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家電製品レビュー
三洋電機「eneloop solar charger NC-SC1」

〜太陽光でeneloopを充電する究極のエコロジー充電器
Reported by 平澤 寿康

eneloop用ソーラー充電器「eneloop solar charger」NC-SC1
 今、巷で三洋電機の充電池「eneloop」が飛ぶように売れているそうだ。もちろん、eneloopは以前から非常に注目度が高く、すでに利用している人も多いことと思う。

 しかし、12月頭に発売され供給が追いつかないほどに売れているゲーム機「Wii」のコントローラが単3型の乾電池を使うことから、輪をかけて売れているようなのだ。実際、ゲーム機売り場のレジ近くにeneloopが多数置かれ、ゲーム機を買っていく人の多くが、eneloopも一緒に買っていく姿をよく見かける。

 eneloopは、三洋電機のエコロジービジョン「Think GAIA」の第1弾商品として、「使い捨てない電池」というキャッチフレーズで送り出された充電池だ。現在も広く利用されている一般的なニッケル水素充電池は、充電してもしばらく放置しておくと、自己放電によって使用できる電力が大きく減少したり、メモリー効果によって、利用できる容量が減るという欠点があった。それに対しeneloopでは、それら欠点が改善されており、長時間保管しておいても電力が残っている、継ぎ足し充電してもメモリー効果が発生しないという特徴がある。

 つまり、一般的な乾電池と同じような感覚で利用でき、しかも充電することで繰り返し利用できる充電池なのである。

 eneloopのコンセプトは「エネルギーの循環」。約1,000回の充電が可能で、使用後はリサイクルが可能。まさに資源を“循環”させられるわけだ。だが、さすがに“電力”だけは循環させることができない。もちろん、それは当然のことだが、せっかくエコロジーをコンセプトとする製品なのだから、電力の循環がだめなら、もっとエコロジーを突き詰めたい。その思いを実現してくれる製品が「eneloop solar charger」である。今回購入したのは、ソーラー充電器「NC-SC1」と単3型eneloop4本がセットになった「N-SC1S」という製品だ。価格は21,000円だった。


太陽光で発電した電力のみでeneloopを充電する

単位面積あたり、世界最大の発電量を誇る「HIT太陽電池」を搭載。効率よく発電するという
 NC-SC1は、その名からもわかるとおり、太陽電池で発電した電力を利用してeneloopを充電するという、ソーラー充電器だ。それも、外部電源の利用が一切考慮されておらず、100%太陽電池のみで発電し、eneloopを充電するという、ストイックなまでにエコロジーを突き詰めた充電器だ。完全にクリーンなエネルギーのみでeneloopを充電して利用できる、まさにエコロジー充電器といっていいだろう。

 本体デザインはピラミッド型で、太陽電池面を除いてeneloopのイメージカラーである白を基調としている。太陽電池には、単位面積あたりの発電量として世界最大を誇る「HIT太陽電池」を採用。そして、単3型または単4型のeneloopを最大4本同時に充電可能となっている。それだけでなく、電力供給用のUSB端子も用意されており、USBケーブルを利用してポータブルプレーヤーや携帯電話などの充電も可能だ。


本体デザインはピラミッド型。ボディはeneloopのイメージカラーの白が基調で、クリーンなイメージだ 発電時にはこのように立て、直射日光のあたる場所に設置する 太陽の角度に合わせ、太陽電池面の角度は2パターンに設定できる

本体背面
左側面
右側面

 ところで、NC-SC1は、太陽電池で発電した電力を直接利用してeneloopを充電するわけではない。太陽電池は、基本的には太陽が照っている昼間しか発電できない。太陽電池が発電した電力を直接利用してeneloopを充電しようとしても、曇や雨の日、夜間は充電できなくなるため、非常に効率が悪くなる。

 その問題を解消するために、NC-SC1にはリチウムイオンバッテリを内蔵している。太陽電池で発電した電力を、一度リチウムイオンバッテリに蓄えて、eneloopの充電はリチウムイオンバッテリに蓄えられた電力を利用するという構造になっているのだ。内蔵リチウムイオンバッテリの仕様は、3.7V、6900mAhとなっており、フル充電状態で単3型eneloopを4本充電できる。

 内蔵リチウムイオンバッテリの充電レベルは、本体側面に用意されているボタンを押すと光るLEDの色で判断できる。赤色は単3型eneloop2本未満の充電が可能なレベル、黄色は単3型eneloop2本分の充電が可能なレベル、緑色は単3型eneloop4本の充電が可能なレベルとなる。

