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やじうまミニレビュー
コクヨ「ドットライナー ラベルメモ」

~ポスト・イットとはひと味違う、貼って剥がせるメモ
Reported by 本誌:伊藤 大地

「ドットライナー ラベルメモ」。左から50×50mmサイズ、74×50mmサイズ。サイズのバリエーションはこのほかにも50×25mmの短冊型など4種類がある
 貼ってはがせる付箋紙といえば、すぐに頭に浮かぶのはおなじみポスト・イット。私はマニアと言っていいほどポスト・イットが好きだし、実際、幾度かこのコーナーでも紹介してきた。しかし、貼ってはがせる付箋紙は、なにもポスト・イットだけではない。最近登場した新たな選択肢、コクヨの「ドットライナー ラベルメモ」(以下、ラベルメモ)を今日は紹介したい。74×50mmのタイプと、50×50mmのものを購入した。希望小売価格はそれぞれ270円、250円だ。

 ラベルメモがポスト・イットシリーズと違うのは、糊が全面に付いているということ。ここで、「ん?」と思われた方も多いことだろう。私もそうだった。「糊が全面に付いていて、それが便利なの?」と。確かに、その疑問はもっともだ。色も付箋でよくある黄色だし、いかにもポスト・イット対抗製品のように見える。しかし、実際使ってみると、これはポスト・イットとはまったく別のものであることがわかった。では、なにが違うのか。

 当たり前のことだが、全面に糊が付いていると、剥がれにくい。もしくは、剥がしにくい。紙の四隅がきっちり糊付けされるので、意図して剥がそうとするか、もしくは何度もカバンや引き出しから出し入れするとか、そうしたことがなければまず剥がれない。短冊形の付箋だと、たまに書類から剥がれ落ちてしまうことがあるが、ラベルメモではまずそういったことはないだろう。とはいっても、糊そのものは一般的な付箋と同じタイプで、いざ剥がしてしまえば、下地を傷つけることはない。


全面に糊がついているが、ユーザーが混乱しないよう、めくるところの指示が描かれている。親切だ 特に苦労せずに、スッと剥がせる。普通の付箋と大きな変わりはない

 この性質を考えると、ポスト・イットはあくまでも、短いスパンで剥がすことを念頭に置いているのに対し、ラベルメモはどちらかというと、「いざとなれば剥がせますよ」という位置づけのように思える。そういった意味で、ラベルメモは書類のインデックスに使ったり、ちょっとしたメモを挟んだり、いわゆる付箋の使い方はあまり向いていない。ベッタリくっつきすぎるのである。

 そうした特質を考えると、ラベルメモは付箋紙というより、ラベルライターで作ったラベルに近い。ラベルライターはそうそう持ち運ばないし、電池やインクカートリッジなど準備がいる。しかし、ラベルメモならば、ペンさえあればすぐに簡易ラベルを作成できる。付箋紙の手軽さでもってラベルが作れるグッズ、と考えると非常に納得がいくのである。

 たとえば、書類の整理。書類をクリアーファイルに入れて保管している人も多いだろう。クリアーファイルは手軽に整理できる反面、ファイル自体が増えてくるとファイル側の整理に手間取ってしまう。ファイルが透明だと中身が見えるのはいいのだが、ファイルそのものにプロジェクト名などを書き込んでも目立たなくなってしまい、整理しづらい。このクリアファイルに貼り付けるのに、ラベルメモは最適だ。「経費」「交通費」「~~資料」などと書き込んで貼り付ければ、ファイルが増えてきてもすぐに判別できる。また、プロジェクトが終了していらなくなったら、剥がしてしまえばそれでよい。


クリアファイルにマジックで書くと……ファイルが重なったときに見にくい ラベルメモを貼って分類。すっきり整理できる。項目を変更しても、クリアファイルを捨てずにすむ

 もう1つは、月や週単位での目標管理などに使う方法だ。日々のToDoレベルであれば、普通の付箋紙でも事足りるだろう。しかし、月、週単位の目標やプロジェクトの内容を剥がれやすい付箋紙に書き込んで、適当に手帳や机の上に貼っておくと、なくしたり、やぶれたりする可能性が高い。ここがラベルメモであれば、なくす可能性はぐっと低くなる。

 最後にもう1つ、一番オススメの使用例を挙げよう。本の整理だ。

 私は仕事柄もあって、月に20冊程度には目を通す。朝、出社する前にその日読む本を適当に本棚から出すのだが、このときに以前読んだことを忘れて、既読の本を持ち出してしまうことがある。それを防ぐため、本を買ってきたそばから、未読の本の背表紙にラベルメモを何も書かない状態でペタッと貼っておくのである。

 もちろん、このままでは終わらない。読み終わったら、この本には何が書いてあったか、どのあたりが役に立ったかをごく簡単でよいから、ラベルメモに書き込む。そして書き込んだラベルメモを裏表紙に貼り付けておく。こうしておくと、再度読み返すときに自分で書き込んだポイントから入れるので、大幅に時間が短縮できる。

 また、たとえ一文であっても、自分の言葉で本の内容をアウトプットしておくと、記憶に残りやすい。もちろん、四隅に糊付けされるので、剥がれにくい。もし、こんなメモを普通の付箋紙に書き込んで、剥がれてしまったら、おそらくそれを元の本に戻すのは困難な作業になるだろう。ラベルメモならば、それを未然に防ぐことができる。しかも、ブックオフ行きになると決まればすっきり剥がせるわけで、いいことづくめだ。


背表紙に未読ラベルを貼る。写真のように未読と書いてもいいが、あとでメモを残そうと思うなら、何も書かない方がよい 読み終わった後の簡単なメモを、剥がしたラベルに書き込む

 というわけで、ラベルメモは、見た目こそ普通の付箋紙に似ているが、その本質はちょっと立ち位置の違う製品のように感じた。あとは、この違いをどうやって活用するかだ。ここでふれた活用例はほんの一例だが、“剥がれない”という特性を活かす使い方は、まだまだあるだろう。ぜひ、みなさんも自分の使い方を追求してみてはいかがだろうか。





URL
  コクヨS&T株式会社
  http://www.kokuyo-st.co.jp/
  製品情報
  http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/dotliner/series/labelmemo/

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2008/08/06 00:02

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