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家電製品ミニレビュー
ダイソン「DC24 motorhead」

〜底面のボールが特徴的なスティック型掃除機
Reported by 平澤 寿康

ダイソン 「DC24 motorhead」
 サイクロン方式掃除機でおなじみのダイソンが、これまでとは大きく異なる製品を投入した。それが「DC24 motorhead」(以下DC24)だ。もちろんこの製品もサイクロン方式の掃除機だが、日本向けとしては初となるスティック型となっており、これまでのダイソンの掃除機とは見た目も使い勝手も大きく異なっている。というわけで、このDC24 motorheadをさっそく試してみることにした。メーカー希望小売価格はオープンプライス。ヨドバシカメラのネット通販での購入価格は69,000円だった。

 家に届いたDC24 motorheadの箱を受け取った時に最初に感じたのは、「結構重いな」というものだった。筆者は、これまで軽量タイプのスティック型掃除機しか使っていなかったこともあってそう思ったのかもしれない。それでも、DC24 motorheadは、本体重量が約4.8kgと、ダイソンのキャニスター型掃除機「DC22」とほぼ同じ重さがある。

 とはいえ、箱から出てきた本体は、重量の割には大きくは感じない。本体サイズは、250×346×745mm(幅×奥行き×高さ)と、日本メーカー製のスティック型掃除機と比較しても特に大きいということはない。ただ、見た目はかなり特異だ。その特異な見た目の最大の要因が「ダイソン ボールテクノロジー」だ。


本体正面
側面
背面

 DC24 motorheadは、本体底面の接地部分に、直径約16cm(実測値)ほどの黄色いボールが取り付けられている。そして、掃除をするときには、このボールが床に点で接地しつつ、ころころと回転するのである。つまり、このボールがタイヤの役割を果たしていると考えればいいだろう。ちなみに、ボールは360度自由に回転するのではなく、本体と水平方向の軸で固定されており、前後にのみ回転するようになっている。つまり、横に滑らすように動かすことはできない。

 また、このボールの内部にも秘密がある。ボールの中は空洞になっているわけではなく、中に吸引用のモーターが配置されているのである。言うなれば、モーターの周囲を覆うケースの役割も果たしていることになる。そして、ボールの中にモーターを置くことで、本体の重心が低くなって、片手でもふらつくことなく操作できるようになっている。この、本体底部にボールを置き、その中にモーターを置くというのが、ダイソン ボールテクノロジーの正体だ。


ハンドルは110cmほどの高さまで引き延ばせるが、長さの調節は不可能
この黄色いボールが「ダイソン ボールテクノロジー」のキモとなる部分だ
ボールは前後にのみ回転する。ボールの中にはモーターが配置され、重心が低くなるように工夫されている

【動画】DC24 motorheadを操作している様子(WMV形式,1.11MB)
 そして実際に使ってみると、これが本当に軽々と操作できるのには驚いた。ハンドルを持つ手には、5kg近くある本体の重量はほとんど伝わってこない。しかも、床にはボールで点で接地していることもあってか、移動も非常に軽々行なえる。さらに、手首をひねるだけで向きが変わり、前に移動している状態でも向きを自由に変えられるので、テーブルやソファーなどが置かれたリビングなどでも楽々掃除できる。この時の操作感は、バイクで車体を大きく倒しながらコーナーを駆け抜けるといった感じで、なかなか爽快。ホースとヘッドだけのキャニスター型掃除機と同じような扱いやすさというわけではないが、これなら女性でもかなり楽に扱えるはずだ。

 また、スティック型掃除機では狭い場所が弱点だが、もちろんそれもきちんと考慮されている。ハンドル部分を引き抜いて、本体後部のホースを接続することで、高い場所や狭い場所の掃除も可能となっている。先端には、ブラシ付すき間ノズルを取り付けられるので、サッシなどの掃除も問題ない。

 ところで、ハンドルとホースを使う場合や、本体を収納する場合には、ボール後部のスタンドを建てることで本体が垂直に自立させることになるが、この時の本体の安定度の高さは特筆もの。そこそこ強い力で押したり、電源ケーブルやホースを引っ張っても、本体上部がぐらつく程度でまず本体が倒れることはない。これは、重心が低くなっているからだが、スティック型とはいえ、本体が倒れることをほぼ心配せず使える点は非常に嬉しい。


収納時など直立させる場合には、ボール背後のスタンドを立てる
使用時にはスタンドを外し、このように本体を斜めに傾けて使用する
使用時には、ボール部分で点で床に接地するため、軽々と操作できる

ハンドル部分は取り外して狭い場所や高い場所の掃除に利用できる
ブラシ付のすき間ヘッドも利用可能
本体後部のホースにハンドルを接続し、すき間ヘッドを取り付けて利用する

