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ブラウン「voice control AB314vsl」
~音声センサー付きの目覚まし時計
Reported by 本誌:正藤 慶一
voice control AB314vsl
「BRAUN(ブラウン)」といえば、シェーバーで有名なドイツのブランドだが、それ以外にも、コーヒーメーカーや電動歯ブラシなど、多くの家電製品を生み出している。本誌でも、同ブランドの製品を、コラムでいくつか採りあげている。
一方で、時計を手がけていることでも知られている。腕時計に壁掛け時計、目覚まし時計など、一通りの時計を取り扱っており、1987年には目覚まし時計「AB1」がグッドデザイン賞を受賞した。シェーバーとは販売代行を行なう会社が異なり、時計部門は株式会社イデアインターナショナルが行なっている。イデアインターナショナルといえば、煙突状の加湿器「Chimny(チムニー)」シリーズをはじめとしたオリジナルブランド「TAKUMI」が思い浮かぶが、同時に海外の有名ブランドも取り扱っている。
さて、時計のラインナップを見たところ、機能をたくさん備えた派手な製品ではなく、シンプルな機能で、かつデザイン性に優れたものが多いように見受けられる。それもそのはず、シンプルなデザインは、同ブランドのコンセプトなのだ。ホームページでは、ブランドの魅力に「一切の無駄をそぎ落とし、生み出されるシンプルなデザイン」を挙げており、また、「よいデザインとは引き算のデザイン」というデザイナーの言葉も引用している。
そんな中、音声センサーを備えた目覚まし時計「voice control AB314vsl」という商品がある。何でも、声でアラーム音を止められるという機能を備えているという。シンプルさを謳うブランドの製品がわざわざ付けた機能は、どれほどの効果があるのだろうか。試してみたいので、購入した。Amazon.co.jpでの価格は、8,925円だった。
本体カラーはブラック一色で、ボタンやダイヤルに、わずかに緑や赤のカラーリングがされているだけ。時計はカバーで隠されており、ぱっと見では、これが時計だとは分かりづらい。
本体サイズは、70×25×80mm(幅×奥行×高さ)と、かなり小さい。ジーパンのポケットにもスッと入るほどだ。重量も電池込みで99gと軽い。ちなみに、電源は単三アルカリ電池を使用し、電池の寿命は約1年間だ。
時計部のカバーを閉じているところ
本体重量は99g。サイズも小さく、持ち運びはカンタン
電源は単三アルカリ乾電池を1本。本体背部のケースを開けてセットする
時計は、いわゆる“アナログ時計”で、長針・短針・秒針・アラーム針で構成される。時計のカバーには、世界標準時を基準とした世界各地の時差の表が記載されている。海外旅行に持って行った際には、現地到着後にこの表を見て時計をセットすれば、時差に迷う事もなさそうだ。また、時計にカバーが付いているのは、おそらく持ち運びの際に傷を付けないための配慮だろう。
時計のセットは、本体背面の突起部を使う。この突起を軽く押し込むと、ツマミが中から顔を出し、これを回すことで時計の針を合わせる。セットが終わったら、もう一度押して、ツマミを本体内に収納する。アラームの時刻は、本体脇の緑色のダイヤルを回してセットする。
アラームを使用する際は、本体上部の緑色のONボタンを押す。隣の赤色のOFFボタンを押しておけば、設定時間になっても、アラームは鳴らない。この2つのボタンのいずれかを強く押すと、アラームダイヤルの下のランプが光り、ミニライトとして使える。ライトは時計も照らすので、室内が暗い場合でも、時刻を確認できる。なお、持ち運びしている間にアラーム音が鳴らないよう、OFFボタンのままロックできるスイッチも備えている。
さて、ボタンの下には、何やらマイクのように銀色の網がかかった四角形のスペースがある。おそらくこれが音声センサー部分だろう。アラーム音が鳴っている際に、ここに音を発すれば、センサーが音を感知し、スヌーズ機能が働くというものだ。
時計カバーの裏側には、世界標準時刻を基準とした時差の表が用意されている。「+9」の項には、「tokyo」「osaka」の文字も
本体側面の緑色のダイヤルを回して、アラーム針をセットする
上部の緑ボタンを押せばアラームがセットされる。鳴らさない場合は赤ボタンを押す
緑、赤のいずれかのボタンを強く押すと、アラームダイヤル下部のライトが点灯する
本体左上にある、マイクのような銀色の網がかかった四角形のスペースが、音声センサー部
それでは、実際に試してみよう。アラームの時刻をセットし、本体上部のONボタンを押して準備完了。枕元に置き、あとは寝るだけだ。
翌朝は、「ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ」というアラーム音で目覚めた。アラームを声で止めようと、ふとんの中から軽く「ア」と発してみた。すると、アラームはストップ。センサーが反応した証として、ライトが点灯している。しかし、さほど大声も出していないのに、結構簡単に止まるものだ。
しばらくすると、また「ピピピピッ」と鳴り始めた。音声センサーはあくまでスヌーズ機能として音を止めるので、一旦停止しても、8分後に再び鳴る。完全に止めるには、本体上部のOFFボタンを押す必要がある。
そこで本体を手に取ると、OFFボタンを押す前に、アラームが止まってしまった。どうやら手に取った際に、センサー部に指が触れ、それを音声として感知してしまったようだ。アラーム中に、センサー部に息を吹きかけてみても、同じく停止した。というわけで、声や音に出さなくても、センサーが「音」と感じるものであれば、何だって止まるのである。
【動画】アラームが鳴っているところを、声を発してストップさせてみた(WMV形式、約834KB)
【動画】センサー部を指でこすっても、アラームは止まる(WMV形式、約1.3MB)
この音声センサーの利点は、スヌーズボタンをわざわざ手で押す必要が無いところだ。通常の目覚まし時計では、止めやすさを考えて、手の届く範囲に目覚まし時計を置くことが多い。しかし本製品は、どこに置いても声ひとつで止められるので、本体のコンパクトさと相まって、置き場所を選ばない。ふとんの中からいったん止めておいて、メインの停止ボタンは、朝の身支度をしている最中に押せばいいだけだ。
ただし、ふとんに入りながら止められる……ということは、寝起きの悪い人は、二度寝をしてしまう危険性もある。もちろん、声でストップした後は、8分後に再びアラームが、そのまた8分後にもまたアラームが鳴る。それでも、声だけで止められるのをいいことに、ふとんに入り続けてしまう人だっているだろう。そういう人には、以前紹介した「ビッグシェイカー」のようなパワフルな製品を使用することを勧めたい。
コンパクトで場所も取らないので、旅行や出張に持参すると便利だろう。デザインはシンプルながら、小型で軽量と持ち運びやすく、設置場所を問わないのが良い。旅の心強い友となりそうな一品だ。
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URL
イデアインターナショナル株式会社
http://www.idea-in.com/
ブラウン
http://www.idea-in.com/braun/
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