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家電製品ミニレビュー
三洋電機「eneloop kairo KIR-S1」

〜エネループは使わないがエネループな電気カイロ
Reported by 本誌:伊藤 大地

eneloop kairo KIR-S1
 このコーナーでも、多くの暖房機器をご紹介してきたが、その多くは「足下」もしくは部屋全体を暖める機器だった。しかし、寒さが厳しくなると、冷えてつらいのは、足下だけではない。手先も、そのひとつだ。ということで、今回は三洋電機の充電式電気カイロ「eneloop kairo KIR-S1」を紹介したい。

 乾電池の代わりに使える充電池として、人気のエネループだが、もともとこの名前は、“エネルギーのループ”からネーミングされたもの。この製品も、「繰り返して使う」というコンセプトを、充電池のみならず、家電製品に拡げようという試みのなかで発売された製品だ。

 なお、誤解しやすい点なのだが、この製品はエネループブランドを冠してはいるが、エネループの充電池を使っているわけではない。電源には内蔵のリチウムイオン電池を使用している。エネループたるゆえんは、「エネループ(の充電池)を使っているから」ではなく、「エネルギーをループさせているから」、ということらしい。


白基調のパッケージ
 パッケージや本体デザインは、充電池と同じく、白を基調としたものになっている。充電池の方は、パッケージは青色で統一されているが、カイロに関しては暖房器具のため、白がベースカラーになっている。

 パッケージを開封すると、本体とACアダプタ、専用のソフトケースが同梱されている。ACアダプタは、携帯電話のものに近いサイズと形状で、コンセントの部分を折りたたみ可能。電圧は100V専用になっており、海外で使用することはできない。

 楕円形の本体の表面には、白い樹脂のコーティングが施され、電源スイッチと運転状況を示すLEDがある。一方、裏面は金属製になっていて、ここをヒーターで暖める仕組みになっている。カイロには、現在もっとも簡単に手に入る使い捨てカイロのほか、白金カイロ、電子レンジを使用した湯たんぽに似た製品まで、さまざまな種類があるが、電池を内蔵した製品はごく珍しい。

 内蔵のリチウムイオン電池は、約5時間充電して、最大6時間使用できる。500回繰り返して使えるという。ユーザーが自分で電池を交換することはできない。ちなみに、充電池のエネループは、ニッケル水素電池を採用しているが、なぜ、この製品はリチウムイオンなのか。推測されるのは、電圧の違いだ。ニッケル水素電池の電圧は乾電池並みの1.2V。熱を発生させるには心許ない。暖房機器には、3.7Vと電圧の高いリチウムイオン電池の方が適しているからだと思われる。

 なお、充電中に電源を入れても暖かくはならない。電源を入れたまま、充電し、電源を切るのを忘れてしまったときのことを考えているからだろう。


表面
裏面
裏面には、リチウムイオン電池を使用していることを表す表示が

パッケージ同梱物
ACアダプタは100V専用。100V以外の国では使用できない ケースには面ファスナーが付いている

 さっそく使ってみよう。まず、スイッチはOFF/弱/強の3段階。弱では41℃、強では43℃に暖まる。当然のことながら、ポケットの中に入れていると熱が籠もってくる。どちらのモードを使っていても、本体温度が50℃になると、そこを超えないよう温度制御が働くようだ。数字上では2℃しか差がないが、触ってみると暖かさはけっこう違うように感じる。

 本体にはLEDが内蔵されており、充電中は緑の点滅、弱運転中はオレンジの点滅、強運転中は赤色に点滅する。ピカピカ点滅するのではなく、フワッとした感触で点滅するようになっており、このあたりにもデザイナーの手が入っていることが感じられる。


【動画】「中」で使っているとき。オレンジ色に点滅する(WMV形式, 111KB) 【動画】「強」で使っているとき。赤く点滅する(WMV形式, 124KB)
充電しているときは緑に点灯する

 気になるのは、暖かいのが片面だけだということ。たとえば使い捨てカイロならば、表裏両面が暖かくなるので、ポケットの中でただ握れば、すぐ手を暖めることができる。しかし、KIR-S1は、本体裏面の金属の部分しか暖まらないので、ポケットの中で握っても、指の腹か、手のひらのどちらかしか暖まらない。握ったときに、「暖かい面がどちらを向いているか」を意識しなければならないのは、ちょっと面倒だ。


ケースの中に入れていてもLEDの表示を確認できる
 スイッチを入れてからは、約30秒〜1分ほどで暖まる。熱くなりすぎることもなく、快適だ。直に金属に触れるのがイヤならば、同梱のケースに入れれば、ほんわりと暖かさが感じられるだろう。

 もちろん、使い捨てカイロのように振ったりする必要はないし、暖まりのムラもない。自由に電源をON/OFFできる。通勤などで、毎朝使い捨てカイロを使うのは気が引けるが、これならば短い時間に細切れで使うことができる。

 自分にとって、これまで使い捨てカイロとは、防災時やスキーのとき、ゲーム機を購入するために夜中、並んでいるときなど、「ここぞ!」というときに使うもの、という印象だった。しかし、この充電式カイロならば、とりあえずカバンに放り込んでおいて、手が冷たいときに必要な時間だけ使える。「使い捨て」という呪縛が解かれ、気軽に使えるようになった。

 ちょっとおしゃれなパッケージは、プレゼントにも良いかもしれない。カイロという暖房機器が、ぐっと身近に感じられる製品だ。





URL
  三洋電機株式会社
  http://www.sanyo.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0610news-j/1031-1.html
  製品情報
  http://www.sanyo.co.jp/eneloop/

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三洋、「eneloop」ブランドの太陽発電充電器と電気カイロ(2006/10/31)



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2006/12/22 00:04

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