目覚めは爽やかに全灯で、団らんは明るく昼光色の普段のあかりで、就寝前は落ち着いた電球色と、暮らしのシーンに合わせたあかりが演出できるパナソニックのLEDシーリングライト。そこに高品質な「サウンド」もプラスされた「AIR PANEL LED THE SOUND」をご存知だろうか。

パナソニック AIR PANEL LED THE SOUND「HH-XCC1288A」

スピーカー搭載LEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」はパナソニックのハイエンドモデルで、調光・調色機能に、直下を明るく照らす「センター光」と、上下左右に光を拡散させる「パネル光」の2種類の光で、より表情豊かなあかりを作り出す。スッキリとしたスクエアフォルムのイメージをそのままに、存在感を抑えたBluetooth®ステレオスピーカーが、コンパクトに搭載されている製品だ。

スピーカーは、専用に設計されたネオジウムマグネット採用のスピーカーユニットを搭載し、低音を豊かに再生するバスレフポートもユニット内に収めてある。あかりとともに、低域から高域までバランスの良いステレオサウンドが、降り注ぐように、包まれるように広がるという。

さっそく、～12畳用のAIR PANEL LED THE SOUND「HH-XCC1288A」を我が家に取り付け、使ってみた。

クリアでツヤのある音色
奥行きある立体的なステレオサウンドに包まれる

天井から高音質なサウンドが降り注ぎ、部屋全体に広がる

まず、スマホとAIR PANEL LED THE SOUNDをBluetooth®で接続。すでに聴き込んでいるスマホのミュージックライブラリーからクラシック、ロック、ジャズに演歌を含むポップスを再生した。音量は、接続側の機器で調節する。

驚いたのは、その高品質なサウンドだ。ジャンルに関わらず、ピアニッシモからフォルテッシモまで、高域から低域まで、艶やかに部屋中へ響き渡るからだ。サウンドは粒立つようにクリアで、奥行きと透明感があり、身体を包み込むようで心地良い。イヤホンや小型Bluetooth®スピーカーで聴き慣れていたものとは別物に思えるほど。音量を上げて長時間聴いていても疲れず、音楽に心酔して身をゆだねてしまった。

次に、付属のワイヤレス送信機(※)をテレビに繋いで聴いてみた。サウンドはテレビに内蔵されているスピーカーよりも断然音質が良く感じられる。ステレオ感がより広がり、番組に出演している人の声やドラマの台詞などが明瞭で、とにかく聴き取りやすい。テレビから離れた部屋の隅に居てもよく聞こえるので、音量を下げても快適に試聴できる。最初はテレビの音が天井方向から響くことに戸惑ったものの、包まれるようなサウンドに魅了され、違和感なく楽しめるようになった。

テレビのヘッドフォン端子音声を取り込み、Bluetooth®で本機に伝送する

もちろん、映像と音声はピタリと合っている。それもそのはず、付属するワイヤレス送信機(※)は、Bluetooth®で音声を伝送する際のコーデック(圧縮)として、高音質/低遅延化を進めた「Qualcomm aptX Low Latency」に対応しているからだ。映画やゲームもストレスなく臨場感たっぷりに、迫力あるサウンドが堪能できる。

テレビよりもいい音！ 音声が映像にピタリと合い、迫力の臨場感あるサウンドが広がる

※ HH-XCC1288A、0888Aのみワイヤレス送信機が同梱されています

「あかリモ」専用アプリで
自分の生活や目的に合ったあかりをカスタマイズ

サウンドをより魅力的に演出するAIR PANEL LED THE SOUNDは、部屋のあかりもドラマチックに演出する。

AIR PANEL LED THE SOUNDのシーリングライト部は、パナソニックのフラッグシップモデルらしく、直射光(センター光)と間接光(パネル光)を組み合わせた、表情豊かなあかりを演出できるのが特長的だ。付属のリモコンには5つの点灯用ボタンがあり、「①勉強」「②くつろぎ」「③シアター」「④だんらん」「⑤常夜灯」と、5つのシーンが初めからプリセットされている。プリセットされているあかりや専用アプリ「あかリモ」などの詳細はこちらのレビュー記事を参照いただきたい。

付属のリモコンにプリセットされているあかりは、専用アプリの「あかリモ」で確認できる。「あかリモ」で設定したシーンはリモコンの番号ボタンに反映される

それらのあかりは自在に変更可能。スマホに専用アプリの「あかリモ」をインストールして、AIR PANEL LED THE SOUNDと付属のリモコンを登録すれば、細かなマニュアル操作はもちろん、自分の生活スタイルやシーンに合わせた5つのパターンのあかりの設定・登録ができる。家族のスマホにアプリを入れれば、それぞれが操作できる。

