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家電製品ミニレビュー
NEC「ステアーランプ EFC22ED-SHG」

~電球と同じ口金で使えるリング型蛍光灯
Reported by 本誌:伊達 浩二

E26口金に入る丸形蛍光灯

NEC「ステアーランプ EFC22ED-SHG」(左)、右は15W型
 我が家の玄関照明は、天井に埋め込み式のダウンライト1灯だ。これだけで、3畳間ほどの広さがある玄関ホールと廊下の一部を照らすようになっている。

 ダウンライトの壁面スイッチには、人感センサーが組み込まれており、玄関に人が入ると自動的に点灯するようになっている。器具の口金はE26と呼ばれる通常の電球用の口金で、入居時には60Wの白熱電球がねじ込まれていた。

 玄関は常時居る場所でもないし、読書をするわけでもないので、電球もそのままにしていた。しかし、このところ人や物の出入りが増えたこともあって、もう少し明るさがほしいと思う場面が出てきた。

 そこで見つけたのが“ステアーランプ”だ。この器具の最大の特徴は、蛍光灯でありながら、電球用のE26口金にそのままセットできることだ。同じ特徴を持つ、電球型蛍光灯と異なるのは、蛍光灯部分が電球型ではなく丸いリング式をしているところだ。リング型なので光源の面積が大きく、周囲を明るく照らしてくれる。なお、ステアーランプという名称は自動車のステアリングホイール(ハンドル)に由来するようだ。

 購入したのは、NECライティングの「EFC22ED-SHG」という製品で、22W型の昼光色タイプだ。メーカー希望小売価格は3,570円で、ヨドバシカメラの通販サイトでは2,480円で購入できた。

 なお、ステアーランプには今回使用した22W型のほかに15W型もある。


電球と入れ替えて、すぐに使える

 手元に届いたステアーランプは、本当にハンドルのような形をしている。

 E26口金に入る端子の部分にインバータが組み込まれており、そこから2本のスポーク(柱)が蛍光管を支えている。

 蛍光管部分はむき出しになっているので、ぶつけないように注意が必要だ。


上から見たところ。中央の端子部分から2本のスポークが出ている様子など本当に車のハンドルのようだ。左が15W型、右が22W型 横から見たところ。蛍光管部分はむき出しの状態になっている。手前に置いてあるのは30cm定規

 通常の照明器具ならば、電球を取って、代わりにネジ込めば終わりなのだが、今回設置する玄関の照明器具は、ダウンライト用で、天井に埋め込まれている。手元にあった、E26口金の延長アダプタを使った。このアダプタはナショナルの「KA・1」という製品で楽天市場で数百円で販売されている。「E26」+「延長」で検索すると見つかるだろう。

 設置後は、天井近くに光のリングが飛び出したような不思議な形になる。設置したあとでスポークの角度は90度変えられるので、壁面に合わせて角度を調整できる。複数のステアーランプを使う場合は、スポークの角度を統一できるので、見栄えがするだろう。


E26延長アダプタを付けた状態
玄関天井のダウンライト用器具に設置した状態

設置後のスポークは角度を変えることができる 角度を90度変えたところ。場所や状況によって調節できる

ホタルックで残光時でも明るい
 なお、この製品もNECの蛍光灯の特徴である「ホタルック」機能が搭載されている。これは、電源を切ったあとでも、残光が強く残り、周囲を照らすものだ。今回はセンサー式の器具なので、あまり効果は感じられないが、手動スイッチの器具の場合は便利だろう。

 なお、白熱電球から蛍光灯に切り替えた時に気になる、照明が点灯するまでの時間差はステアーランプでも多少あるが、そんなに気になるほどではない。


直下も明るいが周囲が明るい

1mの距離で186lxを叩きだした
 機器も問題なく動いているので、簡易照度計で明るさを測ってみた。

 これまでの60W白熱電球の場合、天井から1mの高さで91lx(ルクス)だったが、今回のステラーアンプを使うと186lxと、なんと倍の明るさになった。なにより違うのは、照明の印象で、1点から照らしていた照明が、天井全体に反射するようになって玄関全体が明るい感じとなった。また、白熱電球の赤みのある電球色から、蛍光灯の昼光色に変わったことも明るく感じる理由の1つだろう。

 約2,500円という金額は多少高く感じていたが、個人的には満足できる結果となった。


独自の良さがあるステアーランプ

 このところ、省エネやエコロジカル生活の一環として、E26口金の白熱電球を電球型蛍光灯に交換することが勧められている。蛍光灯の特徴である、消費電力が少なく、明るいという特性を生かす良い方法だと思う。

 ただ、器具にもよるが、使用する場所によっては、電球型蛍光灯よりもステアーランプの方が向いている場合も多そうだ。まだ、知名度は高くないが選択肢として覚えておくと良いと思う。

 なお、ステアーランプは、単独製品だけでなく、天井のローゼットやシーリングに接続する照明器具も用意されている。


スライドレール用の照明器具「XWK-15104LSG」 ステアーランプの特性を生かしたスリムなデザイン

 たとえば、写真で示したNECの「XWK-15104LSG」は、スライドレール用の照明器具だが、ステアーランプの特性を活かして、これまでの系統型照明器具にはない、スリムで軽みのあるデザインとなっている。普及率が低いこともあってか、メーカー希望小売価格は21,000円(ヨドバシ通販価格10,400円)と、やや割高だが、白熱電球や電球型蛍光灯にはない特徴を持った製品として面白い存在だ。天井の照明器具をすべてレール式にした場合などには、使い道のある照明器具だと思う。





URL
  NECライティング株式会社
  http://www.nelt.co.jp/
  製品情報
  http://www.nelt.co.jp/navi/la_hotabal/sta22e/l.htm

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2007/11/05 00:01

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