、ヒーターもつけてしのいでいた。

消費電力1,000Wの赤外線ヒーターはポカポカして気持ちいい

 しかしある月の電気代を見てビックリ!! 消費電力1,000Wのヒーターでポカポカしていたら、電気代が前の月と比較して約1.5倍に跳ね上がってしまったのだ。これはイカン! 寒くても我慢しなきゃダメかも……と考えていた折、出合ったのがドウシシャの「足元ヒーター」だ。

ドウシシャの足元ヒーター「DFSH-316」
メーカー名ドウシシャ
製品名足元ヒーター「DFSH-316」
実売価格7,969円(Amazon)

 その名のとおり、足元を温めてくれるパーソナルサイズのセラミックファンヒーター。上部から出てくる温風が循環し、足元を包み込むように温めてくれるという。消費電力が130Wと抑えめなのもポイントだ。

33×20×28.5㎝(幅×奥行き×高さ)となかなかコンパクト
真ん中にヒーターがあり、温風が直接足を温めてくれる

 ありがたいのは、ヒーターの両サイドに活性炭フィルターがついていること。万一クサい足を入れ、それが温められると……と考えるとゾッとするが(笑)、このフィルターがあれば気になるニオイも和らぎそう。また温風を受け続けるとお肌が乾燥してしまうが、その対策にもなるという。

活性炭フィルターがセットされている
フィルター部だけ取り外せ、破れたり汚れがひどくなったら交換できる

温度は42℃まで上がり、冷え切った足もポカポカに

シンプルなデザインで、違和感がない

 さっそくデスクの下に置いて使ってみた。操作はスイッチのオン/オフのみ。オンにすると、ファンが回り始め、温風が出てくる。最初はさほど温かくないが、時間が経つごとに、確かな温かさが感じられるようになってきた。

コンパクトなので足元にも置きやすい
本体横にあるスイッチをオン
普通に座って足を入れると、徐々に温かくなってきた

 キンキンに冷えてしまった足先を入れると、これが気持ちいい! 内部全体が温まってくると、足全体が包み込まれるような温かさを感じられる。逆に自分の足がいかに冷えていたのかを実感した。

 しかし、いったい何度くらいまで上がるのだろう。温度計を入れて計ってみた。

最初は室温と同じ19.5℃
わずか10分で33.4℃まで上がった
30分後には42.4℃に! それ以降はほとんど温度が上がらなかった

 42℃といえば、ちょっと熱めのお風呂の温度。まさに足湯に浸かっているような心地よさだ。筆者は冷え性のため、このくらい温めてもらえると芯まで温まるようで、ホッとする。ちなみに本製品には、サーモスタット機能がついているため、42℃以上に熱くなることもなさそうだ。

 一方、温湿度計を入れて気になったのは、湿度の低下だ。温風を吹き出しているのだから、当然のこといえば当然だが、素足を入れると冬のお肌が余計乾燥してしまう可能性もある。使った後は、きちんと保湿をしたほうがよさそうだ。

 またコンパクトなため、足のサイズによっては小さいと感じる人もいるかもしれない。そうでなくても、足は礼儀正しくそろえておかなければならず、足を組むなど論外だ(笑)。

足のサイズ24.5㎝の筆者が使うとこんな感じ。とはいえ足先が温まれば十分だ

エアコンの設定温度が下げられ、電気代も節約できる

 足元が温かいと、全身が温かく感じられる。というより、今までどんなにエアコンをつけても寒く感じていたのは、足が冷えすぎていたせいかもしれない。おかげでエアコンの設定温度を下げることができた。

 何よりうれしいのは、電気代が安くなることだ。今まで使っていた赤外線ヒーターの消費電力は、なんと1,000Wだったので、1日5時間毎日使うと、一カ月の電気代は約4,000円! そりゃあ、電気代も跳ね上がるわけだ……。

 一方、この足元ヒーターは消費電力が130Wなので、同じ計算でも電気代は約526円。これなら安心して使い続けられるというものだ。

 この足元ヒーターは、何も冬だけ使えるものではない。エアコンが効きすぎて寒い、という夏場のオフィスでも活躍してくれるだろう。いずれにしても電気代が安いのに足を芯まで温めてくれる足元ヒーターは、冷え性に悩む女性に役立つこと間違いなしだ。

エアコンの温度が下げられて、赤外線ヒーターも使わずに済み、家計にも優しい

田中 真紀子

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