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やじうまミニレビュー
無印良品「ネイルケア BHA-NE7MJ」

~シンプルを極めた爪用電動ヤスリ
Reported by 本誌:阿部 夏子

無印良品「ネイルケア BHA-NE7MJ」
 最近では家電を選ぶ時の要素としてデザインもかなり重要な要素となっているようだ。だが、こと美容家電となるとデザインに関しては一歩遅れをとっているように感じる。選ぶ時の基準は、まず機能、値段、それから美容家電に関しては、口コミも重要な要素といえるだろう。だが、デザインとなるとそれほど重要視されていないのか、おきまりのピンクや、パステルカラーなどいかにも「女子」らしいデザインが目立つ。

 そんな中、美容家電でもシンプルで、スタイリッシュな製品を出しているのが無印良品だ。このコーナーでも過去にドライヤーや、ホットビューラーをご紹介してきたが、今回は「ネイルケア BHA-NE7MJ」をご紹介したい。OEM元は三洋電機だ。

 メーカー希望小売価格は2,100円。同社のネット通販で同額で購入した。ネイルケアはその名のとおり、爪をキレイにするための製品。ネイルケアというと、かなり幅広い意味を含む言葉だが、この製品でできるのは爪を削ること、表面を磨くことの2つだ。

 まずは、その優れたデザインに注目したい。本体は真っ白で、まるでボールペンのようなルックス。パッと見ではとても美容家電には見えない。特に注目したいのが本体の細さ。今までもネイルケアや、ホットビューラーなどスティックタイプの美容家電はかなりたくさん手に取っているが、ここまで本体が細いものはなかなかない。本体の直径は13mmで長さが135mmで、手にした感覚はとてもネイルケア用の製品だとは思えないのだ。


製品パッケージ
手に持って見ると本体の細さに驚く 本体のほかに3つのアタッチメント、替え用のヤスリが付属する

手前が本体、奥がシャープペンシル。大きさの印象はほとんど変わらない ペンケースに本体とペンを一緒にしまったところ 本体のフタを外したところ。スイッチやヘッド部分に至るまで白で統一されている

 本体の電源は単四乾電池1本。本体には付属していないので別に用意する必要がある。スイッチ部から切り替わっている本体の下部分を引っ張るようにすると電池ケースがある。

 操作は「Off/On」の切り替えのみで、とてもシンプル。操作スイッチ部分も真っ白、本体のフタを開けても真っ白というところにまたデザインのこだわりが感じられる。

 本体には3種類のアタッチメントと、それぞれの替え用シートが付属する。3種類のアタッチメントは用途に合わせてヘッド部分に付け替えて使用する。

 形状が三角形になっていてるのが、爪の長さを短くしたり、形を整える「形づくり」のヤスリだ。そのほか、爪の表面を磨くヤスリが「粗め」と「仕上げ」の2種類だ。この2種類のヤスリは形状がほとんど変わらないが、粗めが灰色、仕上げが白っぽい色になっており、色で区別できるようになっている。

 アタッチメントの裏は凹凸があり、本体のトップ部分の凹凸にはめ込むようにしてセットする。外すときは手で引っ張るようにすると簡単に取り外せる。


電源は単四電池1本
操作はON/OFFの切り替えのみでシンプル

アタッチメントは3種類。一番左から、仕上げ磨き用ヤスリ、粗めヤスリ、形づくりのヤスリ
アタッチメントの裏側
本体のヘッド部分

付属の説明書には「爪の形づくり例」が記載されている
 ケアする順番は、まずは形を整えて、次に粗めのヤスリで爪の表面の凹凸を取る。最後に仕上げ用のヤスリで細かいザラつきをなくしていく。

 アタッチメントをセットして本体のスイッチをいれるとヘッド部分が上下に高速で動く。音はするが騒音というレベルではなく、爪の手入れをしながらテレビをみることもできる。

