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「MIRAI REMOCON」が、スマートホーム向けリモコンの覇権を握る!?
学習機能なし、センサーなし……なのに人気のリモコンユニットを試してみた
提供:TEPCO i-フロンティアズ
2019/03/29
いよいよ新年度、新生活。まだ住み慣れないアパートやマンションながら、これをどうやって快適な自分好みの部屋にするか、と悩むのもまた楽しいのでは? そして、マイルームをできればスマート化したい! と思っている人もいるはずだ。そんなときに役に立つのが赤外線リモコンユニット。既存の家電を簡単にスマート家電にできるもの……なのだけれど、どれも似たり寄ったりで選びにくい、なんて感じたりはしないだろうか。
そこでおすすめしたいのが、2019年1月から販売されている「MIRAI REMOCON」(実売価格7,538円)。正直に言えば、他の赤外線リモコンユニットによくある学習機能はないし、温湿度センサーも、照度センサーもない。一見すると機能が少なそうに思えるアイテム。ところが実際に使ってみると、実用度、将来性ともにトップクラスと言っても差し支えない出来だ。さっそくその秘密を探ってみよう。
赤外線リモコンユニットってどういうもの?
ところで「赤外線リモコンユニット」とはどういうものなのか、あらためて簡単におさらいしておきたい。
世の中は、家や家電を賢くするスマートホームに向けて着々と進んでいる。単純なところでいえば、室温に応じてエアコンの設定温度を自動で変えたり、時間帯や明るさに応じてカーテン・ブラインドの開閉を自動化したり、といったことができるもの。もっと高度なものだと、監視カメラの映像を元に、危険が近づいていると判断したらシャッターを閉めるようなシステムも考えられている。
とはいえ、現在のところ家電や住宅設備単体でスマートホーム向けの機能を持つものはまだまだ少ないのが実情。スマートホーム製品はだいたいが高額で、気軽に導入しにくいのも課題と言える。これから新築戸建住宅を最新設備で注文するならまだしも、既存のアパート・マンションだとスマートな家電・住設が整っているのはまれだ。
しかし、従来型の赤外線リモコンで操作可能な家電製品は以前から販売され、それこそ無数にある。テレビをはじめ、エアコン、照明、扇風機などが思いつくだろう。壁面スイッチを赤外線対応にしている家庭もありそうだ。つまり、これらをまとめて制御できる赤外線リモコンユニットがあれば、多くの家で今すぐ、簡単にスマートホーム化を目指せる。そんなわけで、さまざまなメーカーが今、ある意味「スマートホーム市場の覇権」を握ろうと、赤外線リモコンユニットの開発にしのぎを削っている。
激しい競争が繰り広げられている赤外線リモコンユニット市場に、突如現れた「MIRAI REMOCON」。一体どんな特長を持つ製品なのだろうか。
親機&子機の2台構成で、煩わしい設定はほぼゼロ
一般的な赤外線リモコンユニットは、ユニット単体で赤外線信号を発信して家電を操作し、同時にクラウド連携のためにネットワーク(インターネット)接続もするなど、複数の役割を担う。1台だけ設置すればいいので、機器構成としてはシンプルではある。けれども、ネット接続のためにどうしてもWi-Fi接続やLANケーブルを使った有線接続のどちらかが必要だ。
前者だとWi-Fi設定の手間がかかり、人によっては大きな負担になる。後者はLANケーブルの届く範囲内にしか設置できず、最適な場所にリモコンユニットを置けないことがあるのがネックだ。MIRAI REMOCONでは、この2つの問題を、親機と子機の2台構成にすることで解決した。さらにスマートフォンアプリ(Android/iOS:)を組み合わせることで、スマートフォンからの家電の操作を可能にしている。
親機は、スマートフォンと子機、クラウドとのデータの受け渡しをするハブみたいなもの。アプリで実行した家電に対する命令をクラウドに送って解釈し、適切な赤外線信号のデータを受け取って、そのデータをBluetoothで子機に送信するまでが親機の仕事となる。その後はデータを受け取った子機が実際の赤外線信号で発信して家電を制御する、という流れだ。
キューブ状の親機は、ルーターから伸ばしたLANケーブルを接続し、micro USBで電源供給すればそれだけで設置完了。通常はルーターの近くに置いておけばいいだろう。1A以上の電力を出力するUSBポートを備えるルーターなら、そこに接続して電源を取ってもいい。
