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家電製品ミニレビュー
象印「ホットプレートやきやき EA-ES65」

~4種類のプレートが付属するホットプレート
Reported by 安部 陽子

象印「ホットプレートやきやき EA-ES65」
 家庭での焼き肉パーティに欠かせないのがホットプレートだ。ホットプレートがあれば、家族みんなで食卓で料理しながら食事が楽しめる。

 ホットプレートをもっと活用できたらと思い、普通の平らなプレートのほかにも、焼き肉専用のプレートや、たこ焼きが作れるプレートが付いてくるものを購入した。象印「ホットプレートやきやき EA-EA65」だ。メーカー希望小売価格は25,200円。Amazon.co.jpで11,280円で購入した。


「平面プレート」「穴あき焼肉プレート」「大たこ焼きプレート」に取り替えできる

 「EA-ES65」は使用時には、大きさが540×370×130mm(幅×奥行き×高さ)、収納ホルダーで本体他すべての付属品を収納すると、高さが18cmで、重さは約10kgとなる。電源コードの長さは2.5m、調節できる温度は250℃までだ。

 本体ガード、遮熱板、水受皿、反射板にヒーターが本体部分で、これらは組み立てて本体にする。この他に付属しているのが、4種類のプレートと、温度調節プラグ、フタ、収納ホルダー、そして金属ヘラだ。

 組み立て方は、本体ガードの上に遮熱板をはめ、ヒーターをセットする。その上に好みのプレートを置いてから、温度調節プラグを差し込む。プレートを載せてからでないと、温度調節プラグは差せない。また加熱の途中でプレートを外そうとしても外れないという安全に考慮した仕組みになっている。


付属の、温度調節プラグ、フタ、収納ホルダー、金属ヘラ
本体になる部品。本体ガード、遮熱板、水受皿、反射板、ヒーター
本体を組み立てた様子

「平面プレート」。プレートの大きさは、430×310mm(幅×奥行き) 「穴あき焼肉プレート」。片側に「穴あき焼肉ハーフプレート」か「平面ハーフプレート」を装着して使う
大たこ焼きプレート

 プレートの「穴あき焼肉プレート」を使う時だけは、本体の組み立て方が異なる。遮熱板の上に水受皿を敷いて、中に水を注ぐ。水の上に熱効率を高める反射板を置いて、ヒーターをセットしてプレートを置くようになる。焼き肉プレートの網のような穴から油が落ち、落ちた油はこの水受皿の水の上に溜まる。


 プレートの大きさは430×310mm(幅×奥行き)。種類は「平面プレート」「穴あき焼肉プレート」「大たこ焼きプレート」と、この半分の大きさの「穴あき焼肉ハーフプレート」「平面ハーフプレート」の合計5枚のプレートがある。使い方は次の4種類だ。

 まず「平面ハーフプレート」は、まっ平らのプレート。鉄板焼きや、お好み焼き、ホットケーキなどに使う。表面はチタンセラミックコートされて傷つきにくく、ダイヤカットディンプル仕上げで油なじみが良いものになっている。

 「穴あき焼肉プレート」は焼き肉専用のプレート。プレートには網のように穴があり、この穴から、肉の脂や、余分な油が落ちて、煙を半分にするという。また、油の飛び散りも約70%カットする。このプレートは半分の大きさの「平面ハーフプレート」「穴あき焼肉ハーフプレート」と組み合わせ、2通りの使い方をする。

 「穴あき焼肉プレート」+「穴あき焼肉ハーフプレート」で、プレート一面が全部、焼き肉専用のプレートになる。「穴あき焼肉プレート」+「平面ハーフプレート」で、半分が焼き肉専用、そしてもう半分は、お肉以外を焼く平面プレートになる。

 そして、「大たこ焼きプレート」は、いうまでもなくたこ焼き専用のプレートだ。プレートの上たこ焼き用の窪みが30個ついている。1個の穴窪みの直径は43mmだ。


焼肉をしながら、いろんなサイドメニューが作れる

 2つのプレートを使い分けてみよう。

 本体に水受皿をセットし、水受皿の水位線を見ながらを中に水をいれる。水はだいたい3カップ(600ml)ほどの量だった。水受皿が浅いので、水を入れた後、本体を動かそうとすると、皿から水がこぼれてしまう。設置場所を決めてからセッティングした方が良さそうだ。

 「穴あき焼肉プレート」+「穴あき焼肉ハーフプレート」を乗せ、カチっと音がするまで、温度調節プラグを差し込めば準備はできあがりだ。さっそく油をひいて肉を焼く。


「穴あき焼肉プレート」+「穴あき焼肉ハーフプレート」にした時の様子 「穴あき焼肉プレート」の穴から、肉の脂が落ちる 【動画】肉が焼ける様子(WMV形式,294KB)

 焼肉プレートは予熱に15分ほどかかった。予熱が完了するとジュウジュウと音を立てて、お肉が焼けはじめる。余熱にやや時間はかかるものの、一度プレートが温まってしまうと、お肉が焼けるスピードは早い。食べながら、次々お肉を足しても、すぐに焼けてしまう。一面が、焼肉専用の状態なのでかなり広く、大人が4~5人で囲んでも大丈夫そうだ。

 「穴あき焼肉ハーフプレート」を「平面ハーフプレート」に取り替える。プレートは温度調節プラグを一度抜いてからではないとを取り外せないしくみになっている。

 「穴あき焼肉プレート」+「平面ハーフプレート」になったら、半分の焼肉プレートでお肉、もう半分で野菜などを焼く。もやしやネギ、きのこなどの小さい野菜は、焼肉プレートで焼くと穴から落ちてしまうので、平面プレートの方が焼きやすい。

