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家電製品ミニレビュー
ESGE「バーミックス M200 デラックスセット」

〜幅広い用途に応える定番ハンドミキサー
Reported by 本誌:伊藤 大地

ESGE「バーミックス」
 子供が生まれてからというものの、家で食事をする機会がぐっと増えた。以前は夫婦ふたりの時は息抜きも兼ねてよく外食をしたものだが、今や食事の時間は息抜きというより、戦いに近いものがある。

 それでも、生まれたばかりの子供の食事がミルクだけのときはまだよかった。離乳食は自分で作ろうとすると、意外と手間がかかる。とにかく、食材をすりつぶさなければならないからだ。

 そこで、ハンドミキサーの代名詞ともいわれるバーミックスの「M200 デラックスセット」を購入することにした。楽天市場で31,500円(送料別)だった。けっこうな値段だが、離乳食の時期を過ぎた後でも、長く使えるものが欲しかったのだ。

 さて、このバーミックス、スイスのESGE AGというメーカーが生産、国内での輸入・販売をチェリーテラスが行なっている。ESGEはハンドミキサーの専業メーカーで1950年、創業者の一人であるRoger Perrinjaquetが世界初となるハンドミキサーについて特許を出願。1953年、特許がおりると共同設立者とともにESGEを立ち上げ、初代モデルを1954年に発売した。“バーミックス”の名前の由来は、“battre et mixer”(英語でbeat and mix = つぶして、混ぜるの意)から来ているという。初代機の発売以降、細かい改良を加えながら今日に至っている。バーミックスの歴史については本家ESGEのPDF資料や、チェリーテラスの製品情報ページが詳しいが、驚くのはこの初代モデルの時点ですでに最新機種と同じ形状となっていること。それだけ完成されたデザインだったということだろう。


本体
付属のスタンドの裏側。コード、ブラシなど付属品はすべてスタンド部分に収まってしまう 本体上部。定格時間5分とあるが、パワフルなのでほとんどの作業は5分かからずに終わる

 現在、日本で販売されているM200は、ESGEのラインナップ中でも最上位に位置するモデルだ。チェリーテラスでは、基本的なアクセサリのみを付属したベーシックセットと、オプション品を加えたデラックスセットの2つのパッケージを用意している。

 本体に加え、ミンサー、ニューミンサー、ウィスク、ビーター、スーパーグラインダーの5つの替刃、メンテナンス用のブラシ、本体と替刃を収納するスタンドで構成される。ここまでがベーシックセットの内容。デラックスセットにはこれに、大・小2つの専用容器と、レシピ集が2冊、鰹節や昆布を粉末にする際に使用するパウダーディスクと呼ばれる部品が付属する。

刃の名称役割
ミンサー野菜やくだものなどをつぶす、混ぜる
ニューミンサー生の肉、魚をつぶす
ウィスク液体を混ぜる
ビーター卵白、生クリームを泡立てる
スーパーグラインダー乾燥した材料を砕く、野菜を刻む


回転軸。先端部分に替え刃を差し込む 動作モードは低速/高速の2段階。「・」と「・・」で表現されている 大小2つの専用容器。これはデラックスセットにのみ付属してくる

メンテナンス用のブラシ
メンテナンス用のブラシの、柄の逆の部分 メンテナンス用のブラシの柄の部分の使って、替え刃を取り外すことができる

 では、実際に使ってみよう。

 冷凍しっぱなしになり、使うあてのない牛肉と豚肉を混ぜ合わせて、ハンバーグを作ってみたい。肉専用のミンサーを買うのは、使用頻度を考えると勇気が要るが、残った冷凍肉とバーミックスで気軽に挽肉が作れるなら、悪くない。

 まずは冷凍しておいた肉を解凍し、適当な大きさにざく切りにする。大きい塊のまま入れてしまうと、刻む作業にムラが出るだけでなく、肉の線維が軸にからみついて、掃除がしにくくなるので、面倒でもこの作業は欠かせない。

 今回は牛6:豚4の割合で挽いてみる。ニューミンサーを先端に取り付けて、高速モードでつぶしていく。はじめのうちは抵抗が強いのだが、すぐに肉がつぶれて、手応えが軽くなってくる。パワーは申し分なく、みるみる間に肉がミンチ状になっていく。

 慣れないうちは、ミキサーを振り回しすぎて肉の破片が周囲に飛び散ってしまった。説明書にも書いてあるのだが、左右方向にぐりぐり動かすよりも、上下方向に抜き差しするように動かした方が飛び散りも少なく、刻む(あるいはつぶす)効率も良い。


【動画】タマネギをスーパーグラインダーで刻む(WMV形式,471KB) 【動画】冷凍しておいた牛バラ、豚バラを挽いて合わせる(WMV形式,1.87MB)