 そして、太陽電池が発電している時にはそのLEDが点滅するため、発電が行なわれているかどうかも確認できる。また、充電用ソケットに対応した4個のLEDが用意されており、eneloop充電中には対応するLEDが赤色で点滅する。


eneloopの充電用ソケットはピラミッドの頂点部分の中に用意されている 各ソケットには単三型と単四型のeneloopをセットでき、最大4本を同時に充電可能だ

eneloopの充電用ソケット横には給電用のUSBコネクタが用意されている 給電用USBコネクタはピラミッドの頂点部分をずらせばアクセス可能となる ポータブルプレーヤーや携帯電話などUSBから充電できる周辺機器の充電も可能だ

本体右側面のボタンを押すと太陽マーク部分のLEDが点灯。LEDの色で内蔵リチウムイオンバッテリの充電レベルがわかる 【動画】太陽電池が発電中の場合、太陽マークのLEDが点滅する(WMV形式、約255KB) 【動画】eneloop充電時には、充電ソケットに対応する番号のLEDが点滅する(WMV形式、約231KB)

内蔵リチウムイオンバッテリの充電にはかなりの時間を要する

 では、内蔵のリチウムイオンバッテリを充電するにはどのぐらいの時間がかかるのか。12月中旬の快晴の日に、朝から夕方まで南向きのベランダの日当たりの良い場所に放置しておいたが、充電レベルを示すLEDの色は赤のまま。

 次の日も快晴だったため、もう1日放置しておいたが、それでもまだ赤のままだった。実は、内蔵のリチウムイオンバッテリをフル充電するには、秋の晴天下に設置した場合で約6日かかるとされている。つまり、太陽光線があまり強くないうえに日照時間の少ない冬場では、2日程度では到底フル充電は不可能というわけだ。


ベランダの日当たりのよい場所など、直射日光のあたる場所に設置して発電させる 直射日光がしっかり届く快晴状態で発電させるのが基本となる ガラス越しの直射日光でも発電可能なので、出窓など室内に置いても発電可能だ

薄曇りでも、このように日光が届く状態であれば充電可能 ここまで曇ってしまうと発電は不可能だった

フロアライトの傘にNC-SC1を置くと、ようやく発電可能だった
 そこで、本来の使い方からは離れるが、室内の灯を利用して充電できるか試してみた。30型蛍光灯1本を内蔵する小型シーリングライト、調光タイプの100W型ペンダントライト、60Wのミニクリプトンライト、60Wの白熱電球で試してみたところ、このうちシーリングライトでは太陽電池をいくら密着させても発電できなかった。

 100W型のペンダントライトや60Wのミニクリプトンライト、白熱電球では、電球から10cmほどの距離まで近づけて、ようやく発電できた。太陽光を使って検証した結果から予想されたこととはいえ、やはり照明器具での発電は難しいようだ。

 なかなか晴れ間が見えなかったので、太陽光での2日間充電に加え、60Wの白熱電球で12時間ほど充電してみたが、それでもまだ充電レベルのLEDは赤のままだった。その状態で、単3型eneloopを2本充電してみたところ、2本ともフル充電できた。eneloop2本の充電にかかった時間は、約2時間25分。eneloop用の急速充電器を利用した場合とほぼ同じスピードである。さらに2本充電してみようとしたが、数分でリチウムイオンバッテリの容量が切れ、ほとんど充電できなかった。残量の目安はかなり正確なようだ。

 いずれにしても、太陽光を利用しても内蔵リチウムイオンバッテリをフル充電するのに6日以上かかる(夏場は4〜5日程度でOKかもしれないが)ことを考えると、毎日発電、毎日充電と、AC電源を使った充電器のように、日常的に使うのは難しそうだ。

 そういった意味で、AC電源で内蔵リチウムイオンバッテリを充電できるようになっていれば、太陽の都合にかかわらず使えて便利なのに、とも思うが、この製品はあくまでも「太陽から発電する」ということに重きを置いた製品コンセプトであるため、この点は意見が分かれるところだろう。

 もちろん、非常時に利用する充電器として考えれば、電源なしで充電できるという意味で、これほどうれしい製品はない。しかも、eneloopは自己放電が少なく充電して長期間保存も可能。充電池とセットで用意しておけば、いざという時の電池対策は万全だ。

 とにもかくにも、内蔵リチウムイオン電池を、早く春の陽気で満タンにしたいものだ。






URL
  三洋電機株式会社
  http://www.sanyo.co.jp/
  製品情報
  http://www.sanyo.co.jp/eneloop/universe/charger.html
  ニュースリリース
  http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0610news-j/1031-1.html

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2006/12/26 00:01

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