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ハリオ「茶茶急須 角形」
~どんなお茶にも合う万能急須
Reported by 本誌:伊達 浩二
茶茶急須 角形
その昔、紅茶を飲むのは大変だった。
もちろん、お湯を沸かして、カップにティーバッグをつっこんで何十秒か待てば、紅茶はできるのだが、茶葉から淹れるためには道具立てと手順が大変なのだ。
ちゃんと紅茶を淹れるとは言っても、紅茶用のティーポットと茶こしを用意し、ポットとカップをあらかじめ温め、ポットのために1杯分多く茶葉を入れるぐらいのこだわりだが、それでも面倒なときは面倒だ。
昔はそういうときは、ティーバッグにしていたものだが、何年か前に、ハリオの「茶茶急須」を手に入れてからは、もっぱらこれを愛用している。
今回紹介するのは改良型の「茶茶急須 角形」だ。メーカー希望小売価格は2,100円で、Amazon.co.jpでの価格は1,280円だった。同じデザインで「茶茶急須 セレブ」という製品もあるが、こちらは茶こしが金メッキになっている。その分、メーカー希望小売価格は2,625円、Amazonでも2,000円と高い。
茶茶急須は、本体とフタが透明な耐熱ガラスでできており、大きな茶こしがついている。
透明なので、淹れるお茶の種類を選ばない。日本茶でも紅茶でも、そば茶でもハーブティでも、全部これ1つでまかなえる。お茶の淹れ具合や茶葉の動き、お茶による色合いの違いもよくわかる。
自らが透明なので、どんな状況でも対応できるし、個々の特徴がよく表われるのだ。
本体とフタと茶こしのシンプルな構成。茶こしが大きいので茶葉を選ばない
「角形」に新しく追加された「フタ留め」
フタ留めが付いたことで、傾けてもフタがずれなくなった
深むしの緑茶を淹れたところ
紅茶(ダージリン)
中国茶「当方美人」(半発酵茶)
ブルーベリーのフルーツティ
目に良いというブルーベリーのお茶。これは茶こしを使っているが、そのまま淹れて、実を噛んでもおいしい
2~3人分入るのでコーヒーサーバーとしても使いやすい。付属の茶こしはレギュラーコーヒーには粗いので、ペーパードリッパーで淹れる
花入りジャスミン仙桃
お湯を入れると花が開くお茶。本来はカップに1つずつ入れるが、ポットで入れると大きく開いて見栄えがする
上から見ると花が開いている様子がよくわかる
使ったあとの始末の良さも好きな点だ。茶葉が見えているので捨て忘れることがない。また、本体が広口で、細い管になった部分もないので、すみずみまで気持ちよく洗える。ステンレス製の茶こしに茶渋が残らないように気をつけていれば、いつまでもきれいに使える。
ガラス製ということで、最初はこわごわと使っていた覚えがあるが、実はかなり丈夫な製品だ。いまの角形に買い換える前は、少なくとも6年以上同じ製品を使い続けていた。最後は、固いポットにぶつけてフチを欠いてしまったのだが、そういう事故でもないかぎり、普通に扱っていれば長持ちする。
最後に、オリジナルの丸形と角形の違いについて説明しよう。
茶茶急須 丸形の魅力は、全体に丸みを帯びたデザインにある。和風のデザインとガラス製の素材の組み合わせは、お茶や場所を選ばない。これ1つあればお茶関係はほかに道具がいらないぐらい万能だ。それに比べると、角形は、底の部分が広く、安定したデザインになったが、実用っぽい印象が強くなった。
また、角形の方はフタが落ちにくいように、本体の一部に「フタ留め」という出っ張りが設けられ、片手で注いでもほとんどフタが落ちないようになった。フタに軽く手を添えることは基本であり動作としても美しいが、便利な仕様であることはまちがいない。
容量は丸形が450ccと700ccの2種類、角形は450ccのみだ。450ccで3カップ分なので、ほとんどの場合は、これで十分だろう。
両方使った感想としては、角形の実用性も良いが、丸形のデザインも捨てがたいというところだ。次は丸形に「フタ留め」がついた製品が欲しいと思う。まぁ、この角形も長持ちしそうなので、気長に待つことにしたい。
【お詫びと訂正】
丸形でフタ留めがついた機種は、「茶茶急須 もち丸」という商品名で、すでに発売されています。お詫びして訂正するとともに、読者のご教示に感謝いたします。
あと、茶こしが金メッキなのは茶渋が付きにくそうで、試してみたいのだが、金無垢ならともかく、金メッキで“セレブ”を名乗るのは貧乏くさくて格好悪い。長持ちするという意味なら、「パーマネント」とか「エターナル」、漢字なら「永久(とわ)」、色そのままなら「金色(こんじき)」ぐらいにしてほしいと思う。
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URL
ハリオグラス株式会社
http://www.hario.com/
茶茶急須 角製品情報
http://www.hario.com/seihin/chachakyu_sereb.html
茶茶急須 丸製品情報
http://www.hario.com/seihin/chachakyusu_maru.html
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2007/04/05 00:02
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