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ニューバランス「ルームシューズ A12」
~スリッパ代わりに使える室内用スニーカー
Reported by 本誌:伊藤 大地
ニューバランス A12
師走に入って、いよいよ寒さが厳しくなってきた。自宅だろうと、オフィスだろうと、冷えるとつらいのは足である。家では普通にスリッパを履いているが、ちょっと困っているのは職場だ。服装はカジュアルなので、室内履きに履き替えることもできるのだが、スリッパはさすがに気が引けるし、かといって、きっちりヒモを結んだ靴を何時間もはき続けていると、水虫になりそうな気がする。
そんな折りに知ったのが、ルームシューズというもの。要は室内履きだ。室内履きというと、モコモコの毛がついた、およそカッコいいとはほど遠いモノを思い浮かべたのだが、近頃はそうでもないらしい。なんでも、スポーツメーカーからも出ているというのだ。調べてみると、たしかにナイキ、アディダスといったメーカーから、まるでスニーカーのようなモノがたくさん出ている。売り切れているショップも多く、人気もあるようだ。そこで今回は、履き心地に定評があるニューバランスのものを選んだ。
メーカー
ニューバランス
製品名
A12
購入店
楽天市場
購入価格
2,290円
パッケージ
表面の素材は普通のスニーカーのようだ
ソール。滑り止めのラバーが入っている
結論から言ってしまうと、この買い物は大正解だった。このルームシューズ、要は「スニーカーのように見えながら、スリッパのように気軽に履ける」点が素晴らしい。
まず、カカトに芯材が入っていないので、遠慮なくカカトを踏める。カカト部分は伸縮性のある生地でできているので、普通のスニーカーのように履いても、しっかりと足にフィットしてくれる。
履き心地も上々。全体はメッシュ素材で通気性がよく、長時間はいても足も蒸れない。ソールには厚みがあり、クッション性のある素材のため、歩いているときの感覚は完全にスリッパだ。たとえ、カカトを入れて履いていても、間違えてこれで外出してしまう、ということはおそらくないだろう。履いたまま出かけたい、という人は、姉妹モデルのA13を選ぶといい。こちらはラバーのソールが付いているので、サンダルの代わりに使用できる。
カカトを踏んで履いたところ
カカトを入れて履いたところ
一見、芯材が入ってそうに見えるが……
実は柔らかい
A12は通気性がよいので、寒さも防げないのでは、とはじめは心配になったのだが、それはあまり気にならなかった。たしかに、毛素材を使ったモコモコのスリッパに比べたら暖かくはないだろうが、決して足が冷たくなるわけではない。
また、歩き心地もスリッパより上。普通のスリッパにはソールに芯材が入っているので、足先にひっかけて歩くような感じになる。一方、このルームシューズは、ソールに芯材が入っていないので、たとえカカトを踏んだまま歩いても、ソールが曲がって足の動きに追従し、歩きやすいのだ。
もちろん、M1400という定番スニーカーをベースにしたデザインも秀逸。パッと見た感じでは、ヒモがないことくらいしか違いがない。普段もスニーカーを履いているくらいなので、たとえば社内で、これを履いたまま、人に会うのも問題はない。とにかく、「いかにもスリッパです」という外観でないのがうれしい。
もう1つ普通のスリッパにない利点として、洗いやすさを挙げたい。ソールに芯材が入っておらず、毛素材も使っていないので、普通に洗濯機に放り込んで洗うことができる。履き物はどうしてもニオイが気になるが、その心配もない。
と、かなり気に入って使っているのだが、オススメするにあたって、悩ましい点もある。カラーバリエーションの幅が狭いのだ。公式サイトを見ると、A12とA13、合わせて7種類がラインナップされているのだが、どれも主張の強いものばかり。今回買った赤系のキャンティが一番地味なくらいだ。もうちょっとネイビーとかブラックとかグレーとか、無難な色を揃えれば、ユーザーの層も広まると思うのだが……。求める際には、まずカラーをチェックして頂きたい。
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URL
ニューバランス ジャパン
http://www.newbalance.co.jp/
製品情報
http://shop.newbalance.jp/scb/shop/shop.cgi?No=2871
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