特長的なのは、アプリで設定・登録したあかりのパターンが、付属のリモコンのボタンに反映される点だ。操作のたびにいちいち「あかリモ」を立ち上げなくても、設定・登録したシーンのあかりが、ボタン1つで切り替えられるのはとても便利だ。

ここからは、我が家流に設定・登録した5パターンのあかりを紹介しよう。

自分の生活スタイルや用途にあったシーンを編集した

【ボタン①】 昼間用のあかり

外光に合わせた白い光と明るさに調節した、センター光とパネル光のあかりだ。日中に部屋で過ごしたり、早朝や曇天の日にもちょうどいい。色の見え方を表す演色評価数がRa83の高演色な光は、窓から入る自然光とも相性が良い。

【ボタン②】 だんらんの時間のあかり

明るさをやや抑え気味に調整した2枚のパネル光が電球色で点灯し、部屋全体を柔らかく照らす。主に天井と壁面が明るくなるあかりは、床に寝転がって過ごしても眩しくなく快適。テレビをながら観したり、BGMを流して過ごす時間にちょうどいいあかりだ。

【ボタン③】 映画やドラマをじっくり鑑賞するあかり

パネル光の1枚のみが電球色で点灯し、テレビ側だけを照らし出すあかりは、映像にグッと集中しやい。テレビの音をAIR PANEL LED THE SOUNDで流せば、囁く台詞は明瞭に聴こえ、天井から降り注ぐ効果音も迫力満点。作品を目一杯堪能できる。

【ボタン④】 仕事用のあかり

PCディスプレイと壁面の明るさの差が少なくなるよう調光し、手持ちのデスクライトに光色を近づけた。長時間のデスクワークでディスプレイを見つづけていても、目が疲れにくく、集中力が途切れにくい。静かに音楽を流しながら作業ができる点も気に入っている。

【ボタン⑤】 くつろぎのあかり

手持ちの複数のスタンドをメインに使った間接照明時に、手元用のあかりとしてAIR PANEL LED THE SOUNDのパネル光をプラス。お気に入りの音楽に耳を傾けたり、就寝前のリラックスして過ごす時間に活用している。

「⑤くつろぎ」へ設定したあかり。他の照明器具をメインにした間接光に、手元の明るさを補うためセンター光で微調整した

自分の生活スタイルやシーンにあかりを調整するのは簡単だった。というのも、編集したい任意のシーンを1つ選択して、あかりをリアルタイムに確認しながら進められるからだ。もしわからなくなっても編集するシーン毎に、編集前のプリセット状態に戻せるので、楽しみながら、積極的なあかりのデザインができるだろう。

楽しく、より心地良い住空間を演出するLEDシーリングライト

スピーカーと一体化されたシーリングライトだから、重くて取り付けられないのではないかと心配する方もいらっしゃるだろう。ところが質量は4.9kgで、スピーカーの付いていないものと大差ない。天井に配線器具のローゼットや引掛けシーリングがあり、壁スイッチが揃っていれば工事は不要。スピーカーの電源はもちろん、設置やケーブルなどの配線作業も要らず、スッキリ取り付けられる。

スピーカー付きでもスッキリ。点けても消しても表情豊かなスクエアタイプのデザイン

生活リズムに合わせて自動であかりのシーンが切り替わる「おまかせタイマー」も搭載

3週間使い続けて感じるのは、起床から就寝まで、外光や暮らしに合わせてダイナミックなあかりの照らしわけができる便利さだけにとどまらない。なんと言ってもスピーカーの音質が抜群に良く、聴き慣れた音楽さえも新鮮に、テレビを繋げば部屋が迫力のあるシアターに様変わりするのが楽しい。光と音に包まれる心地良さを1台で実現してくれるのが、AIR PANEL LED THE SOUNDの大きな魅力だろう。

まもなくボーナスやクリスマス、さらに新しい年を迎えるシーズンが到来する。AIR PANEL LED THE SOUNDは、部屋のあかりをより魅力的なものに変えたい方はもちろん、好きな音楽をより良い音で気軽に楽しみたいと考えている方たちにうってつけのシーリングライトだ。暮らしを変える一つの手段としてオススメしたい。


AIR PANEL LED THE SOUNDは、Bluetooth®ワイヤレス送信機(HK8900)を付属したもの2機種と、付属していない2機種が用意されている。設置する部屋の広さ(12畳・8畳)と用途に応じて、合計4種類から選べる。

ワイヤレス送信機付き

ワイヤレス送信機なし

(Reported by 藤原大蔵)

関連リンク

■ スピーカー搭載LEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」

■ AIR PANEL LED THE SOUND HH-XCC1288A

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