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やじうまミニレビュー
タカラトミー「いえそば」

〜打ち立てが食べられる簡単そば打ち器
Reported by 但見 裕子

タカラトミー「いえそば」
 ふだん料理はしないが、そば打ちには興味はある、という人は多いのではないだろうか。特に、男性に多いのではないだろうか。

 うちの近所に、そば道具の専門店がある。「そば道場」と名乗る、手打ちの教室を併設している店だ。土日などの休日に、その店の前を通ると、さして大きくない店内に、何人ものサラリーマン風中高年男性が、真剣に購入を検討しているらしい様子が見える。

 真剣にならざるを得ないと思う。そば道具は高価である。打ち台が1万円から。そば包丁が7千円から。ちょっといいのは5万円。打ったそばを入れておくヒノキの切りだめもほしい、これが2万円。プロも使うような道具を追求していくと、すぐに10万円を超えるだろうと思われる。

 そばという、一種類の食べ物を作るためだけに、この投資はすごい。何も、プロと同じ本格的な道具でなくてもいいのではないかと思うけれど、そういうわけにはどうもいかないらしい。

 そういう、プロ並みの本格的な世界にはついていけないが、「食べ物作り」としてのそば打ちならば、やってみたいと前から思っていた。そこで今回、タカラトミーから発売された簡単そば打ち器「いえそば」を試してみることにした。メーカーでは「家庭用 簡単そば打ちメーカー」と名うっている。メーカー希望小売価格は13,125円。Amazon.co.jpでの購入価格は9,700円だった。


製品パッケージ
製品パッケージ側面

 いえそばは、電動ではなく、手回しで行なうようになっている。対象年齢は15歳以上だ。

 本来、そば作りの工程は、おおむね次のようなものらしい。
(1) そば粉と小麦粉を混ぜ、水を加えてひとかたまりにする(これを水回しという)。
(2) かたまりをよく練る。
(3) 練ったものをのして、薄くする。
(4) 薄い生地を切って、細長いそばにする。

 「いえそば」は、(1)の「水回し」の段階を、ハンドルをぐるぐる回すだけで行ない、(2)の「練り」は人間の手でするものの、(3)の「のし」も、(4)の「切り」もハンドルを回すことで行なえる。

 写真の多い、丁寧な説明書がついていて、「一度全て読んでから始めてください」とある。この注意は守ったほうがいい。また、1工程ずつ、説明書を見て確認しながら進めることをお勧めする。ちゃんと読まないで、うろ覚えで進めると、大変なことになる。


今回用意した地粉、そば粉、打ち粉 そば作りのために準備したもの。本体と材料のほかにクッキングスケール、小さいボール、まな板、包丁、フキン、軽量カップなどを用意した 写真の多い丁寧な説明書。事前に目を通しておくことをお勧めする

 私と夫は、(1)の段階でまず、間違えた。

 まずは、そば粉と小麦粉を計量して「かくはんボウル」に入れ、ハンドルを回して、両者をよく混ぜる。そのあとではじめて、水を入れることになっている。しかし、そば粉と小麦粉を混ぜないまま、水を入れてしまったのだ。「やばいかな」「何とかなるよね」と言い合ってハンドルを回しはじめたが、いくら混ぜても粉が全然まとまらない。ボロボロ、ボソボソしたままなのである。

 やはり、まず粉を混ぜなかったのがいけなかったのか。あせった私たちは、まとめようとして水を追加投入したのである。ほんの少し、おちょこ半分ほどの水であった。しかし、この少しの水が、後までたたることになる。


そば粉と打ち粉をそれぞれ計量する 事前にそば粉と打ち粉を混ぜてから「かくはんボウル」にいれ、よく混ぜ、そこで水を入れる。そこの過程を今回は失敗してしまった 最初の水を粉をよく混ぜないまま投入してしまった

 その時はそんなことはつゆ知らず、水を足した後、さらに回し続けた。すると、みるみる、まとまってきたのである。ここで、舌のような形の「こねベラ」を差し込んで、さらに回す。粉のかたまりがしっかりとして、ハンドルが回りにくくなったら、この段階の終了である。ボウルから、まとまった生地を出す。しっかりして感じがいい。グルグル回した摩擦のためか、ほのかに暖かい感じだ。


水を入れたら、少しずつ固まってきた 取り出した粉は、しっかりしている感じだ
粘り気が強い

 次は、これを手で練る。まな板に打ち粉をして、親指のつけねに体重をかける感じでこねていくのだが、やたらに手やまな板にくっつく。打ち粉を盛大に使ってがんばってみるのだが、どうしてもネバネバとくっつく。説明書には、折り返しながら40〜50回こねるようにと書いてあるのだが、これでは大変だ。

 後でわかったことだが、そば打ちでは計量はとても大切なのだそうだ。

 あくまで厳密に計量し、その上でさらに、湿気の多い日と乾いた日では、ごくわずかに水加減が変わるというようなデリケートなものなのだ。気分しだいで水を足すというのは言語道断だったらしい。


打ち粉をして、粉を練っていく 親指のつけねに体重をかける感じで練るのがポイントだ。ただ、これが40〜50回もこねなければいけないので、大変な作業だ なんとか、50回こね終わったもの

