ぷーこの家電日記

第122回:絵が描けなくても写真が下手でも、美味しそうなイラストが描きたい!

 ぷーこの家電日記は絵日記調で書いていますが、わたくし言っても絵が上手では無い。描いても描いても上達しない気がするんだけれど、気のせいだろうか(笑)。

 定期的に猛烈に「絵が上手になりたい!!!」と熱く思い、「イラストの描き方(仮タイトル)」とか「Photoshopテクニックブック(仮タイトル)」とか「Illustratorマスター(仮タイトル)」とか本を買ってみたりもするんだけれど、結構分厚い本を押さえながら実践しながらってなると見辛くてやりづらい。「きぃーーー!!!」ってなって、放り投げてしまう。気が短すぎる。そして上達せずに、そして時々思い立ち……。ループは続くのである。

 そして、写真も同じく。写真に関してはもう完全に諦めた。写真は難しい。私には高度すぎるし、それを追求する程カメラは好きではないらしい。ちょっと良いカメラ買ったからって、全然使いこなせていない。文字通り「宝の持ち腐れ」だ。

 それでも、それでも、素敵なイラストとか、素敵な写真を使って文章を綴りたいのだ。永遠の課題!

 私が上手に描きたいもの、撮りたいものは「食べ物」や「動物」。食べたり飲んだりするの大好きだし、料理も好き。それを美味しそうに撮っていけたらどんなに嬉しいか! 食べたものや行ったお店を記録として素敵なイラスト&感想でスクラップしていけたらどんなに楽しいか! 飼っている猫を可愛く描けたらどんなに幸せか! などなど思いつつ、今回も気持ちに火がついた。

 例のごとく、Photoshopの本を買って読んでたんだけれどレベル高い! これできるようになったらすんごいかも。って思いつつ、すごく手間のかかる作品づくりに唸りつつ、息抜きで描いてみた落書き的なイラストに「これ簡単だけどいいじゃん!」とある発見をしたのであります。上手じゃない写真から、食メモ挿絵が簡単に描けちゃうぞ! まだまだ研究は必要だけど、イッパイ描いて上手になるぞー!

 ということで、Photoshop Elementsとか持ってるけど、全然使ってもないやーって人とかは是非試してみてちょ。

 説明の前にとりあえず出来上がりはこちら。

 材料は写真。今回はこの2枚であります。

この2枚の写真、スマホで撮った写真。美味しいのだが全然美味しそうに見えない。構図も汚い。そして暗い

 先日食べたウチワエビ。去年のふるさと納税の謝礼品で家に届いたのだが、もう思い出しただけでヨダレが出そうな程ものすごく美味しかった。それが残念な写真でしか残っていない。思い出を残すのだ。

 まずこちらから余計な部分を削除する。多少粗くても大丈夫。「多角形選択ツール」を使ってお皿部分を選択して、選択範囲を反転させて削除。描きたい部分だけが残る。写真のレイヤーの上に新しいレイヤーを追加する。ブラシツールで輪郭を描く。ブラシは「ハード円ブラシ」使用。太さは写真のサイズに合わせてお好みで調整を。ただぐりぐりひたすらに書いていく。

使う部分だけを残して他は捨てる
写真レイヤーの上に新規レイヤーを足して、ブラシツールで線を描いていく
線を書き終わったところ。手書き感出すために線を多めに質感を出すと良い
エビの質感はなかなか難しい。

 線が描けたら、写真レイヤーと輪郭レイヤーの間に新規レイヤーを追加してブラシツールで色を塗っていく。ブラシは何でもいいけれど、「ソフト円ブラシ 筆圧サイズ」を使った。ひたすらに塗るのだ。色数を増やせば写真に近くなるし、色数を減らせばよりベタ塗りのイラストっぽくなる。ブラシのサイズは色を塗る範囲で調整しながらひたすらに塗る。

 たったそれだけなのだ。それだけで写真をイラストのようにすることができるのだ!

色を写真の上から塗っていく
ビフォアーアフター

 そうやって書いたそれぞれの絵を、新規ファイルに好きに配置して、絵を追加したり文字を入れたりすると、記念すべき食レポイラストの出来上がりなのであーる。一番下の写真レイヤーもそのまま。ちゃんと塗れていない場所も写真が補完してくれるのだ(笑)。

 普段上手に描けない絵が、めっちゃ上手に描けた気になってすごく楽しい。練習も兼ねて3日に1枚ペース位でまとめていこうと思うのです(作業は単純だけれど案外時間がかかるので毎日は無理ー!)。美味しいものイッパイ食べなきゃ(笑)。あとは、我が家のかわいい猫様も描いていきたいけれど、毛の質感は難しそうだなぁ……。

徳王 美智子