一方、丸い子機は単4電池2本のみで動作する。電源コンセントの位置や配線を考える必要はないので、好きな場所に置いておける。できるだけ操作したい家電(の赤外線受光部)を見通せる場所を選んで設置したいところだが、MIRAI REMOCONの赤外線信号は強く、広範囲に届くので、正確に見通せていないように思える場所にあっても信号が届きやすい。
赤外線信号自体は子機の天面から発信しているそうなので、テーブルに無造作に置いたり、空いている穴にフックを掛けてぶら下げたりしてもいい。壁に穴を開けるのは御法度な賃貸物件でも、壁にねじ留め用の穴を開けることなく、壁掛けに近い形で使えるのはありがたいところだ。
超充実のデータベースで簡単家電登録。外からも操作OK
家電の手動操作に使うのは専用のスマートフォンアプリ。インストールした後、画面の指示に従って簡単な個人情報を入力してユーザー登録し、親機・子機の底面に記載されているコードを入力して機器登録も行う。
機器登録まではいいが、このMIRAI REMOCONには学習機能がない。どうやって自宅にある家電を操作できるようにするのか。実は、クラウド上に登録された膨大なデータベースを元にリストアップされるなかから選ぶのだ。しかも、ユーザーが登録に必要なステップは、家電製品の種類とメーカー、だいたい何年前に購入したものかを選択するだけ。その後、画面で指示されるとおりにボタンを押して家電が動作するかどうかを確認する。
なので、そもそも学習機能がなくても簡単に家電を登録できるのだ。MIRAI REMOCONを提供するのはTEPCO(東京電力)の関連会社。一般の家庭で使われている家電製品に関する詳細な情報を集めやすいこともあり、他ではまねのできない大量のリモコン学習データを揃えているそう。学習機能を備えていないのは、万が一のことがあると火災につながりかねないヒーター類のリモート操作を防ぐことも理由の1つだとしているが、十分なデータを持っているという自信の表れでもあるのかもしれない。
試しにテレビとエアコンを登録してみた。筆者宅のテレビはソニーの「ブラビア KJ-55X8500E」。だが、こんな型番は覚えておく必要はまったくない。すでに説明したとおり、「テレビ」→「ソニー」→「最近~2年位前」と選択していき、「1」の数字が書かれたボタンを押すとテレビの電源がオン。最後に「動いた」ボタンを押してあっさり完了となった。
次はエアコンのダイキン「うるさら7 AN36PRS-W」。もちろんこちらも「うるさら7」やら型番やらを覚えておく必要はない(実際、筆者は忘れていた)。「エアコン」→「ダイキン」→「3~5年位前」と選び、「2」ボタンのタップで反応した。以降は、アプリ内に登録されたアイコンからリモコン画面にアクセスし、ボタンで家電を操作できる。もしくは各ボタンへのショートカットを登録しておき、より素早く操作することも可能だ。
テレビやエアコン以外にも、レコーダー、ロボット掃除機、加湿器、電動雨戸、プロジェクター、カーテンなどなど、多彩な機器を登録可能だ。家電に対する操作はすべていったんクラウドを介しているものの、アプリ上のボタン操作からゼロコンマ数秒のレスポンスでサクサク家電が動いてくれるので、ストレスはない。
家電を決まった時刻に動作させるタイマー機能もある。例えばエアコンだと、指定の時刻に冷房・暖房を何℃に設定するかをタイマー登録可能だ。古いエアコンでも就寝後に自動でオフにし、起床前に自動でオンにすることができ、朝の目覚まし代わりにテレビをつけたりと、さまざまな活用方法が考えられる。複数のタイマーを設定して、複数の家電を連続的に操作するのもOKだ。
また、アプリを使って外出先から自宅の家電を操作することも可能。出勤時の朝は涼しいくらいだったのに、昼間は日射しが強くて予想以上に暑くなった、なんて日には、外出先から自宅の冷房をオンに。帰宅する頃には快適な室内空間になっているはずだ。熱溜まりのできやすい部屋なら、扇風機やサーキュレーターをリモートからオンにして、空気を循環させるのもいい。
4月から一人暮らしを始める社会人は、留守中に空き巣などに狙われるのも心配かもしれない。また、ストーカー対策を考える女性も多いだろう。そういう人には、このタイマー機能が便利だ。一定の時刻になったら自動で照明をつけたり消したりするのも、空き巣やストーカー対策などの防犯面では効果的。あるいはリモートから気まぐれでオンオフしてもいいかもしれない。
スマートスピーカーで自在に音声コントロール
MIRAI REMOCONによる家電の操作は、Google HomeシリーズやAmazon Echoシリーズのようなスマートスピーカー経由でも行える。アプリ操作は、スマートフォンをまさに今手に持っている状態なら素早く使えるけれど、スマートフォンから離れたところにいるときは、いちいちアプリを起動して操作するのは普通のリモコンより面倒だ。そこでスマートスピーカーによる音声操作の出番というわけ。
