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やじうまミニレビュー メリタ「ラテカップ」
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~ミルクの泡がのったお店のカフェオレが自宅で飲める
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Reported by
本誌:阿部 夏子
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● コーヒーを外で買う理由
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メリタ「ラテカップ」
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コーヒーが好きで、出勤前には毎朝自宅近くの駅でコーヒーを買ってから出勤している。こんなことを母にいうと、「そんなのもったいないから自分のおうちでコーヒー飲んでいけばいいでしょ」と言われそうだ。だが、自宅のコーヒーではダメなのだ。自宅のコーヒーには「アワアワ」がない。コーヒーショップで飲むカフェラテのあのミルクのアワアワが飲みたくて「もったいないな」と思いつつも毎日コーヒーを買ってしまう。
コーヒーショップの泡立つミルクはスチームミルクといって、蒸気の力で泡立たせているものなので、それを自宅で再現するのは無理だとハナからあきらめていた。ところが、自宅でも泡立つミルクを作れるモノがあるらしいと知って、早速購入した。ペーパードリップコーヒーで有名なドイツのメーカー、メリタの「ラテカップ」だ。メーカー希望小売価格2,310円で、Amazon.co.jpで1,848円で購入した。
メリタ「ラテカップ」は電動の小さいミキサーでミルクを泡立てるという製品だ。ガラス製のコップと、フタ、そしてモーターのついたハンドルにミルクを攪拌するシャフトがくっついている。別売りの単三電池2本をハンドル部分にセットして、モーターを動かす。
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パッケージ
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ガラス製カップ、フタ、シャフトがついたハンドル
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スイッチはハンドル部分にあるオレンジの部分を押す
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ガラス製のコップの側面には簡単な作り方が英語で書いてある。このコップは直接火にかけることはできないので注意
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オレンジの盛り上がっている部分を押すとスイッチがはいる
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ハンドル部分に別売りの単三電池2本をいれる
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箱の側面にある、電子レンジの加熱時間の目安
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ガラスのコップには、目盛りがついていて80mlの目盛り部分には、「Milk」という表示がある。そこまで牛乳を入れ、フタをする。フタの中央部分に穴が開いていて、そこからシャフトのついたハンドルをいれ、中のミルクをカクハンして泡立てるという仕組だ。
この製品は冷たい牛乳でも、温かい牛乳でも使えるのだが、それぞれ泡立ちが良い温度があるそうなので、泡立てるときは少し気にした方がいい。まず、冷たい牛乳を泡立てる時は、冷蔵庫から出した直後の温度、5~10℃の間。温かい牛乳を泡立てたい時は、40~50℃の間だ。
40~50℃の間というのは、電子レンジだと、500Wで30~40秒、600Wで25~30秒でその温度になる。温かい牛乳を使いたいときは、火を使って温めると牛乳が、熱くなりすぎてしまうので電子レンジを使って温めるのがお勧めだ。
● お店のカフェラテが自宅で楽しめる
さっそく使ってみた。まず、冷たい牛乳を使ってアイスカフェラテを作ることにした。ミルクをガラスコップの「Milk」と書いてある80mlまで入れる。フタをして、ハンドルをミルクの中に入れてスイッチを入れてみた。「ウィーン」というモーター音と共に、先端のシャフト部分が回転しだした。
ミルクをカクハンするときのコツが、説明書に記載されていた。まず、垂直のまま10秒、次にコップを傾けて、20~40秒、泡立ってきたらスイッチを切り、30~60秒そのまま置いておく。しばらく置いておくことによって、泡についている余計な水分が取れてよりしっかりとした泡が作れるのだという。
説明書のとおりにやってみた。80mlしかなかった牛乳がみるみる泡立っていく。あっという間にコップの半分以上の容量になってしまった。傾けてハンドルを上下に動かすようにすると、泡がますます細かくなって、容量がさらに増えたようだ。結局最後には、180mlの目盛りまで増えていた。30秒ほど置いてから、用意してあったコーヒーを入れてみた。
この製品の嬉しいところは、牛乳を泡立てた付属のガラスコップにそのままコーヒーを注げばいいので、他の容器に移す必要がないということだ。用意しておいたコーヒーをそのまま静かにガラスのコップに注いでいくと、コーヒーと泡だったミルクのきれいな2層に別れる。表面には細かい泡がびっしりとある。見た目はお店で飲むカフェラテと全く変わらない。
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「Milk」と書いてある、80mlのところまで牛乳をいれる
