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ナショナル「シェーバークリーニング液 ES004」
~電気カミソリが長く快適に使える洗浄液
Reported by 本誌:伊達 浩二
シェーバークリーニング液 ES004
電気カミソリを使っていると、外刃と内刃に皮脂やヒゲくずなどが付いて、だんだん臭うようになってくる。
外刃と内刃を水洗いができる機種では、ヒゲを剃った後に蛇口で洗い流すことで、だいぶ軽減できるのだが、それでも数カ月たつと、特有の臭いを感じるようになる。
各メーカーの上位機種では、専用の洗浄液を使用したシステムが用意され、この問題に対処している。充電器に電気カミソリをセットすると、充電と同時に自動的に内部を洗浄する構造だ。ブラウンでは「全自動アルコール洗浄システム」、フィリップスでは「Jet Clean システム」、ナショナルでは「全自動洗浄充電システム」などと呼ばれているのがそれだ。
下位機種ではこういうシステムは用意されていないが、調べてみると水洗いができる機種用に専用の洗浄液が用意されている。
今回はナショナル(松下電器産業)の「シェーバークリーニング液 ES004」を試してみた。メーカー希望小売価格は630円で、Amazon.co.jpでの購入価格は570円だった。
使用した電気カミソリはブラウンの「ポケットシェーバー」という製品で、刃の水洗いができる。ブラウンは自社でも洗浄液を出しているが、在庫の関係で入手が遅れたので、それはまた機会を改めて試すつもりだ。
パッケージ
ES004は、界面活性剤/ペタイン系/脂肪酸系が主成分の弱アルカリ性の溶液だ。まぁ、洗剤だと思って良いだろう。匂いを嗅ぐと柑橘系の香りがつけてあるようだ。容量は100mlで、シンプルな容器に入っている。1回の使用量は1mlとされているので、100回使える計算だ。
では、さっそく使ってみよう。
まず、外刃にES004を軽く塗り、少量の水をつける。次に電気カミソリの電源を入れる。外刃に細かな泡が立ってくるので、10~20秒ほどで電源を切る。
外刃を外し、内刃とともに、よく水洗いする。タオルなどで水気を拭き取り、よく乾燥させる。
というわけで、使い方はとても簡単だ。ただ、最初に少量の水をつけるときに、つい多めに濡らしてES004を流してしまうことが多い。あらかじめ、外刃に水をかけて流しておく方が簡単だ。
電気カミソリを動作させているときは、細かな泡がカミソリの内側から立ってくるので面白い。内刃には直接クリーニング液を塗らないので、ちゃんと浸透するのか心配だったのだが、電気カミソリの振動でちゃんと行き渡っていた。
軽く塗って、水をつけた状態
電源を入れると徐々に泡立ってくる
泡が外刃全体に行き渡った
軽くすすいだ後、外刃を外す
内刃も水洗い
きれいになった。臭いもない
洗い上がりはさっぱりとしていて、電気カミソリ特有の臭いがなくなる。外刃の裏側や内刃の隙間も汚れがおちて、金属特有の反射を取り戻している。
シェーバークリーニング液は、電気カミソリを使っていることで避けられない汚れや臭いに著効がある。水洗いができる機種という限定はあるものの、高価な機種でなくても、新鮮な使用感を取り戻せる効果は大きい。これまで使ってきた電気カミソリは本体の機械的な寿命より以前に、匂いや清潔感の問題で買い直すことが多かったが、これで長く使い続けることができそうだ。
このクリーニングは、使い方も簡単で、値段も安いので、水洗いができる電気カミソリを使っている人には強くお勧めする。
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URL
ナショナル(松下電器産業株式会社)
http://national.jp/
製品情報
http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=ES004
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