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リアルプロ EP-MA50
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パナソニック(松下電器産業株式会社)は、座った人の体型によって揉み加減が自動調節されるマッサージチェア「リアルプロ EP-MA50」を8月1日より発売する。メーカー希望小売価格はオープンプライス。実売予想価格は400,000円前後。
同社によると、従来のマッサージチェアは、定められたプログラムに従ってマッサージが行なわれるため体型や座り方などによって、身体にかかる圧力にばらつきがあったという。EP-MA50はセンシング技術と高度なコンピューター制御によってその人の体型や座り方、背中のカーブなどを判断し、もみ方が調整されるため座った人の体型にかかわらず一定の圧力を加えることができるとしている。
体型の情報は、新たに搭載された「もみ圧ジャストセンサー」によって算出される。本体内部のもみ玉が受ける圧力を基にセンサーが得た情報は、高速コンピューター「PFCエンジン」で演算処理され、体型に合わせたもみ玉の位置、突出量、速度などが制御される。これは、PFCエンジンの演算処理能力が従来機種の約6倍、動作処理が従来機種の230倍に向上したため、実現した技術だという。PFCエンジンからの動作指示は、もみ玉を動かす3つのモーターを同時に制御する「3次元駆動メカ」と、モーターを1/24回転で細かく制御する「高速PID制御」によって調整され、最適なもみ加減を実現するという。
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もみ圧ジャストセンサーの機構について
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自動コースでは「骨盤コース」を新たに搭載した。本体の背もたれ部分と、座面に内臓された4つのエアバッグで身体をひねったり、そらしたりするように動かすことで骨盤まわりの筋肉の緊張をほぐす効果があるという。
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骨盤コースを行なう、背もたれと座面に配置されたエアバッグ
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従来機種からは直径10mmの範囲を1回転1秒の早さで揉む「揉捏ほぐしもみ」、エアバッグによる「全身マッサージ」、ユーザーの好みの動作を記録できるお気に入りコースなどの機能が継承されている。
本体サイズは820×1260×1170mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約74kg。消費電力は115Wで、1日30分毎日使用した場合の1カ月の電気代は約38円。本体カラーはホワイトアイボリーとダークブラウンの2色。
骨盤コースと、腕部分のマッサージが一部省略されたEP-MA40も同時発売される。メーカー希望小売価格はオープンプライス。実売予想価格は300,000円前後。本体サイズは780×1260×1170mm(同)で、重量は約68kg。本体カラーはダークブラウン。
■URL
パナソニック(松下電器産業株式会社)
http://panasonic.co.jp/
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( 本誌:阿部 夏子 )
2008/07/02 16:42
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