走るライター南井正弘のコレはホントにスグレモノ!
足を包み込んで靴を「着る」感覚! アンダーアーマー「バンディット2」
2016年10月18日 07:00
アンダーアーマーといえば、スポーツ向けコンプレッションウェアのパイオニアとして誕生以来、機能性の高いプロダクトを発表し続けてきたブランド。
現在ではスポーツ業界において確固たるポジションを築いている。そんなアンダーアーマーが、最近注力しているのがランニングシューズを始めとしたフットウェアの分野。
今回は最新ランニングシューズの「UAチャージド バンディット2」をテストしてみた。
メーカー名 | アンダーアーマー |
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製品名 | UAチャージド バンディット2 2E |
購入場所 | アンダーアーマー公式通販 |
購入価格 | 16,200円 |
アメリカへ最近旅行した人は、街中のいたるところでアンダーアーマーのアパレルを着た人を発見することができ、完全にスポーツ、ライフスタイルの両方で根付くことに成功したブランドとして人々に愛されていることが認識できたはず。
日本でもスポーツシーンを中心に着用者を増やしているが、そんなアンダーアーマーがスポーツシューズもリリースしていることを知っているのは意外と少ないかもしれない。
筆者はこれまで10足以上の同社のランニングシューズを着用してきたが、いずれも機能性が高く、快適に走ることができた。しかしながら他ブランドとの決定的な差異を示すことができなかったのも事実。
しかし、今回トライしたUAチャージド バンディット2は、格段の進化を見せ、その独自性を強調していた。
まず足を入れると前足部は伸縮性の高い、ストレッチマテリアルが優しく足を包み込み快適。一方で踵部分は同ブランドのウリである、一体成型のヒールカップが足とシューズが一体化するかのような感覚を提供してくれ、「履く」というよりも「着る」といった感じ。
この構造はこれまでもいくつかのアンダーアーマーのスポーツシューズに採用されていたが、今回のフィット感の高さは1ランクも2ランクも上だと思う。
実際に走ってみるとシューズと足のフィット感が高いので、着地から蹴り出しまでの一連の動きもスムーズ。硬度の異なる二つのパーツが比類なきクッショニング性能を発揮するチャージドクッショニングは、自分の体重(66㎏)でも最適な衝撃吸収反発性能を発揮してくれ、km/5分ジャストくらいに加速した際の反応もクイックだった。
個人的にはデザイン、メランジ(霜降り)のアッパー素材やカラーリングといった外観も好感が持て、これまでのアンダーアーマーのランニングシューズとは比較にならないくらいに気に入った1足となり、もう1色(ブラック/ブラック/ホワイト)の購入も考えているほどである。