 平面ハーフプレートで焼きそばを作ってみよう。使える面が普通の半分なので麺の量は一玉でいっぱいになってしまった。焼きそばを作る途中で、麺を蒸らすために一度フタをするのだが、この時、焼肉プレートの肉も全部食べておかないと、肉の方まで焦げてしまう。

 右左のプレートで調理する料理が異なると、加熱のタイミングも違ってくる。「穴あき焼肉プレート」+「平面ハーフプレート」をうまく使いこなすには、工夫が必要だと感じた。


「平面ハーフプレート」に取り替える
「平面ハーフプレート」を使うと、半分の焼肉プレートでお肉を焼きながら、もう半分で野菜などが焼ける
「平面ハーフプレート」で焼きそばを作ってみる。一玉の量がちょうどよい

 次はお好み焼きだ。プレートが大きいので、お好み焼きはやはりフライパンよりもホットプレートの方が、作りやすい。

 ホットプレートで作ると、プレートを保温にして、ずっと熱々のままお好み焼きを食べていけるのがよい。お好み焼きの具に入れたお餅も、冷めることなくずっとのびた状態のままになっている。食べている間にお好み焼きの下側がちょっとずつカリカリに焼かれてくる。このちょっとカリカリした部分はフライパンではなかなか作ることができない。


「平面プレート」で一面をつかってお好み焼きをつくる
生地をプレートにしき、具材をのせたら、ひっくり返してできあがり
できあがったお好み焼き。保温しながら食べるとずっと温かい

 次にたこ焼きを作ってみた。付属のプレートを使えば簡単に丸いたこ焼きが作れそうだ。

 たこ焼きの中に入れる具は、タコ、餅、チーズを選んだ。小麦粉、山芋、卵とダシで、ゆるめの生地を作り、予熱が完了した「大たこ焼きプレート」のくぼみの1つ1つに生地を流し込む。具を1つと、揚げ玉をちょっと入れたら、すぐにひっくり返し始める。しかし、素人が30個を一気にやろうとするのは、無謀だった。生地が固まる前にひっくり返すことができたのは、全体の焼く半分くらいで、残りの半分は、球体の半分の形で固まってしまった。

 この反省を生かし、加熱は弱火にし、途中で完全に火を消したりしながら再挑戦したところ、今度はうまくいった。1つ1つのくぼみが深いせいか、はじめて作った私でも、ひっくり返して丸くすることができた。足りなかったのはスピードだけ。たこ焼きを作るときには2人以上で手分けして作ることをお薦めする。


「大たこ焼きプレート」でたこ焼きをつくる
1回に30個のたこ焼きができる
できあがったたこ焼き

 お手入れは、ヒーターセット、遮熱板、温度調節プラグ以外は、すべて台所用中性洗剤で水洗いできる。

 使い終わった焼肉プレートを取り外すと、反射板と水受皿の上に油や焦げが落ちている。水受皿の水が少ないと、焦げが反射板にこびりついてしまう、焼肉をする時は、途中で何度か水を足した方がいいだろう。

 たこ焼きをした時に、プレートと本体の隙間に生地が落ちてしまった。掃除が大変かなと思っていたのだが、掃除が本体が分解できるので簡単に洗える。


 収納するのがちょっと大変に感じた。大きさや形状が違うプレートが複数枚あるので、収納する順番や方法を間違えるときちんと収納することができない。

 やり方はこうだ。収納フォルダーを開いて、まず本体を置く。次に下から順番に、「大タコ焼きプレート」、「穴あき焼肉ハーフプレート」+「穴あき焼肉プレート」、「平面プレート」、その上に「平面ハーフプレート」を置いて蓋をし、収納フォルダを閉じてロックする。この時「穴あき焼肉ハーフプレート」の上下には布をあてがい、「平面ハーフプレート」は購入時についている緩衝材に挟んでおく。

 慣れればすぐにしまえるようになるのかもしれないがたまにしか使わない人にとってこまかい収納方法を覚えるのは少し大変だ。

 収納ホルダーに収納できたら、このまま横置きにしておくこともできるし、立てた状態で置くことも可能だ。気になったのは、緩衝材がないと、収納ホルダーの内側でハーフプレートが動いてしまうことだ。発砲スチーロールの緩衝材を長く使うのは、少々頼りないので、ハーフプレートを固定する方法がほかにあると、もっと良いだろう。


大きくて重さもあるので、購入時には、収納場所も確認

 5種類のプレートが付いてくることで本体サイズも、収納時のサイズもこれまで使っていたものよりはひと回り大きいという印象。特に5枚のプレートを収納しているときの重さは女性一人ではもちあげるのも大変なほど。シンク下や床下収納など本体を持ち上げる必要のない場所に収納したい。

 これまでホットプレートというと焼肉やお好み焼きの時くらいしか活躍の機会がなかったが、この製品はプレートの付け替えができることで、調理の幅がグッと拡がっている。ホットプレートが活躍するシーンが確実に増えそうだ。パーティシーズンだけでなく、年間を通して使用できる調理機器といっていいだろう。





URL
  象印マホービン株式会社
  http://www.zojirushi.co.jp/index.html
  製品情報
  http://www.zojirushi.co.jp/syohin/kitchenware/EAES.html

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象印、“ハーフ皿"で肉と野菜を同時に焼けるホットプレート(2007/07/05)



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2008/01/09 00:01

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