三洋電機株式会社は6日、同社がエアコンや洗濯機など、白物家電事業を売却するという一部報道を受け、ホームページにて「あらゆる可能性を検討しておりますが、売却を検討している事実はありません」というコメントを発表した。
一部報道では、三洋電機の製品配送を担当する子会社「三洋電機ロジティクス」の売却も検討しているとあったが、これについても「検討している事実はありません」と否定した。
三洋電機の2006年度の純損失は453億円で、前年度の2,056億円からは回復傾向にあるものの、依然赤字が続いている。白物家電部門の売上高では、エアコン、冷蔵庫が前年を下回る数値を見せる一方で、洗濯機は「AQUA」のヒットにより好調。エアコンも海外事業に限れば伸長している。
なお、5月28日に行なわれた決算説明会では、佐野精一郎社長が「2008年度からの方針を、9月末までにまとめる」と発言している
■URL
三洋電機株式会社
http://www.sanyo.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0709news-j/0906-1.html
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( 本誌:正藤 慶一 )
2007/09/06 18:22
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