 まずは形作りから。付属の説明書には「爪の形づくり例」が載っており、それぞれの爪の形の特徴や、適した手の形なんかも併せて記載されている。形作りをする時のポイントとしては、ヤスリを爪に当てる角度が重要なのだという。説明書によると、約45度の角度で爪に当てるようにすると、2枚爪などを防げるとある。自分の好みの形を意識しながら円弧を描くようにして、爪を削っていく。

 本体を爪に当てると少しずつ削られた爪が粉のようになってでてくる。これは表面を磨く際も同様に粉がでてくるので、喉が弱い人や、ホコリに弱い人はマスクをしてから施術がオススメだ。ちなみにいきなり自分の好みの形にしようとすると爪に負担がかかるので少しずつ時間をかけて爪を整えていくようにしたほうがいいだろう。


形づくり用ヤスリを本体にセットしたところ。形づくり用のヤスリは三角形になっている 正面から見るとヤスリが2面に分かれてついている 爪を削ったり、磨いたりする工程の中では爪が削れた粉がかなりでる。敏感な人は注意したい

 形作りを終えたら次は爪の表面部分を磨いていく。アタッチメントを付け替えて、まずは粗めのヤスリで爪の表面をまんべんなく磨いていく。アタッチメントの大きさは爪よりも大きいので、意識して細かく動かすことがポイントになりそう。特に生え際などの細かい部分は、アタッチメントの先端部分を使って削っていくとよさそうだ。

 同じ要領で、最後に仕上げ磨きをする。


粗めのヤスリを本体にセットしたところ セットしたところを横からみたところ。凹凸がピッタリとはまっている ヤスリは爪よりも大きめ。ムラができないように細かく動かすのがポイントになりそうだ

 ケアが終わった爪は、見た目にピカピカ光るようなことはないものの、触ってみると確かに感触が違う。ツルツルとして、引っかかるところが全くない感じだ。仕上がりの違いはマニュキュアをつけると一目瞭然だ。一度塗りをしただけで爪がツルツルで、輝きが全く違う。


ケア前の爪。マニュキュアを常にしていることもあって表面がガサガサだ ケア後の爪。マニュキュアを一度塗っただけなのに輝きがいつもと違う

 本格的な製品と比べると確かにパワーは劣るものの、その分削りすぎるようなことがなく、失敗も少ないように思える。例えば自宅でネイルアートまで楽しんでいるような上級者には物足りないかもしれないが、逆に今まで爪を爪切りで切っていた人にはかなり使いやすい製品だと思う。

 爪を爪切りで切っていると、二枚爪の原因になったり、切り方によってはとがってしまってケガをしかねない。それを考えると小さいお子さんがいる方など、女性に限らず男性にも爪ヤスリは有効な製品だといえるだろう。

 ただ一つ気になったのが、アタッチメントの収納場所がないということ。収納時、本体に付属できるのは1つのアタッチメントのみで、残る2つのアタッチメントはほかの場所に収納することになる。これは個人で、収納専用の小袋みたいなものを用意しないと間違いなく紛失してしまいそうだ。せっかく取り替え用のヤスリも付属しているのだがら、ちょっとした収納袋をつけてくれるとありがたかった。


アタッチメントや替え用ヤスリなど付属品が多いので収納用のツールが付いていないのは少し残念だ
本体は水洗いできない

 無印良品で美容家電を販売している意味を考えると、それは、高機能を求めてのことではないだろう。今まで特別にケアを意識したことのない人に対して、間口を広げる意味もあるのではないかと思うのだ。初心者にも優しい使い勝手や、万人受けするデザインで、その意図に充分沿っているし、満足のいくものだ。

 ハイスペック、ハイパワーの製品がもてはやされている中、単機能で、極力シンプルなデザインなど独自の路線を行く無印良品の美容家電。今後の製品展開にも期待したい。





URL
  無印良品(株式会社良品計画)
  http://ryohin-keikaku.jp/
  製品情報
  http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247584882

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2008/04/30 00:03

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