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オリエント「ふとん圧縮袋 アルミフィルム」

~逆流防止バルブ付きで簡単に布団を圧縮
Reported by 本誌:伊達 浩二

オリエント「ふとん圧縮袋 アルミフィルム」
 最近の東京は、すっかり初夏の気候だ。夜も暖かい日が多いので、冬用の布団(ふとん)をしまうことにした。

 布団をそのまま押し入れに入れても良いのだが、梅雨時には湿気を帯びてしまうので、布団圧縮袋に入れる。

 今回購入したのは、オリエントの「ふとん圧縮袋 アルミフィルム」だ。メーカー希望小売価格は2,520円で、Amazon.co.jpでの購入価格は1,600円だった。1つのパッケージに2枚の圧縮袋が入っている。

 布団圧縮袋というのは、通常はポリエステルなどの素材でできた大きい袋で、電気掃除機を使って袋の中の空気を吸い出して使う。袋の中の空気が抜けることによって、布団の体積が減ることと、ほぼ密閉された状態になるため湿気などに強くなる。

 今回の「ふとん圧縮袋 アルミフィルム」には、さらに2つの特徴がある。

 1つは、袋の素材がアルミフィルムで、光を遮断する。酸素をはじめとするガスや湿気の遮蔽性も高いという。メーカーでは通常の圧縮袋に比べ、酸素の透過度は1/60、透湿度は1/16としている。もちろん、光はまったく通らない。

 もう1つは、空気を吸い出すバルブの部分に、逆流の防止機構がついていることだ。これによって、せっかく吸い込んだ空気が抜けてしまうことなく、簡単に布団の圧縮ができるという。

 1つの袋で1つの布団を圧縮するのが普通なので、圧縮しやすそうな冬用の掛け布団と、圧縮しにくそうな固い綿の敷き布団を圧縮することにした。両方ともダブルサイズだ。


パッケージ背面には、使用法が解説されている 銀色の大きい袋が2枚入っている。袋の大きさは120×92cm。右上の方にバルブが見える

 まず、長期間の収納に備えて、布団をよく乾かしておく。日に当てて干すか、布団乾燥機を使うと良いだろう。空気が抜けているとはいえ、湿ったまま収納するとカビなどの危険がある。

 袋のサイズが120×92cmと大きめなので、掛け布団をそのまま入れることができた。ダブルサイズの敷き布団には本来対応していないのだが、三つ折りしたものを、さらに横に二つ折りして、むりやり入れてしまった。

 袋に布団を入れ、密閉する。ここでちょっとひっかかったのが、密閉の方式だ。最近の布団圧縮袋の密閉はファスナー式になっている。

 このアルミフィルム製の布団圧縮袋も、ファスナー式ではあるのだが、ファスナーのつまみ(スライダー)が別部品になっており、毎回セットし、使い終わったら外しておく必要があるのだ。最初の1回は良いが、次に使うときまで、この部品をなくさずにいられる自信はない。


ファスナー部分。溝はダブルになっていて、空気が漏れにくくなっている 布団を袋に入れたところ、手前が掛け布団、奥が敷き布団。猫が興味を示して離れない

 気を取り直して、掃除機を用意して、袋を圧縮する。

 掃除機は、キャニスター型(横型)のものであれば、ほとんどのものが使える。

 掃除機のブラシを外し、ホースの先端を、袋のバルブにあてる。布団圧縮袋では通常、先端がストローのように細くなった専用のノズルを必要とするものが多いのだが、この製品では必要ない。あれも無くしやすいものなので、なくて済むのはありがたい。

 掃除機のスイッチを入れると、みるみる布団が圧縮されていく。せっかく吸い出した空気が逆戻りしないので、本当に簡単だ。ホースをはずすと、自動的にバルブが閉まるので、吸引を途中で止めて、布団の位置を修正することも簡単にできる。また、バルブが大きく、吸引中もホースの位置がずれにくいのも良い。

 圧縮された袋の外観は、アルミフィルムにしわが寄って、まるでアルミホイルで包まれた食品のようだ。防湿性などについては、次に取り出すときまでわからないが、外観からは、いかにも保存性が高そうな印象を受ける。

 圧縮された袋に触ってみるとカチンカチンに固くなっている。袋の容量は、掛け布団は約半分になり、敷き布団でも数割は減っている。その分、押し入れの中で占有するスペースは小さくなる。圧縮率は、布団の素材によっても違うだろう。軽い綿や羽毛布団なら、もっと圧縮率は高くなると思う。


【動画】掛け布団を圧縮しているところ(WMV形式、約2.7MB) 手前が圧縮した袋、しわが寄ってカチカチに固くなっている

 最後に、製品に対する感想をまとめて終わりにしよう。

 まず、バルブについては二重丸、もうバルブのない布団圧縮袋は考えられないぐらい便利だ。空気の逆流がないのと、ノズルがいらないので、とても使いやすい。

 アルミフィルムについては、やや疑問が残る。ファスナーが別部品になっているのが、どうしても気に入らないのだ。圧縮袋にテープなどで貼り付けておけばよいだろうが、半年単位で間隔を開けて繰り返し使うことが多い製品だけに、袋以外の部品があって、それを管理しなければならないのが面倒だ。

 たとえば、押し入れではなく、日の当たる場所に布団圧縮袋を置くような場合は、アルミフィルムが持つ遮光性というメリットが生きると思うが、そうでなければ、ポリエチレン製の布団圧縮袋の使いやすさをとりたい気がする。次の機会には、バルブ付きでポリエチレン製の布団圧縮袋を試してみよう。





URL
  株式会社オリエント
  http://www.orient-dream.net/

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2007/05/23 00:00

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