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やじうまミニレビュー
貴「ポップコーンメーカー」

~遊園地の楽しさをテーブルで
Reported by 本誌:正藤 慶一

ポップコーンメーカー
 東京ディスニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど、全国のアミューズメントパークに必ずあるモノ、なーんだ? メリーゴーランド? まあ確かにありそうだけど……。ジェットコースター? いやそれもあるだろうけど……。アイスクリーム? だから、そりゃあるだろうさ……。

 なかなか期待通りの答えが出ないので言ってしまうと、ポップコーンである。それも大きなタイヤ付きの台車に乗った、トラディショナルなスタイルの機械から、魔法のようにポップコーンがあふれ出てくるのだ。子供の頃はそのようすを覗き込んではわくわくしていたが、このところは遊園地から足が遠くなっているため、その姿を見かけることもなかった。

 そんな中、コラムのネタ探しのためにネットをさまよっていると、あの華やかな台車が小型になり、家庭用となった製品に出くわした。株式会社貴が販売する「ポップコーンメーカー」である。家庭用のポップコーン製造機なのだが、外見はトラディショナルなデザインをしており、当時のイメージそのもの。タイヤが本体の両脇に付くなど、本格的だ。Amazon.co.jpでの価格は、4,980円。ポップコーン作りのための単機能なので、少々高いようにも感じるが、業務用のポップコーンメーカーは10万円を超える商品が多いので、それを考えれば安い。さっそく購入した。

 本体は上部のケースと下部の台座の2つに分かれており、組み合わせたサイズは165×240×320mm(幅×奥行き×高さ)。2つの間にはストッパーなどは付いていないので、倒れれば即分断されてしまう。

 外見は、先ほども触れたとおり、オリジナルの“台車”を意識した趣のあるデザインとなっている。台座にはタイヤがついており、側面にはオリジナルのような台車を引くための取っ手もある。ただし、タイヤは回転する機構は採用しておらず、単なる飾りなので、細かいギミックを期待しすぎないでいただきたい。


パッケージ外観
製品外観。本体脇には「Fresh Popcorn」「Old fashioned」という文字が書かれている
ケースと台車の2つに分かれる

ケースの片側には開口部がある。ここからできあがったポップコーンが出るしくみだ 本体裏側の出っ張りがおそらく電源ユニット タイヤはネジで留められており、回転しない

 コーンの投入口は、ケースの上部にある。赤いフタを外して、その中の穴にコーンを入れると、台座内のヒーター部にコーンが落ちる。このヒーターでコーンを炒り、内部の水分を膨張させて、ポップコーンを作るというわけだ。できあがったポップコーンは、ケースの開口部から外へ出てくるので、開口部付近に受け皿を置いておく。なお、コーンは別売りとなっているので、別途購入する。私の場合は、楽天市場で2kgのコーンを850円で購入した。

 説明書に従い50gの豆を入れて、電源スイッチをONにすると、「ウィーン」というヒーターの音が鳴りはじめた。どうやらヒーター内には風が流れているようで、コーンが内部でぐるぐると回転している。コーンをまんべんなく加熱する狙いがあるのかもしれない。ワットチェッカーで消費電力を測ると、1,100W前後というかなり高い数値を示した。電子レンジなど、消費電力の高い家電と同時に使うのは避けたいところ。また、台座部はかなり熱を帯びるので注意が必要だ。


コーンは別途購入する。雰囲気を出すためにカップも用意した ケース上部の穴からコーンを投入する 【動画】電源を入れると、コーンがぐるぐると回り始める(WMV形式, 717KB)

コーン50gでカップ2杯分のポップコーンができた
 1分ほど経つと「ポン!」という音とともに、最初のポップコーンが顔をだした。その後も次々に「ポンポン」音がして、器へなみなみとポップコーンが注がれていった。中にはケースの中に詰まるものもあったが、これはケースを外せば簡単に取れる。調理時間は、パッケージには3~5分とあったが、その通り、4分ほどで調理が完了した。

 できあがったポップコーンはかなりの量があり、約545mlのカップに2杯も入ってしまった。1カップがコーン25gということになるのだから、3人以上作る場合はこれを基準とすると良いだろう。

 さて、食べよう。このままだと味がないので、食塩で味付けして食べる。うん、これはまさにポップコーン。できたてなので、袋詰めのスナック菓子タイプよりもおいしく感じる。なかなかの味といったところだ。

 使用後の手入れは、ケースは洗剤とお湯で洗い、台座は熱が冷めた後の本体を拭くだけ。調理に油を使っていないので、ポップコーンのカスも簡単に取れてしまう。とても簡単だ。

 しかし、問題点もある。まず1点目は、コーンの粒がポップコーンにならないまま、そのままの状態で出てきてしまうところだ。おそらく、できあがったポップコーンが飛び出る勢いで、まだできあがっていないコーンも一緒に飛び出てしまうのだろう。もちろん、もう一度投入して炒りなおせばできあがるのだが、さすがに面倒くさい。せっかくだから一発でできあがってほしいものだ。

 また、できあがったポップコーンは結構な勢いで受け皿に注がれるので、少々大きめのものでないと、その勢いを受け止められない。約545mlのカップで試したところ、テーブルにポップコーンが溢れ出てしまった。試しに100円ショップで購入した大き目のプラスチック製の保存容器を使ったところ、ちょうどよかった。かなり広口で、深みのある器でないと、すべてを受け止めるのは難しいだろう。


できあがっていないコーンも器に注がれてしまう 【動画】ポップコーンができあがる瞬間のヒーター部の様子。ポップコーンとともに加熱しきれていないコーンまで出て来てしまう(WMV形式, 4.4MB)

【動画】小さい器ではポップコーンを受け止めきれない(WMV形式, 6.3MB) 【動画】大き目のプラスチック製容器なら、しっかり受け止められた(WMV形式, 2.3MB)

 ということで、機能よりもこの外見こそが一番のウリだ。実際に、社内で撮影を行なっているときにも、「何だそれ?」と興味を持たれることが多かった。派手なので、とにかく注目を浴びることは間違いない。日常的に使うよりも、パーティや学園祭など、ここぞといったときに出せば、確実に場を盛り上げてくれることだろう。





URL
  株式会社貴
  http://www.taka-m.co.jp/

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2007/11/02 00:00

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