ぷーこの家電日記

第151回

ヤフオクドームへ足を運んだら、ビュッフェを食べながら野球観戦

 ちょっと遅めの夏休み、台風の強風の中、実家の福岡に帰ってきている。前回に引き続き、今回も手描きで原稿を書くつもりが、実家の近くにはセブンイレブンが無いという現実! マルチコピー機が無い!ということで、今回は写真多めにお送りいたします(笑)。

 野球のペナントレースも終盤。セリーグは広島カープがあっという間に優勝決めちゃってるけれど、パリーグの行方はまだまだ気が抜けない。前々回、ぷーこの旅日記と題して、仙台野球観戦の旅をお伝えしたけれど、今回はソフトバンクホークスのホーム球場、福岡ヤフオクドームの旅!

 各球場、色んな工夫がされていて、そこでしか食べられ無いものがあったり、周りに面白い施設があったりするけれど、福岡に来たら一度入ってみたかったのが「ビクトリーウイング」というシートだ。このビクトリーウイングというのは、4つのゾーンからできていて、それぞれテラス形式のシートと共に、ビュッフェで食事と飲み物が提供される。

 今回私たちが観戦した「JALスカイビューシート」では、ビュッフェメニューの中にJAL国際線で提供されるオニオンスープも入ってる。ファミリーにぴったりなECCキッズパークでは、座席後方に遊具がたくさん設置されて、試合の長さに飽きちゃった子供に人気らしい!

 外野席で大きな声を出しながら応援をするのも楽しいんだけれど、両親も一緒に行ったので、「応援」よりも「観戦」ということで、初めてJALスカイビューシートを取ってみた。

 入場は専用の入り口からエレベーターで一気に5階まで。ファールボール判定用のポールよりも高い5階からは球場全体が見渡せる。帰省の際の大量の荷物を持っていて、ドーム内にロッカーとかあるかなぁ? と不安だったんだけれど、このシートだったら、まるでホテルのクロークのように、受付でお願いすると荷物を預かってもらえるので、とても助かる。

 受付の横には、JALのclass Jのシートが置いてあって、空の旅気分。14時試合開始で、開始2時間前の12時から入場可能なんだけれど、12時にはもう行列ができていた! 試合前にまずは腹ごしらえして、あとは少しずつつまみながらゆっくりと野球を見ようという作戦の人が多いのだ。

 私たちも、まずはビュッフェを楽しむことに。

 ビュッフェのメニューは約20種類。好きに盛っていると、あれもこれも食べたくなっちゃって結構たっぷり。座席にも簡易テーブルが付いているけれど、テーブルエリアがあって、ゆったりと食事をとることもできる! 試合開始前はテーブル席で食事を取っている人が多かった。

 ビュッフェメニューは結構美味しくて大満足! おつまみにぴったりなメニューも多いので、ビールや酎ハイ(アルコールは別料金)を飲みながらビュッフェをつまみに観戦って最高だ。そして普通のビュッフェって、2時間くらいの時間制限あるけれど、試合の7回裏まで提供されているので、3時間くらいゆっくりと食べたいタイミングで食べられるのだ!

 そして3回裏が終わると、デザートも設置される。事前にチェックしてたので、3回が終わってすぐにビュッフェコーナーに行ったけれど、もう行列ができてた(笑)。

 デザートも全部盛り。小さなケーキが嬉しい。そしておいしい。今までの野球観戦とは全く違う!なんとも優雅だ。シートも普段の硬い椅子じゃなくて、映画館の席のようなクッション素材の椅子で疲れないところも嬉しい。

 座席後部にテーブル席の他、マッサージチェアも2台あるんだけれど、ずっと誰かしら使ってた。野球は見れないけれど臨場感だけは味わえるからそれはそれで楽しいのかしら(笑)。トイレも専用で設置されているので、全然並ばなくて良い。

 肝心な試合はと言えば、延長戦の末、結局引き分けで終わってしまった。勝利の白い風船と花火は見れなかった……。これで勝ってたらもう最高の最高に気持ちがよかったんだろうなぁ! と思いながら、引き分けたものは仕方がない。まだまだ分からないパリーグの優勝争い。ぜひ引き続き頑張ってほしいのであります。あー、楽しかった!

 福岡で野球観戦をするなら、ぜひ1度行ってみる価値あり! 他の球場にはない観戦スタイルなんじゃないかと思う。そして、そこまで野球が好きじゃない人や野球観戦に行ったことない人を誘っても、かなり楽しめる席なので、デートに誘ってみるなぁんてのにもぴったりだと思うのです。

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。