 特筆すべきは、トルクが高いこと。精肉はかなり粘りが強く、回転刃にかなり負担がかかっているのがわかるのだが、パワーのないミキサーにありがちな、刃の回転が止まってしまうことがない。本体はずっしりと重みがあり、5分以上持ち続けるのはつらい。だが、たいていのものはあっというまに刻めてしまうので、実用上、大きな問題はない。軽くてパワーがないよりかははるかによい。

 またパワーはあるが、ボディの剛性が高く、手に振動がほとんどこない。使っていて安心感が持てる。

 さて挽肉作りだが、実は1回目に失敗している。しつこくやりすぎたせいで、ミンチというより、練り物のような生地になってしまった。根菜などと比べると、肉はかなりやわらかいので、挽肉を作る場合は、全体にまんべんなく一度かけたら、それで十分だ。ケガをしないよう十分に注意しながら、手でこねる作業も組み合わせれば、より、均一に仕上がるだろう。特に粘りのある素材の場合は、手作業との組み合わせをオススメしたい。


全体にまんべんなく一度かけたら充分だった ミキサーを振り回し過ぎると周りに肉片が飛び散ってしまう バーミックスでタマネギをミジン切りにしたところ

パン粉とミジン切りにしたタマネギを混ぜ合わせてハンバーグを作る
混ぜ合わせたところ

 次に、つけあわせのマッシュポテトも作ってみよう。

 ゆでたジャガイモを3cm角くらいに刻み、適当な容器に入れる。塩コショウと牛乳少々、マヨネーズ、マスタードを加えたら、刃をミンサーに替えて、高速モードでつぶす。肉より軟らかいこともあり、あっという間にペースト状になる。バーミックスを使うと、手作業よりはるかに混ざりが良いので、あとから味の微調整をしても、味が全体によく回る。時間にすると、ジャガイモがゆであがってから3分とたたないうちに付け合わせができあがってしまう。

 こうしてできたハンバーグだが、スーパーで買った挽肉を使ったときより、はるかにおいしかった。冷凍した肉を合わせて挽いただけだったので、正直なところあまり期待していなかったのだが、非常にジューシーで肉の味が濃い感じがする。コーヒー豆と同じように、肉も挽きたてがうまいのかどうかはわからないが、多少の手間をかけてでも、またやってみたいと思うほどの違いがあった。


ゆでたジャガイモを使ってマッシュポテトを作る。肉より軟らかいのであっという間にペースト状になる 完成したハンバーグと、付け合わせのマッシュポテト。買ってきた挽肉よりもずっとジューシーでおいしかった

 精肉や根菜も楽々できてしまうので、ポタージュや離乳食のようなゆるめの食品は、朝飯前。得意とするところだ。少々貧乏くさいが、残りもののカレーにお湯と固形コンソメを入れた鍋に、ミンサーを取り付けたバーミックスで固形物を砕いてやり、塩こしょうで味を整えるとちょっとしたカレースープになる。


【動画】離乳食もあっという間にできる(WMV形式,664KB)
子供の離乳食を作った
汁状になるので、乳幼児にも飲ませやすい

【動画】水を張った容器で回転させれば汚れが落ちる(WMV形式,824KB)
 使っていて、一番心地がよいのは、片付けが楽なことだ。キッチン周りの家電は、片付けが面倒だと、すぐに使わなくなり、しまい込まれてしまうことがよくあるが、バーミックスはそれには当たらない。ボウルのような深みのある容器に水を張り、そこにバーミックスの先端を突っ込んで、しばらく回転させれば、たいていの汚れはこれで落ちてしまう。

 肉など脂ものや、水だけでは落ちない粘度の高いものに使用した場合は、ボウルの水に中性洗剤を垂らせば、よりきれいになる。

 もう1点、気に入っているのが専用スタンドだ。細かい部品はスタンドの裏に隠すようになっており、正面からはバーミックスの本体と、ストライプ状の溝が入ったスタンドだけが見えるようになっていて、見た目がスマートだ。これなら、キッチンの端に常時置いておきたくなる。これもしまい込まれないための1つの工夫と言えるだろう。

 全体的な印象としては、定番商品にふさわしく、安心して使える商品という印象だ。いろいろな動作モードがなく、シンプルながら、基本性能とボディの作りがしっかりしており、長く使えそうな一品だ。価格は高いが、その価値は十分にあると感じた。料理の幅を広げる道具として、広く勧めたい。





URL
  株式会社チェリーテラス
  http://www.cherryterrace.co.jp/
  製品情報
  http://www.cherryterrace.co.jp/bamix_top.html
  ESGE AG(英文)
  http://www.bamix.com/en/index.shtml

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2007/09/20 00:00

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