ぷーこの家電日記
第119回:消そうとする人に付けようとする猫あり。猫のニオイはどうしてる?
by 徳王 美智子(2016/2/5 07:00)
我が家の猫はてんかん持ち。毎日薬は飲んでいるものの、それでも結構な頻度で発作を起こす。だけども、今年は正月に発作を起こしたのを最後に発作を起こしていない。発作を起こさずに過ごせている最長記録かも! 毎日すごく元気でご機嫌。ものっすごく嬉しい。
嬉しくて仕方がないし、かわいくて仕方がない。わがままに振り回されながらもデレデレと鼻の下を伸ばしつつも、愛情とは反比例で初めて飼う猫のニオイに参っている(笑)。玄関を開けた瞬間に「獣がいます」というニオイがする。猫との生活には慣れたけれど、このニオイには慣れない。夫に言っても、「そう?」とあまり気にならないらしい。羨ましい。
一番のニオイの元は、やはり尿のアンモニア臭。平日の昼間のお留守番時間が長いせいかもしれないけれど、帰宅して猫がいる部屋を開けた瞬間、暖房の暖かい空気とともに、もわっとニオイが鼻に付く。消臭効果の高い猫砂と空気清浄機で、少しは抑えられている気がするんだけれど、それでも気になる。
先日猫砂が切れてて、慌てて近所のスーパーで唯一売っていたすごく安い猫砂を使ったら、消臭効果が全くないもので、夜中に臭くて臭くて耐えられず目が覚めた(笑)。猫砂一つでここまで違うものか! と、猫砂選定の大切さを知った猫飼い初心者。ネットでの口コミを読んで良さそうなものを色々試してみているけれど、結局どれがいいんだろうか。まだまだ悩める私。
そしてこのニオイ、トイレだけに収まらない。我が家の猫、かなりワンパクなのである。
普段は部屋中を自由に歩き回っているけれど、お留守番の時はケージで過ごす。てんかんの発作が起きて壁に激突したり、高い所から落ちたりすると危険なので、ケージで過ごすのだ。昼間はほとんどケージ内のハンモックで寝ているんだけど、「遊びたーい!」となると、ハンモックを登ったり降りたりを繰り返す。
足場の悪いこの感触が好きなのか、トイレを踏み台にするのだ。なぜに???「ずさっ(飛ぶ)」「すとん(降りる)」「てくてく(歩く)」「ずさー(飛ぶ)」の繰り返し。何十回もただひたすら繰り返すのだ。そして私が家に帰る頃には、部屋中に猫砂が散らばっている。それもほぼ毎日……。
それが使用後の猫砂だったり、時々猫砂以外の何か「ブツ」だったり、もう大惨事だ。
そして、昼間はほぼハンモックで寝て過ごすせいで、完全なる夜行性。毎晩「にゃん♪」「にゃん♪」とご機嫌に鳴きながら一晩中歩き回る。一人遊びしてくれてる間はいいのだけれど、わざわざ寝ている人を踏みつけてみたり、枕元でお腹出して「撫でて~」と鳴いてみたり、寝ていてもちょっかいを出してくる(笑)。起こされたこちらも半分寝ぼけながら、時々遊んであげるのだけれど、逐一構っていたら寝る間がない。なのでこちらの鈍感力も結構養われる。
その鈍感力に怒ったのか、先日夜中に布団越しの私の上に座ったので「あら、やっと寝るの?」って安心したら、嫌がらせの布団の上で粗相!!!「え? は? 何してるのあんた」と、素で聞いてしまった。すごい度胸と根性だな。
朝から布団を洗濯機で洗いながらとほほほほ。そしてあちらにもこちらにも広がっていくニオイに絶えられない。有効な猫砂に引き続き、消臭スプレーも求める日々。もうこれはぜんっぜん空気清浄機とかってレベルじゃない。完全消臭ジプシーだ……。
辛いよぉ。という気持ちの反動から「もう私は消臭を極めてやる!」と、無駄に何かやる気の火がついた(笑)。とことん比較追求してやる! と無駄なやる気を出しすぎて、家庭でも使える臭気測定器をめっちゃ探してる私。
あまり需要がないのか、高い。ニオイを測定するという機会があまりないのかもしれないが、10万円強。10分の1くらいだったら即買って、猫砂や消臭スプレーをとことん比較してみたい! 中古とかで安く手に入れられないかなぁと、ニオイ研究欲がむくむくと湧いて止まらないのであります。
そして、猫砂と消臭スプレーやパウダーなどなど、オススメあれば是非是非この猫飼い初心者に教えて欲しいのであります。
おまけ
そんな私、十数年アロマランプを愛用していた。アロマオイルを蒸発させて使うもので……消臭・抗菌作用もあると言われていて、犬を飼ったばかりの頃に買ってからずっと使っていた。香りも色んな種類があって楽しめるし、何よりも「動物飼っているのにあまり臭くない!」と何人からも言われるほど、中々の効果だった。
が、が、ですが! 猫にはアロマオイル(精油)がとても危険なもので、命の危険すらあると言うことをこの頃知ってしまった。知らなかったよ。怖い! 無知って罪!
猫は肉食なので、肉食用の肝臓になっていて、人や犬にはある肝臓の解毒作用の一種のグルクロン酸抱合がなく、解毒できずに中毒症状を起こしてしまうらしい。植物の有機化合物が濃縮されている精油は猫にはとんだ毒物なのだ。
すぐに中毒症状が出なくても、蓄積されてある日突然症状が出ることもあるとのこと……。普段使っているアロマオイルを調べてみると、オイルの中に5%程度の精油が使われている。知った瞬間にゾッとしたけれど、知らなかったことを考えるともっとゾッとした。
私のように知らずに使ってる人もいるかもなので、一応おまけで記しておきます(え? 常識???)。