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家電製品ミニレビュー
無印良品「体組成計付ヘルスメーター BC-51R」

~シンプルなデザインの体組成計
Reported by 本誌:正藤 慶一

体組成計付ヘルスメーター BC-51R
 現在、齢27歳。今までは“若さ”というパスポートで、一切自分の身体に気を遣わないで生きてきた。しかしこれから“中年”を迎えるに当たり、何らかのケアが必要だと感じ始めている。肥満に生活習慣病、メタボリックシンドロームなど、もはや他人事ではすまされない年齢に来ている。

 そういえば、我が家にはどういうわけかヘルスメーターが無かった。最近では体脂肪率などが測定できる体組成計が安くなってきたようなので、とりあえずは身近なケアとして、買ってみることにしよう。

 購入したのは、無印良品の「体組成計付ヘルスメーター BC-51R」だ。この製品はこの商品は、体重・体脂肪率のほかに、肥満になりやすいかどうかを判別する「基礎代謝」、生活習慣病の原因となる「内臓脂肪」、エネルギー消費量の基準となる「筋肉量」の3つを測定できるという。製造元はヘルスケア商品を多く取り扱う「タニタ」だ。1万円を超える製品も多いなか、7,900円という価格も、購入のあと押しとなった。

 本体のボディは白く、足をのせる部分のみ銀色のプレートが貼られており、見た目はかなりさわやかな印象を受ける。このあたりのシンプルさは、無印良品ならではといったところだろうか。電源は単三乾電池を4本使用し、本体裏面に入れる。アルカリ/マンガンの指定は特にないが、2種類を混合して使用することや、充電池を使用することは禁止されている。

 体重を量る前に、自分自身の年齢・身長・体重の個人データを本体に入力する必要がある。まずは本体液晶付近の「設定」ボタンを押し、1~4の任意の番号を選ぶ。番号を設定した後は、年齢、性別、身長を入力し、「ピピッ」という音が鳴れば登録完了。測定の際は、登録した自分の番号のボタンを押し、その上で測定を行なう。登録用のボタンは4つまであるので、家族で振り分けて使用できる。また、情報を一時的に本体に記録させるゲストモードも用意されている。


足をのせる部分は銀色のプレートが貼られている 電源は単三乾電池が4個。本体には付属しない

【動画】計測する前に、自分の年齢、身長、体重の情報を登録する必要がある(WMV形式、約629KB) 登録した番号のボタンを押してから、本体に乗る

 それでは、量ってみよう。登録した番号のボタンを足で押して、足のつま先とかかとを、電極板の部分に置く。しばらくじっとしていると、ピッと音がして体重がセットされる。このまま10秒ほど乗り続けると、「ピッピッ」という音とともに体脂肪率が表示される。ここで本体を降り、「基礎代謝」「内臓脂肪」「筋肉」ボタンを押すと、それぞれの数値が表示される。なお本体に乗った状態では、転倒防止のためボタンを押しても数値が表示されない。

 ところで、体重計に乗っているだけなのに、なぜこれらのデータを表示できるのだろう。タニタのホームページによると、微弱な電流を体に流すことで生じる電気抵抗値を基準に、数値を算出するとのことだった。「筋肉や水分は電気を通しやすい」が、「脂肪はほとんど電気を通さない」らしい。説明書には、測定条件として「体や足の裏をよく拭き、素足で裸に近い状態」と挙げられているのはそのためだろう。試しに、底の厚い靴を履いて量ってみると、体重は量れるものの、体脂肪はエラー表示となった。ちなみに電流といっても、使用中にピリっとくる感覚は特にない。

 さて、私が計測したデータは以下のようになった。ちなみにカッコ内は、同製品の液晶表示または説明書による判定結果である。体重/60.4kg、体脂肪率/10.9%(やせ)、1日当たりの基礎代謝量/1508kcal(燃えやすい)、内臓脂肪/レベル1(標準)、筋肉量/51.1kg(平均的)。当面のところは問題無いといったところだろう。ホッと胸をなで下ろした。


計測したところ、体重は60.4kg、体脂肪率10.9%だった。この2つが表示されているうちに「基礎代謝」「内臓脂肪」「筋肉」ボタンを押すと、それぞれの数値が表示される 「基礎代謝」が低いと、肥満になりやすく、生活習慣病を誘発する原因となるという。私は幸いなことに、燃焼しやすいという結果が出た 内臓脂肪レベルは9を下回ると標準。これが、10~14だと内臓脂肪が「やや過剰」、15以上が「過剰」となる

筋肉量が少ないと、脂肪が蓄積されやすく、さまざまな病気の原因となるという。筋肉量のスコアは「-1~+1」が平均的な数値となる 取扱説明書には、体脂肪率で肥満度を判定できる。私は10.9%だったので、ぎりぎり「やせ」の判定となった 体脂肪率と筋肉量の判定を利用して、体型判定もできる。私の場合は体脂肪判定が「やせ」、筋肉量が「平均的」なので、「細身筋肉質」となる

 上位機のように、骨の量を測定したり、測定したデータを保存したり、音声で教えてくれたりなどの機能は無い。しかし肥満や内臓脂肪など、現代人が見過ごしがちな日常生活に潜む病気の危険性を、気づかせてくれる商品である。「そういえば、最近体重計に乗っていないな」「あんまり自分の身体に気を遣っていないな」という人には、身近なヘルスケア用品として購入する価値のある商品だと思う。





URL
  無印良品(株式会社良品計画)
  http://www.muji.net/
  株式会社タニタ
  http://www.tanita.co.jp/
  製品情報
  http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4547315779215

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2007/01/23 00:00

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