 それでもなんとか50回こねて、「のし」の作業に進むことにした。

 「いえそば」本体からボウルを取り外し、横置きにセット、生地をのせるためのスライダーと、薄くのすためのローラーをセットした。

 生地を手で押して板状にし、ローラーに通す。ハンドルをグルグルと回すと、薄くなった生地が下からのぞいてきた。スルスルと出てきて欲しいのだが、ニュルニュルと出てきた。生地がべたついているので、ローラーにまとわりつき、まっすぐにならないらしい。よじれたリボンのようにグニュグニュである。

 これはもう見切りをつけるしかないと思った。「切る」段階まで進むことなく、最初の試みは失敗に終わった。


「のし」の作業。生地をローラーにいれていく 出てきた生地は、リボンのようなうねりのあるべたついた生地だった

 気を取り直して、イチからやり直しである。

 ボウルやローラーを洗って拭き、こんどこそきちんと計量をして、混ぜはじめた。やはり、最初はボソボソで、不安になるが、混ぜ続けていると、しっかりしてきた。取り出して練りはじめる。今度は、手や板にくっつくこともなく、順調にこねることができる。単調な作業だが、なんだか楽しい。粘土遊びのようだ。かなり力が必要なので、体重をかけやすい、低めのテーブルなどで作業するのがいいと思う。

 よく練って、表面につやが出てきたところで生地は完成だ。乾かないよう、いったんラップに包んでおく。ふたたび「のし」用にセットしなおし、生地をローラー(太)にかけた。今度こそ、きれいな薄い生地、細いそばができると思った。


きちんと計量をして、もう1回最初から粉を混ぜ始めた 1回目にくらべると順調にこねることができた 生地までは順調に作ることができた

 ところが、また、出てくる生地がよじれる。まっすぐ出てこないでどんどんななめになり、表面がこすったように波立ち、濡れている。原因はローラーについていた水分だった。洗ったあと、水を切って拭いておいたのだが、ローラーのすきまに、わずかな水が残っていたらしい。

 打ち粉をいっぱい振って水分を吸着させようとしてみたけれどうまくいかず、またしてもニュルニュルになった。これをさらにローラー(細)に通して薄くし、カッターに通してそばにすることは不可能と思われた。その日はもう諦めて、ゆがんだ生地を包丁で手切りにし、極太のそばを食べた。

 これはこれでまずくなかったが、胸のうちはかなりくやしい。


のした生地がまたよれてしまった 生地を包丁で切って無理矢理作った極太のそば 本体を洗ってきちんと乾かして置くことが調理のポイントの1つだといえそうだ

 他日、三度目の正直を試みた。いい大人が二度も失敗をしたので、かなり意地になっている段階だ。計量をきちんとし、ローラーもよく洗って完全に乾かした。今度こそ細いそばを作りたい。

 粉を混ぜ、練って、ローラー(太)に通す。今回はいいいようだ、平たく、まっすぐな生地が出てきた。長さ50cmほどの、細長い生地、これを包丁で半分に切る。続いて、ローラーの目盛を(細)にして、さらに薄く伸ばす。この段階もクリア。

 いよいよ「切り」だ。ローラーをカッターに代えて、生地を通す。祈るような気持ちになってハンドルを回した。うまくいった。きちんと長く形成されたそばが、ローラーから揃って出てきたときは「勝利」の二文字が頭に浮かんだ。なんだ、ちゃんと手順を守れば、うまくいくんじゃないの。


三度目の正直で作り始めたそば。生地にするまでは慣れてきた 平たくまっすぐな生地がでてきた 出てきた生地。今までのとは、薄さも、表面の感じもあきらかに違う

今度は生地がしっかりしてるのでローラーをカッターに代えて、麺をつくった
長く細いそばがでてきた
切り終わったそば。長さも細さもちゃんとしたそばだ

 さっそくゆでて食べよう。

 説明書には、「切れやすいので、そっと、気をつけて調理するよう」という趣旨のことが書かれている。

 湯の中でハシが強く当たっただけで、あるいは、蛇口の水が直接かかっただけでも切れてしまうそうだ。ハシはそっと動かし、水はシャワーに切り替えて当てるなど気を使ったが、ゆで上がったそばは、やはり、けっこう切れた。長いところは20cm以上あるのだが、短いところは5cmとか3cmだ。


そばが切れないようにそっと調理するのがポイントだ 茹で上がったそば。水にさらすときもそばが切れないように注意したい 完成したそば。歯ごたえも、味も問題ない

 つくづく難しいなと思った。味はというと、問題なくおいしい。六四でも十分そばの香りがするし、歯ごたえもちゃんとしている。ただ、すすりこむ感触もそばの味のうちだとすると、短いのが混ざるのは少々難ありかも知れないと思った。

 自分たちの手際の悪さを棚にあげて言うのだが、「いえそば」を買って家族に作って見せてあげよう、あるいは子供とともに楽しもう、と考える人は、十分説明書を読んで手順を頭に入れてからにされるのがいいと思う。

 できたら一度、リハーサルをやってみてからの方がいいかも知れない。

 「いえそば」では、そばのほかにうどんも打てる。今度はうどんに挑戦してみたいと思っている。





URL
  株式会社タカラトミー
  http://www.takaratomy.co.jp/
  製品情報
  http://www.takaratomy.co.jp/products/iesoba/

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2007/10/18 00:01

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