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BEAUTY NAILER「プロフェッショナルスーパーUVランプ」

~片手分いっぺんに処理できるネイル用UVランプ
Reported by 結城 涼子

BEAUTY NAILER「プロフェッショナルスーパーUVランプ」
 最近、趣味が高じて自宅でネイルをするようになった。

 ネイルと一口にいってもその種類はスカルプやジェルネイルなどさまざまだ。スカルプは正確には「スカルプチュア」と言い、粉状のプラスチックと液状のプラスチックを混ぜたものを時間の経過によって固める。自分の爪よりも丈夫にできる。作り上げてから3週間~4週間ほどその状態を保つが、個人でやるにはちょっと難しい。

 一方、ジェルネイルは名前の通りジェル状のものを爪に塗り硬めるもので、より地爪にポリッシュを塗った感じに近い形に仕上がる。こちらも3週間~4週間ほど持ち、個人でも比較的簡単にできるので、自分でジェルネイルをする人も増えている。

 最近では子どもを持った主婦がネイルサロンに通い、ジェルネイルやスカルプの技術を身につけている人もいるそうだ。ネイル雑誌も増え、自分でジェルネイルをする環境が着々と整っている印象だ。

 そのジェルネイルを固めるのに必須の道具となるのがUVライトだ。というのもジェルネイルは爪に塗っただけでは固まらず、UVライトに当てて初めて硬化するからだ。

 市販されているUVライトはたくさんあるのだが、たいていが9Wか36Wの外国のメーカーのもので、値段も1万~3万円ほどする。ワット数の違いはジェルの硬化時間に関係していて、ワット数が大きい方が硬化時間が短く済む。9Wのものは持ち運びサイズの小さいものが多く、5本の指を同時に硬化させるよりも1本ずつ硬化させる用途だ。

 今回購入したUVライトは、日本のムラキというメーカーの「BEAUTY NAILER」というブランドから発売されている定価9,500円の「プロフェッショナルスーパーUVランプ36W」だ。価格の割に36Wと出力が大きく、また、本体サイズも横235×高100×奥行255mmと5本指が余裕で入る大きさ。5本指が1度に入るとその分、硬化までの時間を短縮できるので、ネイルにかかる時間もぐんと縮められる。


本体右上に電源スイッチと2分タイマーがある 本体内のUVランプは交換式 片手の指が全部入る大きさ

 さらに2分タイマーが付いていて自分で硬化時間を計らなくてもよいのも便利だ。だが、この製品の一番の決め手はランニングコスト。UVライトを安く買ったとしても中のランプは約半年に1度は交換しなくてはいけないのだが、大抵のUVライト用交換用ランプは1本2,000円前後が4本で、合計すると1万円弱かかってしまう。このUVライトは交換用ランプが1つ400円×4本と安く、1回の交換でも2,000円弱程と安く買えるので、ジェルネイルを長く続ける人にとってはありがたい。

 では、これを使って実際にジェルネイルをしてみたい。ジェルネイルには、UVライトのほかに以下の道具が必要だ。

・クリアジェル(BioGel)
・S-ジェル(BioGel)
・カラージェル(ノビリティ・ibd)
・筆(クリア用・カラー用・ラメ用)
・ネイルファイル(爪やすり)
・プッシャー
・セラミックプッシャー
・アルコール(ドラッグストアで売ってるような市販のもの)
・リムーバー(BioGel)
・ノンアセトンリムーバー(ドラッグストアで売ってるような市販のもの)

 これらの道具を揃えたら、まずは爪の形をネイルファイル・エメリーボード(爪やすり)で自分の好きな形に整えていく。次にプッシャーで甘皮の処理を行なう。甘皮のある爪の根元は爪を生成している部分なので、傷を付けたり痛めないように気をつけるのがポイントだ。さらにセラミックプッシャーで爪の根元からサイドに螺旋を描くように優しくやすりをかけていく。

 爪を削った粉や爪の表面についたゴミ・オイル等を拭き取ったら、いよいよUVライトの出番だ。筆に付いてくるくらいの量のクリアジェルを爪に塗り、UVライトに2分当てて固める。UVライトが消えたらライトから手を出すが、このときはジェルが完全に固まっていなくても次の工程に進められる。

 クリアジェルが固まったら、次は同じ要領でカラージェルを塗り、UVライトを2分照射。このカラージェルが固まった段階で、ラインストーンやラメパウダーでネイルをデザインしてもいい。ラインストーンやラメパウダーを固定するためにUVライトを15秒ほど当てて位置を仮付けしてから、トップジェルを1度塗りUVライトに2分照射、そしてもう一度塗ってから4分照射することで、ネイルにツヤもでて長持ちするようになる。固まりきらないジェルは、ノンアセトンリムーバーで拭き取っておくとさらにツヤが出せる。


初めに爪を自分の好きな形に整える
プッシャーで甘皮の処理
セラミックプッシャーで爪の根元からやすりがけ

爪を削った粉や爪の表面についたゴミ・オイルを拭き取ったらクリアジェルを塗り、UVライトを2分間当てる
クリアジェルが固まったら次はカラージェル。カラージェルの上にラインストーンやラメパウダーをあしらってもいい
自宅でジェルネイルが完成

 私の使っているジェルの場合、UVライトに照射する時間だけでもクリアジェル2分、カラージェル2分を二度塗り、そしてトップジェルを2分+4分と片手だけで14分もかかる。また、ラインストーンをつけたりすると更に時間がかかってしまう。両手分ジェルネイルするのに1時間程度かかるのだが、ここでワット数の少ないものや1本ずつしか入れられないUVライトを使うと、更に時間がかかってしまう。今回のように片手ごとネイルできるUVライトは時間短縮のためにもかなり便利だ。


ジェルネイルを剥がすところ アルミホイルでくるむ

アセトン入りのリムーバーとコットンを使う 自宅でも簡単にはがせる

 以前にジェルネイルキットを買ってジェルネイルに挑戦したことがあるが、ジェルをうまく固めることができず、道具の使い方もよくわからないまま、触ったものすべてがベトベトになり挫折してしまった。このとき使ったUVライトはワット数が14Wと弱く、硬化時間もわからないまま諦めてしまったのだが、今回は36Wと十分なワット数とタイマーが付いて、非常に実用的。これなら続けることができそうだ。

 あえて改善して欲しいポイントを挙げるとすれば、UVライトの交換時期がわからないこと。使っている途中にランプ切れを起こしたときのことを考えると不安になる。交換時期の目安さえわかれば、もっと使いやすくなると思う。

 ちなみにジェルネイルは、アセトン入りのリムーバーとコットンがあれば自分でも簡単に落とすことができる。ジェルネイルは3~4週間ほど経過すると爪の根元が伸びてきたり、リフトが起きてくるので手入れが必要になるが、自分でジェルネイルを落とせるだけでもサロンに行く時間を短縮したり、サロン代も抑えられるのでお勧めだ。





URL
  BEAUTY NAILER(株式会社ムラキ)
  http://www.muraqi.com/

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2008/05/20 00:13

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