家電Watch logo
記事検索
バックナンバー
【 2009/03/30 】
やじうまミニレビュー
DO-SEE「LEDライト付きスタンドルーペ」
[00:01]
家電製品ミニレビュー
ツインバード「コンパクトフライヤー EP-4694」
[00:01]
【 2009/03/27 】
家電製品ミニレビュー
三菱「蒸気レスIH NJ-XS10J」
[00:02]
やじうまミニレビュー
L.L.Bean「ボート・アンド・トート・バッグ」
[00:01]
【 2009/03/26 】
やじうまミニレビュー
アイリスオーヤマ「サイバークリーン」
[00:01]
家電製品長期レビュー
三洋電機「eneloop bike」(4/4)
[00:00]
【 2009/03/25 】
やじうまミニレビュー
オーエフティー「自動給餌機 Newビストロ」
[00:01]
家電製品ミニレビュー
日立「クリエア7 EP-CV1000」
[00:00]
【 2009/03/24 】
やじうまミニレビュー
「家庭菜園 かいわれくん」
[00:02]
長期レビュー
シャープ「プラズマクラスターイオン発生器&加湿空気清浄機」 (4/4)
[00:01]
【 2009/03/23 】
やじうまミニレビュー
撥水ペーパーのメモ帳と“現場仕様”のボールペンを試す
[00:01]
長期レビュー
三洋電機「eneloop bike」 (3/4)
[00:00]

やじうまミニレビュー
ナショナル「クリプトン強力ライト BF-794F」

~“ろうそく”代わりにもなる懐中電灯
Reported by 本誌:正藤 慶一

ナショナル「「クリプトン強力ライト BF-794F」
 災害はいつ起こるかわからない。もしかしたら、読者がこの記事を読んでいるこの時も、はたまた私がこの文章をパソコンで打ち込んでいるまさに今だって、大地震が突然起こるかもしれない。そのため、懐中電灯や非常食、寝袋といった非常時の用具は、できれば備えておきたいところだ。

 ……とは言っておきながら、実は我が家にはそんな備えは1つもない。大事だ、と思いつつも、すぐに忘れてしまうからだ。これでは、地震や火災などはもちろんのこと、ちょっとした停電程度でも混乱してしまうのは間違いない。

 今回は、ひとまず懐中電灯でも買って、せめて停電にはビビらないようにはしたい。購入した懐中電灯は、ナショナル(松下電器産業)の「クリプトン強力ライト BF-794F」だ。価格はオープンプライスで、Amazon.co.jpでは504円という手頃な値段で買えてしまう。

 右上の写真を見ていただければわかると思うが、見た目はいたって普通の懐中電灯だ。本体サイズは約115×215×145mm(幅×奥行×高さ)で、本体背にある取っ手を握って使用する、いわゆるハンディタイプとなる。スイッチは持ち手の先にあり、スライドさせてON/手前側に引いてOFFとなる。電源は単一型電池を4本使用し、電池込みの重量は638g。特に重いと感じることもなく、持ちやすい。


製品パッケージ。電源となる単一乾電池4本も付属する 本体サイズは約115×215×145mm(幅×奥行×高さ) 電池を含めた重量は638gだった。軽くて持ちやすい

 電球には、サイズが小指の先ほど小さいクリプトン電球を使用する。一般的な電球では、寿命を長くするため「アルゴン(元素記号はAr)」というガスが電球内に入っているが、クリプトン電球では、このガスにアルゴンではなく「クリプトン(Kr)」を使用することで、寿命がより長いという性質を持つ。点けてみると、想像していたよりもかなり明るい。さらに、スポット照射が得意なLEDライトと比べると照射範囲が広い。連続点灯時間は、付属のマンガン乾電池で5時間、アルカリ使用で12時間となっている。


本体は、(左から)ケース、ライト部分、ライトのベースの3つに分解される ケースの中に単一乾電池をセットする こちらがクリプトン電球。ライト内のガスに「クリプトン」を使用していることが由来

電球は取り外せる。別売りの電球と交換も可能 点灯中のようす。光の色はオレンジ 予想よりも光は強く、照射範囲が広い

パッケージにも「ろうそく機能」付きと書かれている
 これだけならただの懐中電灯だが、本製品はもう1つ特徴的な使い方がある。本製品のイト側を上向きに立て、ライトのベースを外して点灯すると、部屋をうっすらと照らす非常用ライトとして使えるのだ。もちろん常用のライトとして使うには弱い光だが、室内の様子を確認する程度なら十分な能力を持っている。

 同社ではこの機能を“ろうそく”という言葉で表現しているが、なるほど確かに似た光を放っている。子供の頃、台風が起きて停電した時に、親がマッチを擦って点けてくれたあの光を思い出して、何だか懐かしい気分にもなってきた。なお、ライトのベースを付けたままだと、照射範囲はやや狭くなるが、より強い光を放つこともできる。


ライトのベースを外して、本体を立てて使うことも可能。停電時にはろうそくのように、淡い光で部屋を照らす 真っ暗なオフィスの床に置き、“ろうそく”として使ってみたところ。当然蛍光灯よりも暗いが、倉庫内の様子は肉眼で確認できるため、非常灯としての機能は果たせている 左の写真の状態から、本製品のライトを消し、同じシャッタースピードで撮影したもの。当然ながら真っ暗で、何も見えない

 ところで、本体内部のクリプトン電球脇のスペースには、替えの電球が収納できる。電球の品番は「MB-48P65K」というもの。もちろんコンビニなどではほとんど見かけないが、収納しておけば突然電球が切れるというアクシデントにも対応できるので、より用心しておきたい方には取り寄せておくことを勧めたい。

 実際に使用する場合は、室内のなるべく手の届きやすい位置に置き、いざという時にすぐ点けられるようにしておくと良いだろう。できれば、点灯時間の長いアルカリ乾電池を、多少値段は高くなっても最初から同梱しておいて欲しかった。

 もちろん、本製品を用意するだけで災害対策が万全というわけではない。しかし、私のように災害対策を一切用意していないという人にとっては、安価で購入でき、使用法もわかりやすいという点で、災害対策への手軽な第一歩としてお勧めしたい。





URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=BF-794F

関連記事
やじうまミニレビュー
無印良品「LEDポリカーボネート懐中電灯(2007/08/28)

やじうまミニレビュー
ツインバード「停電センサーLEDサーチライト LS-8556W」(2007/03/22)

やじうまミニレビュー
無印良品「LED懐中電灯」(2007/01/29)

やじうまミニレビュー
ELPA「DOP-013BK」(2007/01/17)




PR  




2008/04/07 00:19

- ページの先頭へ-

家電Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.