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やじうまミニレビュー
PLUS「個人情報保護スタンプ 早撃ちケシポンワイド」

~“早撃ち”でサクサクと個人情報保護
Reported by 林 佑樹

PLUS「個人情報保護スタンプ 早撃ちケシポンワイド」
 以前に紹介した「クズケース付シュレッダーはさみ」は便利だ。しかし、少しだけ気になるところがあった。見事に裁断していってくれるが、スピードに欠ける。チョッキンチョッキンと1枚ずつハサミを入れるのは意外に面倒だ。

 ハガキや封筒相手のとき、スピードを追求した場合で考えてみたところ、インクで塗りつぶしに思い至った。そういえば、個人情報とうるさくなったころはマーカーで塗りつぶしていたような……。ということで、目についたのがPLUSの「個人情報保護スタンプ 早撃ちケシポンワイド」だ。

メーカーPLUS
製品名個人情報保護スタンプ 早撃ちケシポンワイド
希望小売価格1,260 円
購入場所Amazon.jp
購入価格977円


 見た目からもわかる通り、早撃ちケシポンワイドはスタンプ型の個人情報保護アイテムである。昨年発売されたケシポンより、連続してスタンプが押せるようになった点と、サイズが大きくなったのが変更点だ。使い勝手は今までと変わらず、目標を定めて、ポンと押すだけ。しかし、ただのスタンプではなく、キャップレス構造やインクが乾きにくく考慮されたギミックなど、なかなか考えられた商品である。カラーリングはホワイトのほかに、ネイビーブラックもあり、設置場所に合わせたカラーを選べる。


パッケージ。女性の目線隠しに捺印実寸24mm×70mm(縦×横)が使用されている パッケージ裏には詳細な使い方があるので、目を通しておきたい パッケージから出した直後。本体、インクカートリッジ、専用トレーに分けられている

 挑発的なポーズの女性に目線を入れたパッケージから取り出すと、本体とインクカートリッジ、専用トレーが分割された状態になっている。まずは取り付けからだが、ハンドルと透明なスライド部分の間にインクカートリッジを入れるだけとカンタンだ。本体両サイドにあるピンク色のボタンはロックボタンとなっており、スライド部分を約5mm押してからロックボタンを押すと、ちょうどインクカートリッジが入る高さで固定されるのだ。


インクカートリッジをセットしている途中 両サイドのロックボタンで、取り付け・取り外しがとても楽

 インクカードリッジの版面には、ダイレクトメールや印刷物に多い明朝体やゴシック体に対して効果的なアルファベットパターンが彫られており、判読不可能な状態にしてくれる。捺印サイズは24×70mm(縦×横)で、だいたいのダイレクトメールの宛名部分に対応。また捺印できないモノとして、パッケージ背面には発着ハガキなど表面がコート紙やプラスチックなどインクが浸透しない紙、インクが乾きにくい光沢紙やトレーシングペーパー、インクが滲んでしまう和紙などが挙げられている。ダイレクトメールの大半はコード紙だが、宛名部分はスタンプしやすいシールの場合が多いなので、とくに問題はないだろう。


版面はアルファベットが並ぶ
よく見るとランダムに回転処理が加えられており、下にある文字の判読を困難にしている

 捺印は約1,000回可能とあり、個人やSOHOならば3カ月くらいは使えそう。交換用カードリッジも販売されているので、予備を用意しておけば激しく連打することになってもインク切れが気にならない。なお、交換用カートリッジは希望小売価格473円とウレシイ価格だ。

 ハンドル部分を押すと、版面が180度回転して捺印をする仕組み。使っていないときは、盤面とインクカートリッジが密着しているため、インクが乾燥していまうことがないというわけだ。またパーツも太く堅牢な作りなので、筆者のようにスタンプを力強く押す主義の人も安心である。


ハンドルを押していない状態だと版面は見えない
ハンドルを押すと、版面がくるりと回転する

 ということで実際に捺印してみることにした。例によって明細の入った封筒が相手である。まずスタンプの場合、狙いを定めるときズレないように確認をしなくてはならないが、スライド部分は半透明なので本体を置いてからしっかりとセッティングできてしまう。連続してスタンプしてみたが、常に確認しながら、しかもスピーディーに打てるのは、やはり便利。早撃ちの名はダテじゃない。

 少し注意しなくてはならないのは、版面の面積。スライド部分は版面よりも大きいので気持ち下にズラす意識をしておく必要があるのだ。といっても微妙に残ってしまっても、またスタンプすればいいだけなのであまり気にせず使っている。なによりもポンポンと軽快に進められて、ストレスが溜まらない。大量に保護しなくちゃというときには大助かりだ。


明細の入っていた封筒で試してみることにした
スライド部分が半透明なので狙いをつけやすい。版面の面積よりもスライド部分が大きいので、真ん中あたりを基準にすると失敗しにくい
厳密に手前側で合わせてスタンプしてみたところ。約5mmズレてしまっている。またどれくらい判読できなくなるかもわかると思う

 ハガキは、個人宅であっても常に溜まっていく。自分の情報が漏れたらイヤだが、シュレッダーは場所を取るのでおけない、なんて人にオススメ。ハガキ用の個人情報保護グッズとして、手軽かつ安価なソリューションだ。たんまり溜まったハガキを切り刻むのは面倒だという人にこそ、試してもらいたい。





URL
  プラス株式会社
  http://www.plus.co.jp/
  製品情報
  http://bungu.plus.co.jp/sta/product/office/keshipon/hayauchi.html

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2009/01/22 00:02

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