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「クワイエ VC-P100X」メタリックグリーン(左)、メタリックシルバー(右)
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東芝ホームアプライアンス株式会社は、紙パック式としては「業界No.1」の低騒音の掃除機「クワイエ VC-P100X」を、9月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後。
低騒音が特徴の掃除機「クワイエ」シリーズで初めて紙パックを採用した、吸込仕事率450Wの掃除機。低騒音を実現するため、吸音材と吸音カバーで排気音を低減する「排気音吸収バイパス」、運転音と振動を抑える「ハイバランス静振モーター」、モーターを覆い、さらにサスペンションで振動を吸収する「モーターショックアブソーバー」の3つの技術を取り入れた。これにより、運転音は紙パック式掃除機では「業界No.1」という53dBとなった。なお、同時に発表されたサイクロン式「クワイエ VC-2000X」の運転音は49dBとなっている。
紙パック式掃除機では、パック内にゴミが溜まった際に吸引力が落ちるという問題点があるが、本製品は吸引力を維持するため「長持ちルート」と「目詰まりクリアロボ」という2つの機構を採用。前者は本体内の風路を2つ設けることで、大きなゴミと小さな塵を分別して吸引力の低下を防ぐというもの。後者は本体スイッチを切る度にフィルターを振動し、フィルターに付着した塵を落として風路を確保する効果がある。なお、目詰まりクリアロボで落とされた塵は、送風機能によって紙パック内に送り戻される。
排気の清潔さにもこだわっており、「長持ちルート」と、ダニの死骸や花粉といったアレル物質、ウイルスなどを捕らえる「フラボノイドフィルター」により、0.3μm以上の微細塵を約99.9%キャッチする。さらに、本体内3カ所に設けた「トリプルゼオライト脱臭フィルター」による脱臭効果、排気を3カ所から分散して排出することで床のホコリの舞い上がりを抑える「トリプル分散排気」といった機能も採用する。同社ではこれらを合わせて「新・上質クリーン排気設計」としている。
このほか、紙パックのゴミがいっぱいになると、交換を電子音と光で催促するお知らせ機能も搭載。省エネ機能としては、自動で運転を制御し、消費電力を約20%削減する「エコ自動モード」も備えている。
本体サイズは250×353×220mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4.5kg。消費電力は1,000W。集塵容量は1.5L。本体カラーはメタリックシルバーとメタリックグリーン。
■URL
東芝ホームアプライアンス株式会社
http://www.toshiba.co.jp/tha/
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http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/cleaner.htm
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( 本誌:正藤 慶一 )
2008/08/12 00:03
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