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攪拌した後は、倍以上の容量になっていた
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そのまま同じコップにコーヒーを注いで、そのまま飲むことができる
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飲んでみると、まず、牛乳の泡のフワフワ感が口の中に広がる。泡がしっかりしているので、すぐにコーヒーとなじむことなく、下の層にあるコーヒーの苦さも楽しめる。コレはおいしい。泡が指にすくってもつぶれることがないくらいしっかりしている。
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泡立ててからしばらく置いた牛乳は、とろりとした仕上がり
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泡立った牛乳がこんもりと、カップのフチから盛り上がっている。コーヒーショップで飲むカフェラテと変わらない
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指にすくい上げた泡。キメ細かい泡なのがわかる
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かなり激しく泡立てたつもりだったが、牛乳が周りに飛び散るということが全くなかった。時間も3分弱で作れるので、コレならばマメに作りそうだ。予想以上に簡単においしいカフェラテが作れたので調子に乗って、もっと色々な飲み物を作ってみた。
冷たいココアに、冷たい牛乳を泡立てて乗せたアイスココアや、アイスカフェラテを作ってみた。どちらも問題なく作ることができた。冷たい飲み物を作るときは、付属のガラスコップではなくて、グラスを入れ替えて作った方がいい。氷を入れるときの刺激で泡がつぶれてしまったり、ミルクとコーヒーが2層に分かれないで、混ざってしまうからだ。
何回か繰り返して使ううちに、泡立てるコツが少しわかってきた。斜めにシャフトを垂直にしてるときも、グラスを傾けて斜めにしているときも、シャフト部分がグラスの底や、周りにぶつからないように軽い感じで素早く動かすことだ。素早く動かすことで、泡のキメが細かく仕上がり、周りに触れないようにシャフトを動かすことで、空気が入りやすくなって、泡立ちが良くなる。
● 自宅で抹茶ラテが飲める
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カフェで飲むような抹茶ラテが自宅で簡単に作れるのはうれしい
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次に説明書にレシピが載っていた、抹茶ラテを作ってみた。作り方は簡単で、ガラスコップに牛乳を100ml入れて、そのまま電子レンジで温める。そこに抹茶2gと、砂糖6gを加え、先ほどと同じ要領で混ぜれば終わりだ。
これまで自宅で抹茶ラテなんて作ったことがなかったので、湯飲みに移してみると、それだけでなんだか和風カフェに来たような雰囲気がある。飲んでみるとまろやかでとても上品な味だ。コレを自宅で飲めるなんてちょっとないな~という本格的な味なのだ。これは砂糖を黒蜜に替えたり、色々アレンジも効きそうなのでかなりお勧めのレシピだ。
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豆乳を泡立てた様子。牛乳よりも泡立ちがよく。カップのフチまで泡でいっぱいになってしまった
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最後に豆乳を使ったソイラテを作ってみた。要領はこれまでと全く変わらないのだが、温めた豆乳は牛乳よりもずっと泡立ちが良かった。あっという間にガラス部分が全部豆乳になってしまった。これも温めて飲むとおいしく頂けて、栄養満点で体が温まるので、これからの季節にはお勧めだ。
後片付けは、普通に洗うだけなのだが、1つだけ気を付けなければならないことがある。電池が入っているハンドル部分は水に濡らしてはいけないのだ。先端のシャフト部分は少し強めに引っ張ると抜けるので、先端部分だけを洗うようにしたい。使用中も、シャフト部分を上向きにしたりして、ハンドル部分に水分が入ってしまうと故障の原因になるので、注意したい。
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シャフト部分と、ハンドル部分は外すことができる
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ハンドル部分に水が入ると故障の原因になってしまう。使用中、後片付けの時は気をつけたい
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泡立つ牛乳に魅力を感じない人には全く興味の持てない製品だが、好きな人だったら、毎日でも使いたい製品になると思う。簡単で、泡立ちもきめ細かく、思い立ったらすぐ使える手軽さがある。これからの季節自宅で楽しむにはぴったりな製品だ。来客の多い人にもゲスト用にお勧めしたい。
■URL
メリタジャパン株式会社
http://www.melitta.co.jp/
製品情報
http://www.melitta.co.jp/personal/accessories/milkcreamer.html
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・ やじうまミニレビュー メリタ「アイスコーヒーメーカー MJ-0501」(2007/08/24)
2007/10/16 00:03
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