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三洋電機「USB専用充電器セット N-MDU01S」

~エネループをUSBから充電
Reported by 本誌:伊藤 大地

N-MDU01S
 USBポートから電子機器を充電する、いわゆる「USB充電器」の人気は高い。特にパソコンを日常的に使っている層にその傾向が強い。というのも、パソコンのACアダプタとUSB充電器さえ持っていれば、機器ごとに専用のACアダプタをいくつも持ち歩かずに済むからだ。電気店にいけば、携帯電話から携帯ゲーム機、音楽プレーヤーなどさまざまな機器をUSBから充電するためのケーブルが販売されている。

 そんな中、5月21日に発売になったのが、USBポートからニッケル水素充電池を充電できるエネループシリーズの「USB専用充電器セット N-MDU01S」だ。

 今や、三洋電機の中でももっとも求心力のあるブランドといってもいいエネループシリーズであること、さらにパソコンユーザーの関心の高いUSB充電器という要素も重なり、本誌ニュース記事にも多数のアクセスがあった。注文していた製品が届いたので早速レビューしたい。Amazon.co.jpでの購入価格は1,980円だった。


パソコンにつないで充電する
ケーブルは短め
本体背面

パッケージ
充電中は青いランプが点滅する 片手にすっぽり収まるサイズ

 まず、実機をさわって感じるのは本体のコンパクトさだ。本体のみのサイズは47×93×17.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約48g。パッケージには単三型のエネループ2本が付属する。これを本体に取り付けた状態の重量は98gとなり、ちょうど折りたたみ型の携帯電話くらいのサイズ、重量になる。

 デザインの評価が高いエネループだが、N-MDU01Sもベースカラーがホワイト、本体底面に薄いグレーとなっており、すでに発売されているAC電源用の標準充電器、急速充電器と同じコンセプトのもとにデザインされていることがわかる。本体側面に「SANYO」ロゴと「Ni-MH BATTERY CHARGER」と書いてあるほかは、余計なアイコンやマークなどが描かれておらず、シンプルなデザインだ。

 USBポートへの電源供給量は2本同時充電の場合で各450mA、1本のみの場合、急速モードとなり850mAとなる。エネループの容量は単三型で2,000mA、単四型で800mA。よって、単三型2本で約280分、単三型1本で約140分、単四型2本で約120分、単四型1本で約60分で充電できることになる。

 一見、スペックだけでみると充電に時間がかかりすぎのようにも思える。しかし、標準充電器「NC-TG1」の場合、単三型1~2本で約7時間、単四型1~2本で約6時間、急速充電器「NC-M58」でも単三型1~2本で約100分、単四型1~2本で約155分かかることを考えると、決して遅いというわけではない。むしろ、もっとも普及していると思われる標準パッケージ付属の「NC-TG1」よりは格段に充電スピードが速いのである。


単四型も充電可能
プラス部の端子が90度回転し、単三型/単四型の双方に対応するようになっている
本体側面にロゴがある

左から標準充電器「NC-TG1」、急速充電器「NC-M58」、2本タイプの急速充電器「NC-MDR02」、「N-MDU01S」
NC-TG1と大きさを比較
NC-TG1と厚みを比較

 感心したのは、単三/単四の双方に対応させるため、充電池のプラス側が当たる端子部分が90度動く作りになっていることだ。板状の端子部品を垂直に立てると、電池格納部が拡張され、単三型が入るようになる。一方、部品を寝かせると、電池格納部のスペースの一部を埋め、単四型がフィットする長さになる。

 着脱式のアダプタやアタッチメントだと、出張先などでなくしそうだが、この方法だと本体に据え付けられた部品を動かす形になるので、バラバラになることがない。地味ではあるがグッドアイデアといえるだろう。

 USBケーブルの根本からUSBポート先端までの長さは約11cm。コードは長すぎると持ち運びするときなどにじゃまになるので短い方がよい、という配慮だろう。コード自体も短い上に、コード先端は本体内に収納できるようになっているので、持ち運ぶときにコードを本体に巻き付けたり、コードリールを使う必要はないのがうれしい。

 総合すると、ビジネスホテルなど電源コンセントの数が限られた環境でも充電できるUSB機器はやはり便利だ。電池なしの状態では約48gと軽量な上、かさばらない本体サイズなので、「一応、カバンに入れて」おいても、決してじゃまにならない。仕事などでパソコンを常用するならば、省スペース目的で普通の充電器の代わりに使うという手もあるだろう。

【お詫びと訂正】初出時、Wii本体の前面にUSBポートがあるとの記述がありましたが、背面の誤りでした。お詫びして訂正いたします。

 ちなみに、私は、出張時などに持ち運ぶことばかりを考えていたが、Amazon.co.jpのユーザーレビューで、Wiiの本体に接続して使うと良い、という趣旨の記述を見かけた。確かに、Wiiのリモコンは単三型2本を使用し、この充電器にぴったりだし、Wiiには本体背面にUSBポートがある。言うまでもなくカラーリングも同じホワイトだ。なるほど、Wiiとの相性は良いかもしれない。我が家でも試してみることにしよう。





URL
  三洋電機株式会社
  http://www.sanyo.co.jp/
  エネループ
  http://www.sanyo.co.jp/eneloop/index.html

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2007/05/22 00:12

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