 では吸引力はどうだろう。ボールの上には、ダイソンの掃除機でおなじみの「ルートサイクロンテクノロジー」のサイクロン機構と、ダストカップの「クリアビン」が取り付けられており、構造はキャニスター型の製品とほぼ同じ。

 ただ、さすがにモーターのパワーはキャニスター型にはかなわないようで、吸引力は100W(いわゆる吸引仕事率とは異なる)とされている。それでも、実際に吸引力はかなり強力。というか、思っていた以上に吸引力が強く、ラグなどはヘッドに吸い付いてしまい、足で押さえていないとラグごと動いて掃除ができないほど。このあたりはもうちょっと何とかならなかったのかと思う。ちなみにヘッドにはモーターブラシが取り付けられているので、ラグやじゅうたんの中のゴミもしっかり吸い込んでくれる点は好印象だ。


普段は、ボール前のモーターヘッドから吸い込むように空気が流れるようになっている
ハンドルを抜くと、空気の流れ道が変わり、ホースから吸い込むようになる
ゴミを遠心分離するサイクロン機構は、ダイソンのキャニスター型掃除機のものとほぼ同じ構造だ

モーター横にはHEPAフィルターが取り付けられている
先端のモーターヘッドは、本体との接続部分を軸に回転するようになっている
モーターで回転するパワーブラシが取り付けられており、じゅうたんのゴミなどもしっかりかき出して吸い込んでくれる

 しかし、サイクロンでのゴミの分離能力はキャニスター型モデルよりも弱いようで、サイクロンシステム上部に配置されているフィルターにもやや多めのゴミが到達するようだ。そのため、フィルターは1年ごとに水洗いするようにと指示されている。それでも、1年間に1度の手入れでいいのだから、目くじらを立てるほどではないだろう。ちなみにDC24 motorheadでは、サイクロン上部のフィルターとモーター部のHEPAフィルターの2種類が利用されている。


ゴミ捨ては、底面のフタを開けてワンタッチで行なえるが、ゴミが引っかかる場合も
サイクロン機構の最上部にはフィルターが取り付けられている。このフィルターは1年に1回水洗いするように指示されている

 使い勝手やゴミを吸い取る能力などはなかなかいい感じなのだが、気になる部分もいくつかある。

 まずは、使っているときの音。ダイソンのキャニスター型掃除機と比較すると音は静かなように思うが、それでも稼働中にはかなり大きな音がする。パワーを弱めて音を静かにできればいいが、残念ながらパワー調節機能もない。この音では、夜に使用するのはかなりためらってしまう。

 また、ハンドルは長さ調節が行なえず、最も引き出した状態でしか使用できない。筆者は特にハンドルが長すぎて使いづらいと感じることはなかったが、背の低い人などは少々気になるかもしれない。それでいて、電源ボタンやパワーブラシのON/OFFボタンは本体側にあるため、片手で電源のコントロールができない。こまめに電源をON/OFFしたい場合などは、少々面倒に感じるはずだ。

 そして、電源ケーブルが巻き取り式になっていない点も気になる部分。DC24 motorheadの電源ケーブルはかなり太く、しかも長さが5.2mもあるのだが、自動巻き取り式になっておらず、本体後部のフックに巻き付けなければならないのだ。掃除のたびにケーブルをほどいて延ばし、使い終わったら巻き付けるという作業は、思った以上に面倒に感じる。確かに、現状のデザインでは自動巻き取り機構を盛り込むスペースが見あたらないため仕方がないのかもしれないが、この点はぜひ改善してもらいたい。


電源ボタンとパワーブラシのON/OFFボタンは本体最上部に用意されており、こまめなON/OFFは片手ではほぼ不可能。吸引力のコントロールもできない
電源ケーブルは結構太く、長さが5.2mもある
電源ケーブルは自動巻き取り式ではなく、背面のフックに手で巻き付けなければならない

 こうした点や、69,000円という販売価格を考えるとなかなか万人におすすめできる製品とは言いづらいが、DC24 motorheadは、掃除のしやすさという点ではスティック型掃除機の中でもずば抜けており、ダイソン独自のサイクロン方式とも合わせて、魅力のある製品であることは間違いないだろう。

 とりあえずは、実際に販売店などで触ってみることをおすすめする。そのうえで、掃除の能力や使いやすさ、見た目の斬新さと価格とのバランスに納得できるなら、買って損は感じないはずだ。





URL
  ダイソン株式会社
  http://www.dyson.co.jp/
  製品情報
  http://www.dyson.co.jp/store/product.asp?product=DC24-ALLFLOORS
  掃除機関連記事リンク集
  http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/cleaner.htm

関連記事
ダイソン、日本向け初のスティック型掃除機「DC24 motorhead」(2008/02/18)
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ダイソン「DC16 Motorhead」(2008/02/20)




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2008/02/25 00:06

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