家電をスマートスピーカーで操作できるようにするには、少し準備が必要だ。Google HomeとAmazon Echoそれぞれの設定方法を以下で説明しているので、参考にしてほしい。
Google Homeでの設定方法
Amazon Echoでの設定方法
音声で家電を操作できるようにすると、普通のリモコンやアプリではできない使い方が可能になる。例えば朝の起床時、部屋が冷え込んでいてなかなか布団から出られなくても、音声操作でエアコンの暖房を入れて部屋を暖めることができる。ものぐさな人にもぴったりだ。
キッチンで料理していて手が離せない(スマートフォンや家電を手で操作すると汚れてしまう)ときでも、キッチンやその周辺の照明をオンにして明るくしたり、換気扇を回して排気したりできる。テレビの電源を入れてザッピングしつつ、番組を横目で見ながら料理するのも楽しい。
ソファに座ってくつろいでしまうと、単純に立ち上がるのがおっくうになるときもあるだろう。そんな風にどっしり座った状態でも声だけでシーリングファンを回し、カーテンを閉じて、照明を明るくする……といったさまざまな家電操作が可能となる。スマートスピーカーを音楽やネットニュースの再生くらいにしか使っていなかった人でも、自然とその使い道を広げることにつながるはずだ。
複数の子機で部屋ごとにカスタマイズ可能
個人的にMIRAI REMOCONの最大の特長ではないかと思っているのが、複数の子機を扱えること。親機は1台のまま、子機を部屋の数だけ増やして、それぞれで赤外線信号を発信させたりできる。
従来の一般的な赤外線リモコンユニットは1台構成が基本。広い家だったり、赤外線信号の届きにくい場所に家電があったりすると1台ではカバーしきれないので、2台目、3台目と買い足す必要があった。コストアップもさることながら、追加するたびにWi-Fiなどネットワーク関連の設定の手間が発生するのが問題だった。
MIRAI REMOCONなら、比較的安価な子機のみ増やすことで制御できる範囲を広げられる。最初のほうで説明したとおり、子機において必要な準備は電池を入れて好きな場所に置くだけ。寝室や子ども部屋のほか、玄関、浴室付近などに置いておけば、家中のあらゆる家電を制御できるようになるだろう。
また、子機を増やせることについてはもう1つ重要なポイントがある。複数台にすることで、同じメーカーの同じ家電があるときでも、きちんと個別に制御できるようになるのだ。例えば同一メーカー、同一ブランドのエアコンが2つの部屋に1台ずつあったとする。その場合、赤外線リモコンユニットの位置によっては両方のエアコンに同じ信号が届いてしまう可能性がある。両方に対して同時に、まったく同じ操作をしたくなるケースがないとは言えないけれど、どちらかというと個別に操作したいことのほうが多いだろう。
その点、子機を複数台追加できるMIRAI REMOCONなら、部屋ごとに(他の部屋に影響を与えないように)設置することで、きっちり1部屋ずつ家電の操作が可能になるというわけ。アプリ上でも子機ごとに家電を登録するしくみになっているため、明確に家電1台1台を区別して制御できるのだ。
データは全部クラウドで処理。それが意味するものとは
冒頭で紹介したように、MIRAI REMOCONは他の赤外線リモコンユニットにあるようなセンサー類は一切搭載していない。あるのは赤外線信号を発信する機能と、それに必要なデータをもつクラウドとの通信機能だけ。これだと、例えば「一定以上の室温になったらエアコンを稼働させて冷やす」といったような自動化は不可能に思える。スマートホーム向けのデバイスとしてはちょっと物足りない……と思う人もいるかもしれない。
ただ、MIRAI REMOCONはクラウドを通じて家電操作に関する処理を行っており、それと同時にユーザーの操作内容もある程度把握しているはずだ。「エアコンの温度設定を○℃から△℃に変更した」といった操作を分析できれば、そのユーザーにとって最も快適なエアコン設定がわかるだろう。こうしたビッグデータを元に家電を自動操作する、というような処理も将来的には十分に考えられる。
難しい設定なしに導入でき、簡単に使えて、スマートスピーカーとの連携もカバーしているMIRAI REMOCON。機能はシンプルながら、それが万人向けの使い勝手の良さと、将来性の高さにもつながっている。赤外線リモコンユニットは、実際に試してみないと自分の部屋や使っている家電、目的に合うかどうかわからないものではある。けれど、できるだけ面倒な手間をかけずにスマートホーム化による“おいしいところ”をすぐに体感したいなら、MIRAI REMOCONは選ぶ価値アリだ。