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やじうまミニレビュー
センチュリー「ポットヌードル」

~タイマー付きで食べ時を逃さない! カップ麺用電気ケトル
Reported by 林 佑樹

 カップ麺は素晴らしい存在だ。コストパフォーマンスもいいし、空腹に耐えかねているときならばすぐにおいしくいただける。お盆休み前の忙しさの中、つかの間のストレス解消(衝動買い)の過程で手にしていたのがセンチュリー「ポットヌードル」だった。タイマー機能付きでカップ麺の食べ頃をお知らせしてくれる電気ケトルだ。カップ麺をサクッとおいしくいただくことだけに注力したこの製品は、メーカー希望小売価格5,980円。楽天市場で同額で購入した。


徹底的にカップ麺を意識したデザインは、とにかく強烈である サイズ比較をしてみた。おなじみのカップ麺と並べてみたのでよくわかると思う

 ひとり暮らしでお湯を保温する電気ポットを使っている人は希だと思う。そのとき使う分だけホットな水があれば十分……そんな人が多いのではないだろか。本機はそんなニーズを押さえつつ、カップ麺をこよなく愛する人への配慮が光りまくるステキなアイテムだ。見た目もステンレスが渋く輝くいわゆる電気ケトルな見た目ではなく、とてもカップ麺なデザインであるところからも、開発者のカップ麺への愛が伝わってくる。


電源プレート本体。ケトル本体と着脱が可能
電源プレートの正面には3~5分のタイマーとスピーカーがある

タイマー機能は別途ボタン電池が必要。電源プレート底面に電池ボックスがある
ケトル本体の底面には電気プレートとの接触部がある。水気厳禁なので洗ったあとはよく乾燥させよう

 サイズは165×120×205mm(幅×奥行き×高さ)。2Lのペットボトルとほぼ同じ胴回りで、アパートなど狭いキッチンでも邪魔にならない。消費電力は1,000Wとやや高いが、使用するときだけなので電気代はあまり気にする必要はなく、どちらかといえば、夏だとエアコンが動いているので、20A契約のアパートだとブレーカーのほうが心配になる。

 本体のサイドには、標準サイズのカップ麺容量300ml、カップ焼きそばタイプ400ml、カップ麺2つ分をサポートする600mlの目盛りがあって、食べたいカップ麺に合わせて、必要な分のお湯を沸かせる。もちろん、蒸発する分も計算に入れた目盛りなので、中途半端にお湯が余らず実にナイスだと感じた。贅沢をいえば、ビッグなサイズのカップ麺はだいたい500mlなので、その目盛りも欲しかった。また内側にも各目盛りと同様の区切りで目印があり、入れたいところまで水を入れやすくなっているところも◎。


ケトル本体サイドにある目盛りは300ml、400ml、600mlごとに目印がある。必要な分だけ入っているかカンタンに確認可能
ケトル本体の内側にも目盛りと同様の目印があり、水を入れながらの確認が楽。ムダに水を出さなくてもいいのだ

開閉式のフタなので、水を入れるとき、わざわざフタを外す必要がない
 水を入れるときに、わざわざフタを開ける必要はなく、ハンドル上部にあるスイッチをグイっと押し込むだけでフタが開く。お湯を注ぐときはフタを閉じたままでもいいし、カップ焼きそばなどで一気にお湯を注ぎたいときはフタを開けばOKと使い勝手もよく考えられている。フタとボディの大半はプラスチック製で、沸騰時にプラスチック特有の臭いがする。この手の臭いが苦手な人は注意すべき点だ。


取っ手上部の開閉ボタンを押すとフタが開き、ボタンを離すとフタが自動的に閉じる仕組み。面白いギミックで何度もしてしまうが、調子に乗ってお湯が沸いている状態でやると筆者みたいに火傷してしまうので注意しよう
フタを閉じた状態で注いで見た。標準サイズのヤカンよりも一度に出る水量は少ない
フタを開けた状態だと、閉じていたときよりも一度に多くの水が注がれる。カップ焼きそばにオススメ

 気になる沸騰までの時間は計測してみたところ、300mlのときは約2分30秒、400mlで約3分、600mlで約4分だった。温度が上がるにつれ「ゴッォォォォ」という音がするのではじめは少し驚いてしまったが、それほど大きな音ではない。そして温度が100℃になると自動的にスイッチが上に上がり、電源がOFFになる。保温機能はないが、そもそもコンセプトがカップ麺1杯分なので気にする必要はないし、沸騰までの時間も短いので使い勝手はいいといえる。


スイッチを下に押すと電源がONになり、ランプが点灯する。沸騰するとカチッという音とともにスイッチが上がり電源がOFFになる仕組み。わかりやすくてとてもいい
スイッチが切れるタイミングはもちろん100℃。近くにいると沸騰していくまでの音がよく聞こえる
他の電気ケトルはフタにも彩色されていて中を見ることができないが、本機はフタが透明だし、開閉できるのでぼんやりと眺めることもできる。沸騰前にフタを閉じないと火傷するので注意

 注意点は400ml以上のお湯を沸かす時。沸騰中に僅かだが本体が揺れるのだ。水平なところでは問題ないが、傾斜があるとお湯がこぼれる可能性もあるので気をつけてほしい。

 お湯を入れたあと、普通の電気ケトルならそこで役目は終わりだが、本機は違う。本機の電源プレートにはラーメンの食べ頃をお知らせするタイマー機能があるのだ! タイマーは3~5分で選ぶことができ、時間になるとスピーカーからチャルメラが3度も鳴り響く。できあがるまでの間、TVなどを見ていて3分以上経過していた……という悲劇から解放されるのはうれしい。


おいしくいただくためのステキな支援機能「タイマー」。3~5分まで設定可能で、ボタンを押すだけでカウントがスタート。動画は残り30秒の様子で、時間が迫るに連れ点滅の間隔が短くなっていく。時間になるとチャルメラサウンドが鳴り響くのだ!

注ぎ勝手も水量は多すぎず少なすぎず、とてもいい感じ
沸騰したお湯が入っているとき、ケトル本体に触るとものすごく熱いが、取っ手と本体の間にはゆとりがあって安全だ
ドリップ方式のコーヒーを入れるのも楽にできる。ただ、ちょっと注ぎ口が大きいので、細く水を出すには練習が必要だ

 カップ麺に対する愛に溢れる本機だが、カップ麺以外でも便利である。紅茶やコーヒーを作るときはもちろん、二人分の朝食用にも使えるし、なんといっても目盛りが使えば使うほど、小回りが効いて便利なのだ。また電気ケトルして見ればシンプルな作りなので、大ざっばに扱えてしまうところもいい。それほど多機能じゃなくても構わないというなら、個性的な見た目のポットヌードルで十分ではないだろうか。





URL
  製品情報(楽天市場内)
  http://item.rakuten.co.jp/yume/479f5/
  電気ケトル関連記事リンク集
  http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/kettle.htm



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2008/08/05 00:00

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