コラム：やじうまミニレビュービューティーネイラー「ネイルドライヤー」

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やじうまミニレビュー
ビューティーネイラー「ネイルドライヤー」

～マニキュアの乾燥時間を短縮できる専用ドライヤー

Reported by 本誌：阿部夏子

ビューティーネイラー「ネイルドライヤー」

　大学生の頃から、ネイルを塗るのが好きだった。身なりに気をつけていると、それだけで、テンションがあがったり、気持ちに余裕ができたりするものだ。

　それが、社会人になってからはめっきりできなくなった。一番の理由は、時間がないことだ。というのもマニキュアを塗り直すという一連の作業に少なくとも30分はかかるからだ。そこからマニキュアが乾くまでもう30分、合わせて1時間は何もすることができない。せっかちに塗り直しても、完全に乾ききる前に物に触ってしまって、もう一度最初からやり直し、なんてこともしょっちゅうだ。

　少しでも、マニキュアにかかる時間を削減したいと、これまで速乾性のマニュキュアを使ってみたり、速乾スプレーを使ってみたりしたのだが効果がイマイチ実感できなかった。そこで今回は楽天市場でこれは効果がありそうと思った「ネイルドライヤー」を試してみたい。楽天市場で1,260円(送料別)だった。

　ピンクのパッケージの製品が届いた時、その色合いを見て「おもちゃみたい」と思った。本体はコンパクトで、軽い。ワニの口のような形をしていて、その口部分に手を差し込むと風が出てきてマニキュアを乾かすという仕組みだ。手を置く場所がスイッチになっていて手の重さで電源が入るのだ。マニキュアをしている手では何も触ることができないので、この仕組みはよく考えられていると思う。電池は別売りで、単三電池2本を使う。


ピンクのパッケージに包まれた本体	上から見た本体。コンパクトだ	横から見るとワニの口のような形をしている


手を置くと、風が出てくる	奥が送風口になっている	単三電池2本を入れて使う。電池は別売り

【動画】手を置くと風が吹き出してくる様子(WMV形式,190KB)

　さっそく使ってみた。まずマニキュアを1度塗って、その上からトップコートを塗って乾かしてみた。ネイルドライヤーに手を入れると、「ブォー」という音と共に風が吹き出してきた。音は少し気になるが、同じ部屋でテレビを見ることができる程度だ。風は冷風で、下に向かって吹くので顔や、周りのものに当たるようなことはない。

　最初に右手を乾かしてみた。5分ほど入れて出してみる。見た目には乾いているように見えるが、マニキュアはペンキのように厚みがある。表面を触ったみても指紋の後は付かなかったので、少し押してみた。やはり5分では乾かないようだ。

　更に、5分続けてやってみた。今度は、指で押しても指紋の後は付かない。そこで爪で軽く押してみた。それでもあとは付かなかった。きちんと乾いている。次に左手を乾かす。右手を乾かしている10分の間に自然乾燥で乾いていたのか、左手は5分ほど乾かすと爪で押しても跡がつかない程乾いていた。ネイルドライヤーを使わない時に比べると10分以上も時間を短縮することができた。

　次に、最近流行している、フレンチネイル(2色のマニキュアを使った、ネイルのデザイン)に挑戦してみた。これは、薄いピンクのマニュキュアを塗ってから、先端部分にだけ、白いマニュキュアを塗り、その上からトップコートを塗る。今度は、マニキュアが3層になっているので、最初よりは乾くのに時間がかかるだろう。

　先ほどと同じ要領で、5分ごとに乾いているか確かめてみた。10分ほど乾かすとほとんど乾いている。逆の手も7分ほどやると完全に乾いた。フレンチネイルの場合、マニキュアを重ね塗りしているので、自然乾燥だと30分以上はかかる。それが、20分ほどで済むのは嬉しい。

　マニキュアの種類や、塗り方でも差が出てくるだろうが、私の場合は最初の手10分、もう片方の手、7分ほど乾かすと、ほとんど乾いていた。その後に掃除などの家事をやってもマニキュアがよれるということもなかった。


マニキュア1色を2回塗りしたもの。10分でほぼ完璧に乾いた	マニキュア1色を塗って、先端部分にだけ、白いマニキュアを重ね塗りするフレンチネイル。さらに、トップコートを塗っているので3層になっている。これも10分でほとんど乾いてしまった	今回使ったマニキュア

親指が一緒に乾かせないのが、難点。ただ、値段を考えると仕方ないのかもしれない

　片手づつしか乾かせないので、時間はその分かかってしまうのだが、片方乾かしている間に他のことをやることができるので、そんなに気にならなかった。例えば、片方乾かして、もう片方の手でパソコンのマウスを握っていたり、テレビのリモコンを握っていたりもできる。以前、早くマニキュアを早く乾かしたくて、ヘアードライヤーを使って、乾かしたことがあるが、両方の手を使わなければいけない上に、ドライヤーのスイッチを切り替えたりする際にマニュキュアが崩れてしまったりして散々だった。それを考えると、1,260円で、マニキュアがよれる心配なく乾燥時間を短縮できるこの製品は優れていると思う。また、片方を乾かしている間に自然乾燥もできるので、慣れてくるとそこら辺の時間調節もできるだろう。

　唯一残念なのは、親指が一緒に乾かせないということだ。人差し指から、小指まではなんとか一緒に乾かせるのだが、長さの関係で親指はどうしても一緒に乾かすことができない。自分なりに工夫して、右手を乾かすときには、左手の親指を一緒に、逆に左手を乾かすときには右手の親指を一緒に、乾かしてみたもののイマイチ収まりが悪かった。ただ、値段を考えるとそれぐらいは許せる。

　マニキュアを日常的に塗っている人や、乾かす前に他の物に触ってしまってだめにしてしまった経験のある人には一度試してもらいたい。これからも使い続けたい商品だ。

― 家電製品ミニレビューバックナンバー ―

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2007/10/03 00:00

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